拒食症を改めて考察する。
かねてから疑問に思っていたのだが、わたしは本当に「拒食症」だったのだろうか??
今さらながら、拒食症の診断基準を読むと、どうも自分にあてはまらない気がするのである。
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①年齢と身長に対する正常体重の最低限、またはそれ以上を維持することの拒否。 (例:期待される体重の80%以下の体重が続くような体重減少。)
②体重が不足している場合でも、体重が増えること、または肥満することに対する強い恐怖。
③自分の体の重さまたは体形を感じる感じ方の障害。
④女性の場合は、無月経、つまり月経周期が連続して少なくとも3回欠如する。
(一部略)
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①については、確かに理想体重の80%を大幅に下回っていたので多少当てはまるかも知れないが、②~④については、わたしは全然該当しなかった。
医師からは、「普通の拒食症とはまったく違いますよ」と言われていたが、じゃあ何だったのだろう。
拒食症になる過程別では、ダイエット型発症群の他に心身症型発症群というのがあるらしいが、分類するとすればわたしはこちらだと思う。
心身のストレスにより食欲低下状態を引き起こすものだそうだが、「ダイエット型発症群よりも体重や体型へのこだわりが少ないものの、強烈な満腹感や自己嫌悪、体重増加を恐れ、嘔吐あるいは下剤乱用による浄化行動が少なくない」とのことである。
だが…、体重37kg当時、べつにわたしは体重増加を恐れていなかったし、嘔吐・下剤なんてまったく別世界のことであった。
決して太りたくないのではなくて、ほんとに何も口に入らなかったのである。
そういう意味では、162cm・43kgのいまの方が、むしろ拒食症に近いんじゃないかと思うくらいだ。
なんだかんだ言って、ダイエッターウォッチングやグルメブログ巡りをしているし、理想体重57.5kgになるなんてとんでもない!!と思っている。
しかし、拒食症の患者って病識がないのが特徴みたいなので、自分で「拒食症じゃない」とか「拒食症だと思う」とか言っても、信憑性がないってものなのだろうな。
医師の診断がすべてだろう。
わたしは、いまだに前の自分が何だったのか、いまの自分は拒食症ではないと本当にいえるのか、はっきりとはわからない。
で、昨日からの話の続きだが、今日やっと晩ごはんで夢の馬鹿食いを実現してみたら、
・ごはん1杯
・エビフライ2匹
・白和え2杯
・キャベツちょっと
・たくあん1切れ
であえなく惨敗してしまった。
「やっぱり拒食症だ」と言われそうだが、わたしの胃は本当に、もともとこの程度の情けなさなのである。
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