カテゴリー  [ 卵巣腫瘍シリーズ ]

デキモノの中身 

futaba

さて、婦人科に再びかかっているわたしだが、左下腹部痛はここ2・3日、ぼんやりと消えつつあるのだった。
それでも、前例ではこのようなことを繰り返しながら約1ヶ月間かけて、徐々に痛みが増していったのである。
わたしは、再手術になるかも知れないという4日前の医師の診察に、あれこれと気をもんでいた。

今日、MRIの結果では、今回のデキモノはまえのものとはタイプが違うことがわかった。
画像を見せてもらったが、なるほど、全然違う…。
まえのはブツブツといかにも醜悪なデキモノで、今回のはただのカタマリという感じだった。
カタマリの中身は、排卵時に出た水?かも知れないし、排卵時に卵巣が出血したものかも知れないということだった。
特定できないので、しばらく検査をすることになる。今日は、血液検査で貧血がないか調べた。

「たぶん卵巣出血の方じゃないかと思うんですけどね」と主治医は言う。
わたしは、病院の手違いで待合室で1時間もぼけ〜っと待たされたあとで、しかもお腹が減っていたので、目をしょぼしょぼさせながら「はぁ」と聞いていた。
「でも、貧血はないようだし、徐々に吸収されていってしぼむんじゃないかと思いますが」
「はい(ぼーー…)」
「また様子を診ますので、今月中にもう一度来てください」

主治医は、なんだかパタパタと慌ててしかし長時間にわたって話した。
このお方は、ちょっとした面白キャラで、無駄な動きやしゃべりがやたら多いのだ。
今日は、わたしが無表情でぼーーっとしていたので、待たされすぎて不機嫌になっていると思ったのかも知れない。

ともかくそんな感じで、再手術はどうやら免れそうなのである。
ひとまず、よかった…。
手術するとしたら、年内かそれとも年明けか?などといろいろ考えていたわたしは、少し拍子抜けさえした。
そして、年末年始へ向けてのタイムスケジュールがまた、動き始めたのである。
  
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卵巣腫瘍再び??!! 

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また左下腹部が痛いのである…。数日前からなんとなーく気になっていたが、昨日はついに「いてっいててて…」レベルになったので、今日、半年前に卵管摘出した病院に出向いた。

「左卵巣の2ヶ所に水が溜まっている部分がありますね」
今回の医師は、まえの方とは違う。たまたままえの主治医がいない日だったのだ。

「もしかしたら、まえの手術の癒着かも知れないけれど、MRIを撮っておきましょう」
「あのー…、癒着だとしても、放っておいて痛みがおさまるということはないんですよね?」
「〜〜……(にっこり)」
「もし痛くてどうしようもないのに、正月になって病院が休診している状態に置かれると怖いんですがー…」
「28日にでも手術はできると思いますよ」
「手術になる可能性は高いんですか?」
「そうですねぇ、高いですね」

がーーーーんがーーんがーーん………。
ま・またアレをやり直すんですか??勘弁してくださいよ!!
手術前の恐怖、手術直後の腹痛および1ヶ月間の安静、腹腔鏡でたるんだ腹に無残な傷あと。
おかゆおかゆおかゆ…禁酒禁酒禁酒………。

えーーん!世間では忙しくとも年末年始という、一年で最大の行事をハッピーに迎えようとしている時期ではないのか。
わたしはなんで、バイト採用でつまずいたりケータイ電話に故障されたり手術したりせにゃならんのだ?!!
久々の知り合いに会う、忘年会・新年会もぜんぶ反古になるのか??!

思えば、数日前、心臓手術の夢を見たのは、あれは予知夢だったのか。
正月を病院で迎えるなんて、どう考えてもやだよー…。
でも、まえの卵管腫瘍のとき、腹痛でもがき苦しんだあの経験を思い出すと、とてもじゃないがいまの腹痛を放置して正月を越す気にはなれないのだった。

<おまけ>
審判は、4日後の月曜日に下されます…(涙)。
  
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カサブタ剥がし 


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腹腔鏡手術の際、へそからカメラを入れたみたいなのだが、その傷跡がめっちゃかゆいのである。

「傷口につけてある接着剤は、そのうち剥がしてください」と言われていたので、先日剥がそうとしたのだが、へそ全体がどす赤黒く大きく膨らんでいて、ひっぺがしたら血がどばーっと出そうで怖かった。
だが、今日はもう、本能が、「この皮膚についている異物を取ってくれ」と私に迫るのである。

私は、ついに我慢できずに、へその周辺をかりかりやって、ぺろ〜んと接着剤を剥がした。
接着剤は、へそを覆っていたどす赤黒い膨らみとともに、きれいに剥がれ落ちた。
わあ、気持ちいい!
へそも、普通の大きさになって、これなら人に見せても大丈夫ってなもんである。

しかし、かゆみは、あまりおさまらないのである…。
見ると、まだへその内部に光る接着剤が残っていて、これを剥がすとすっきりしそうだった。
ちょっと試してみたが、とっかかりがないので、剥がすに剥がせない。
未練は残るが、あまり無理をしてもどうかと思い、私はその場所にバンドエイドを貼った。(衣服でこすれると、かゆさが増すのである。)

『三つ目がとおる』って漫画があったが、あれのおでこに貼ってあるペケポンの絆創膏みたいだ。
へそに、ペケポンの絆創膏を描くのも、よくある表現である。
私は、前のどす赤黒いへそよりも、いまのバンドエイドを貼っているへその方が、人に見せたくないと思った。
  
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ホルモンバランスの影響? 


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卵巣をいじると、ホルモンバランスが崩れて、気分がふさいだり、イライラしたり、やる気が起こらなくなることがあるって、どこかに書いてあったけれど、いまの私って、もしかするとそんな感じだろうか。

術後の痛みが治まってくると、見れば見るほど、自分の腹が嫌になってきた。
なんだ、この妊婦腹は…。身体が痩せているだけに、すごく目立つ。
いつかは治ると信じていても、やっぱり落ち込む。
いまの自分を、外に出したくない感じである。

「こんな腹、嫌だなあ」
と昨日の夕食時に嘆いていたら、父が、
「松井も大怪我したけど、すぐに退院したからな」
とまったく関連のないことを、私と結びつけて話すので、頭にきてついどなってしまった。
「松井?!なにが大怪我やねん!ただのコレス骨折やろ!!」

腹筋に力が入らないので、吐き捨てたあとで、ふーーっと息を吸って吐く。
自分でも、思いがけず、気持ちが爆発してしまった。
言っては悪いが、この父は、普段からちょっとずれたところがあるのだ…、60代男性の自分の脂肪で出っ張った腹を見せて、「ほら、自分もこんなだから」などと言う。
なぐさめも方向を間違えると、気分を逆撫でするものである。

だが、こういうライオン状態の人間に、好んで近づく人はいない。
私は、少なくとも今日は、ひどく孤独である。

本を読む気にもなれず、食べる気にもなれず、横になっていた。
フト、腹筋運動してみようと考える。
やってはいけないと医師に言われたが、枕から頭を持ち上げる運動は、日常動作だから大丈夫だろう。

何回かやってみたところ、回転性のめまいがくら〜っときた。その後、床がガクン!と崩れるかのようなめまいがきた。
なんだ、これは…。全身麻酔がまだ影響しているんだろうか。
どうも、自分の身体じゃない感じがする。

「いつアルバイトに行けるようになるんだろう…」とますます気分がふさぐ。
臨床心理士から指摘されている、All or Nothing な私の考え方の癖が、災いしているかも知れない。
  
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卵巣腫瘍手術のときのこと 


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卵巣(卵管?)腫瘍手術のときのことを、記録として書いておこうと思う。

手術は午後3時から行われた。
手術台には自分でよいしょとのぼって、ガウン+下着姿でひっくり返る。

「麻酔、途中で覚めたりしない?」「それはね…、…覚めません!」
看護師と笑っているうちに、酸素マスクがあてられ、麻酔を点滴から入れられる。
「緊張してますねー」との声に、
「そーかな〜?」(この心電図音だと100拍/分くらいじゃないのかな?)と考える。

そのうち、すご〜く気分がよくなってきて、まぶたが閉じてきた。
「…120拍です」という看護師の声。
つばを飲み込もうとしたが飲み込めない。次の瞬間、もう意識がなくなっていた。

頬をぺちぺち叩かれて目が覚めたとき、私は、(呑み過ぎた!)と勘違いした。
ちょっと気分が悪くて、だるい感じ。手術場のライトを見て、(あ・そうだ、手術だったんだ)と思い出す。

知らない間にのどの奥に押し込まれていた人工呼吸用のチューブががばっと抜かれ、いてて…と思う暇もなく、ガラガラとICUに連れて行かれる。
「ムカムカする」「寒い」と訴えたら、すぐに吐き気止め(点滴)と電気毛布を持ってきてくれた。
お腹全体に鈍い痛みがあるが、我慢できないほどではない。

午後6時に手術が終わって、午後9時半には、上体を起こしてあぐらをかいていた。
「水が飲みたい」と言ったら、氷水の水差しとコップを持ってきてくれた。
ついでに、「尿カテーテルが不快だ」と言ったら、それも取ってくれて、下着をはいて(いつの間に脱がされていたんだ…)、自分でトイレに歩いていった。
お腹が空いていたが、水とトイレが確保できれば、とりあえず満足〜という感じである。

しかし、寝返りはどうにもうまく打てないので、一苦労だった。
いつもの眠剤を飲んだかどうかは、忘れた…、たぶんぼーっとしていたんだろう。
ともかく、いろんな電子音を聞きながらも、わりとすかーっと眠れた。

朝になると、もう元気になっていた。
見舞いに来た両親から、「あら?元気じゃない」と言われ、「元気ですよ?」と当たり前のように返していた。
でも、やっと来た朝食のおかゆを食べてみたら、案外食べられない&疲れるのだった。

午後3時にはICUから一般病室へ。
その後のことは、前に書いたとおりである。
卵巣腫瘍の手術については、なんだかいろいろ大変そうなケースもあるが、私の場合は比較的楽ちんでよかった。
これは、ラッキーだったというべきなんだろう。
  
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お腹ぽっこり 


tanuki

卵巣腫瘍(開けてみたら卵管だったみたいだ)の手術から、5日間入院して帰ってきた。
4泊5日というよりも、4泊4日くらいの感じである。

まだ、そろそろ歩きしているが、背中をまっすぐ伸ばして立てるようになった。
咳とくしゃみはまだ怖い。
なので、喉に引っかかりやすいパンより、ごはんがいい感じである。

ところで、退院時、着替えをしていると、へその下部分が異様にぽっこり出ているのに気がついた。
これはいくらなんでもおかしい…と、もう一度医師に診てもらうと、「手術のとき、お腹にガスを入れて膨らませていたので、腹筋が伸びたのでしょう」とのことだった。
え〜〜。この腹で、歩けませんよ。治ってもらわないと、ローライズでへそ出しできないじゃないか。

あと半月くらいで少しましになるでしょう、その後で腹筋運動してください、いまは駄目ですよ、と医師は続けた。
私は、ちょっとしょんぼりする。
腫瘍は7cmあったらしいが、それくらいのものを取ったら、お腹がへっこむかな?なんて、期待を抱いていたのが逆になった。
病気はやっぱり、甘くないのである。

それにしても、妊婦さんなんかは、どうなんだろう。
やっぱり、産後は、お腹ぽっこりになったりするのかな。
それと、妊娠5ヶ月くらいの、腹デブなのか妊娠なのかわからない時期って、どんなスタイルを狙っていくのだろう。
中途半端にお洒落すると、腹デブと思われて、くやしくなったりしないだろうか。

まだ、ジーンズをはいたりできないので、身体がどういうラインを出すかわからないが、場合によっては、妊婦のふりをしなければならないのだろうかとか、わりと深刻に考えている。

<追記>
このブログで、私が「お腹が痛い〜」と言い始めたときから、受診を勧めて下さった方々に感謝します。
  
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術後3日目 

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昨晩までは内臓痛(っていうんだろうか)があったが、今日は朝から痛みがなかった!快調だ。ベッドで脚を動かしても大丈夫。

腰と膝を曲げたサル歩きから、ようやく新人類に戻れた気がする。
と言っても、恐ろしくそろそろ歩きのひきずり足なのだが。

頭が痒くて気持ち悪かったので、シャワーを浴びる。シャワーは、手術直後から浴びてもいいと言われていた。医学の進歩に感謝するばかりである。

昼から、恋人Sが来てくれたので、退屈はしなかった。
見舞いのスタバのカフェミストが嬉しい!入院時って、缶コーヒーはいくらでも手に入るけど、求めているのはくつろぎだったりするので、こういうのが私的に嬉しい。

うまく歩けるようになったので、談話室みたいな所でニュースを見ようとしたら、テレビのまん前に椅子を設置してテレビ一人占めにしているじいさんがいた。
テレビカード買えよ・・・なんて、文句を言い始めた私は、だいぶ快復しているということだろう。

術後2日目 

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痛みがひかないので、入院延期になった。寝返り時と食べている最中・直後が辛い。
一日中、ベッドの上で楽な姿勢を模索しているので、体力を消耗する。

考えたら、手術が終わったのは午後6時だったから、今日の夕方で、まる2日というわけだ。

背面ほふく前進・後退(ってどんなのかわかるかな)の連続で、背筋が疲れた。
てか、全体的になんか疲れた。
おやすみなさい。

術後1日目 

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術後1日間はICUにいた。腹腔鏡手術なので、当日からよたよた歩いてトイレに行く。
だが、急に元気になるかと言えばそうではない・・・。お腹の中がよじれます(笑っているのではない)。腸が動くとけっこう痛い。寝返りもままならないので、ベッドの傾斜を変えたり、お尻の位置を微妙にずらしたり。

1日経って、一般病室へ。
手術日はひもじかったので、今日の夜は全部食べてやる!と思ったが、食べはじめると今度は、い・息が苦しい〜。横隔膜が圧迫される。でも酸っぱいキウイ以外は、全部食べた。

お腹には4箇所の穴が空いている。
「接着剤でとめてあるから、そのうちはがして下さい〜」
って・・・、抜糸がなくてありがたいが、こんなに簡単でいいのだろうか。

さて、こんな状態で明日退院である。
大丈夫かしら・・・。

手術日 

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急に管理画面に入れなくなったので、あれこれテスト中。
いま術前の点滴中ですが、私はこんなことをやっていていいのか。

術後はしばらくの間、ICUだそうな。病室、空いてなかったのかなー。暇と痛み地獄か。まいったな。