生と死の境目

大阪では、あちこちで桜が満開だ。
この写真は、入院先の病院で撮ったもの。
あまりに満開すぎて、ちょっと迫力に圧倒されてしまう。
先日から、チャット知り合いが数人死んだ。
この季節は、ほんとうに多くの精神疾患者が具合を悪くするのだ。
桜の花びらが、すっ…と舞っていったりするのが、よくないのかも知れない。
季節の変わり目でも、なぜ春がもっともみんなの体調を崩すのか、わたしにはわからない。
冷酷というわけではないが、亡くなった人々は、わたしにとってそう親しい人々でもなかったので、こころで合掌して、彼女らの冥福をお祈りした。
そして、死とはなんて身近にあるものだろうと思った。
誰もが言ってるんだろうが、生と死なんて、どれだけの差があるんだろう。
死を迎える運命の人は、大した抵抗もできないまま、やがてつと消えていく花びらになるのだ。
わたしも死ぬときは、ふと気がついたら消えていたみたいな死に方がしたい。
修羅場はあったとしても、それを他人に気づかせたくはない。
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退院ばんざい!!

朝、入院先から電話があり、「担当医Kっちは、午後からいなくなります」とのこと。
Kっちの診察なしでは、外泊も退院もできないわたしなので、大急ぎで病院に戻る。
着くと、Kっちはすぐに診察してくれた。
「んで、どうするねん?」
「はい、今日外泊して明日退院したいです」
「今日、退院やったらあかんの?」
「(もちろん!)今日でもいいです!!」
――そういうわけで、今日、晴れやかに退院となったのである。
嬉しい〜〜〜〜。
あの、束縛された老人病棟で、わたしはもう、1時間だって1人でいたくなかったのだ。
ところで、「今日お風呂の日やけど、入っていく?」と看護師さんに誘われ、わたしはつい「えっと…、鬱になってからお風呂あんまり入れなくて…」と告白してしまった。
「何日くらい?」
「今回は1週間ですよね…。先月は1回くらい」
それで、さすがの老人病棟の看護師さんもげーーっとなったのである。
「女の子なんだから、お風呂入らなきゃね?」
なかには、療養病棟の大浴場に入れるよう手配してあげる、という看護師さんもいた。
あれ…、1週間ってそんなにすごいですか。
精神病院で、「げーー!風呂に入ってください!」と言われるとすれば、一般だといったいどんな反応が返ってくるのだろう。
ともかく、ホームレスな臭いにならないよう、気をつけたいと思います。
一応、かかとに角質とかできないよう、気を配ってるんですよ、これでも。
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病棟のお風呂

明日は、病院にいったん帰らなければなりません。
退院するにしても、主治医Kっちの診断が必要だからです。
で、万が一のことを考えて、今日は風呂に入った方がいいんだろうなー…と思いながら、果たせない自分がいます。
ちなみに、写真は、老人病棟内の風呂の入り口。
これ、入る気します?
療養病棟の方には、立派な大浴場があって、わたしは入院中はそこに入るのが楽しみの一つでした。
でも、老人病棟の浴場には、一回入ったきりで、もうヤダっていう気分です。
…オムツつけてる人いるしね…。
そんなわけで、悩みながらも、今日はマンションで風呂に入らなければなりません。
でも、でも…。鬱病患者にとって、すごーくしんどい作業なんです。これが。
何度も言い添えておくと、わたしは病気にかかるまえは、風呂好きで毎日下手すると4時間くらい入ってました。
それが、こんなになるんだから、脳みそ、やっぱどうにかなっています。
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退院の不安

老人病棟から逃げてきて、いったんマンションに戻っているわけですが、意外とシンドイ…。
やっぱり、入院は必要だなと、客観的には思います。
地面を歩きたくないのです、床を這いたいのです。
朝はしんどくて4回も寝なおししてしまいました。ぐったりです。
ごはんは当然つくれません。
このまま、無理やり退院して、ほんとうに生活できるんだろうか。…
担当医Kっちの、「まだ完全じゃないし、入院しといた方がいいけどな」という言葉に、わたしも異論はありません。
ほんとうは、わたしにはもっと療養が必要です。
でも、あの老人病棟の独特の雰囲気は、どう解決すればいいのでしょうか?
「もういやだ、一日だっていたくない!」
と思う一瞬が、あそこには日に何度もあるのです。
まったくの四面楚歌です。
どうしようもありません。
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診察遅いっ!

老人病棟があまりにしんどいので、退院前提に担当医Kっちの診察を受けようとしています。
ここでは、担当医の診察なく外泊は出来ないからです。
わたしは、外泊してそのまま退院に持ち込もうと企んでいます。
こんなところにいたら、余計ストレスがたまってしまう。
それでもあんまり暇なので、お昼恒例の館内ウォーキングにも参加してきました。
ZARDの「負けないで」を聞きながら…。
わたしはとっくに、ここの生活に負けているというのに。
その後は、ずーっと漢字パズル。
こんなことしかすることないのよね。
でも、入院当初、 悪魔のぼったくり雑誌「女性自身」さえ読めなかったことを考えると、上達です。
…で、朝からずっと待ってんのに、Kっちの診察は午後6時か7時になるそうです。
いつまで、漢字パズルやらせる気なのよ!
また一日が、病院で過ごすことになってしまう。
しんどいんだから、はやく診察こーーい!!
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この明かりの下で

この老人病棟は、看護師よりヘルパーが多いという監視型施設なので、夜の巡回もすみやかに行うべく、明るい照明がつけられている。
…が、なんだこの明るさは?60Wはあるように感じるぞ。
なんか病棟の端々に、こういう変なものがあって、わたしは気分が悪い。
早く帰りたいよ〜と願うのは、こんなときである。
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一時外出

あんまり老人病棟がきついので、わたしはついに、昨夜、看護師さんに訴えた。
「もうしんどい。出ていきたい」
朝から晩まで、ひとりぼっち…。これなら、家にいてチャットでもしている方がましだ。
「でも、いまからじゃ、帰れないしねえ」
と看護師さんは言った。
そして、間が悪いことに、今日木曜日は担当医Kっちの休日だったのだ。
担当医の許可なしで、退院を決めることは、もちろん出来ない。
わたしは、じゃあ明日一日、外出しますと言った。
そしていま、マンションに戻ってきている。
外の世界は、少し離れていただけで、懐かしく新鮮だ。
床のしみさえ、いとおしく感じる。
――昨日、外を歩いていたら、偶然、走ってくる同居人キャプテンに会った。
向こうはバスを乗ろうとして急いでいたので、「元気?」「いやあんまり…」くらいしか話せなかった。
わたしたちは、病気が治ったら、もう一度やり直そうと、また夢みたいなことを言っている。
でも、キャプテンの病気が治るのは、たぶん1年以上あとのことだ。
ほんとうに、それが実現するのは、夢のような話じゃないかと思う。
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孤独な病棟

なんにもする気が起きない。
わたしは、この老人病棟で孤立している。話す相手はいない。
だんだん我慢出来なくなってきた。
テレビや雑誌もいまは駄目だ。遠出も出来ない。
することがなくて、気が狂いそう。
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キャプテンとお別れ

辛いけれど、同居人キャプテンから別れを告げられた。
事は複雑だが、要するに一昨日の診察日に、母を巻き込んでの論争になったのだ。
母はつい先日まで、「マンションにキャプテンを一人で住まわせるわけにはいかない」と言っていたくせに、「わたし、そんなこと言わないわよ」と、のうのうと嘘をつくので、わたしは逆上した。
横で見ていたキャプテンはあきらめ顔だ。やつはバカじゃない。親子二人で言い合っていたことなんか、すぐわかっただろう。
その後、キャプテンは次に住むところが見つかるまで、荷物だけ置かせてと、前日、母がこうしたらいいとわたしに提案したフレーズそのものを言った。
病院の待合室で、わたしを除いた二人が話し合っていたが、そこで取り交わされた会話の一部だろう。母親め!
結局、事は母親の思い通りになったのだ。
なんだか気に入らない居候を巧みに操り、婚約を解消させた。
たとえ二人であっても、そういう結果は出たかも知れないが、やはり破談にしたのは母なのだ。
キャプテンが昼食に出ていくと、わたしはケラ笑いで泣きながら、病院の壁を叩いて出ていった。
それを連れ戻され、再度診察を受けて、本来わたしのような病気の人間は入らない病棟の個室におさまったのである。
ここでは、人間同士の会話が成立しない。
患者もほとんどが、高齢者ばかりだ。
キャプテンという同居人が入院しているだけで、わたしは療養病棟に入れなくなってしまった。
なんでこんなことになったのか、考えると悲しくなってくる。
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また入院です。

我慢に我慢を重ねたあげく、また1年前のように入院になってしまいました。
今回は同居人キャプテンとは別病棟のやっすい個室です。
周りの患者は、日本語を話せるのか不明です。
でも静かで落ち着きます。
とりあえずご報告です。
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