今年もまたスポーツ大学
昨日は、今年初のスポーツ大学に参加してきた。
スポーツ大学というのは、夕方1時間半の講義・実技があり、参加すると健康運動指導士の単位がもらえたりするんである。
わたしは健康運動指導士だが、この資格は5年ごとに更新があって、5年のあいだに必要な単位をとっておかなければ、資格喪失してしまうのである。
どーも、厚労省の誰かが、この事業で儲けているようなのだが、とはいえ、いまはこれがなければ、運動指導的な仕事は出来ない。
この日は、通院もあってしんどかったが、実技の単位がいまのところ足らないので、受講しなければならないはめになった。
実技…かんべんしてくれー。
最近、運動をぜんぜんしていないので、ちょっと動くだけでも、身体がぐったりしてしまう。
実技は、たいていの場合、「二人一組になって」と指導されるので、これがまた嫌である。
見知らぬ人と、身体を触れ合って、なにかをしなければならない。
ほんとーに、しんどい。
でも、今回あたった人は、運動指導を日ごろからしている感じの女性で(なかには保健師などもけっこういる)、照れ照れしない人なのでよかった。
こういうのは、えへっとかおほほといった恥ずかしがりの態度で臨むと、習得出来るものも出来なくなる。
隣にいた二人組は、男女ペアになっていて、男性の方が卑屈になっていて、見ていてうんざりした。
「女は女同士の方がええやろ?」などと女性に向かって言っている。
だからって、ほかに代わりがお互いいるわけではないのに。
女性の方は、運動指導者らしく、背筋をピンと伸ばして、凛として返事をしなかった。
わたしは、この男性は、ふだんなにをやっている人なのだろう、スポーツ大学に来た目的はなんなのだろうと考えた。
運動指導するのに、男だの女だの言っていられない。
どの人にも、平等に接するのが鉄則である。
したがって、思うに、この男性はふだん運動指導をしている人ではないなと感じたのだが、子どもかなんかのスポーツを見てあげている人だろうか。
その人は、実技をしながらも、「こんなん、適当でええねんな!」とか照れ隠しの独り言を言うのであった。
あ~~うざい。
みんなが、仕事に役立てようと真面目にやっているのに、オマエも大人になれよ。
わたしは、実技でギャロップなんかをやりながら、どうにか1時間半を終えた。
これから数ヶ月にわたって、今年は13単位取る予定である。
役にたつかどうかもわからない資格だが、これを落としたら、わたしの13年間やってきた仕事の蓄積が無駄になってしまう。
がんばらねば。