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LIFE,LOVE&PAIN(旧)

タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。(新URL:○ttp://lifelovepain02.blog.fc2.com/)
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飲みすぎ・食べすぎ小説

natto

『センセイの鞄』(川上弘美)を再読したのだが、この小説はいつ読んでも、なんだかハラハラする。
というのは、主人公たちがあまりにたくさんの酒を呑み食べるからだ。

30代女性と70代男性のラブストーリーだが、彼らはなじみの店で会うたびに、それぞれ手酌で4合くらい呑んでいる。
さらに、おうちに帰ってから、湯のみで呑み直していることもある。
食うものもたくさん食べている、季節の美味しそうなもの。まぐろ納豆だの湯豆腐だの塩ウニだの蛸だのあわびだの…、
若くもないのに、こんなにたくさん飲み食いして、大丈夫なのか?特に、男の方!
週に何回もこんな食事をしていたら、絶対、不健康デブになると思うのである。

この2人が島に泊まったとき、2人とも最後のごはんが食べられないほど腹いっぱいになったはずなのに、1時間ほど風呂に入って出てきたら、もうビールの栓を抜いてチーズを食べ始めるシーンに、わたしは泣けた。
こんなに食べられるおねーさん&おじーさんは、もっと太っていてもいいはずだ。
だが設定では、30代女性はどうだか知らないが、70代男性はどちらかというと痩せているのである。
ありえん!ありえん!!と、旅行に行ったら必ず始まる夕食後の第2ラウンドが信じられないわたしは、あのとき和室に漂うすえたビールやスルメやチョコの匂いを思い出して、気分悪くさえ感じられるのだった。

…一応、ことわっておくと、物語じたいは、わたしは好きです。

ところで、ほかにも、痩せているわりに「食べすぎだろ…」と気になる小説がある。
渡辺淳一の書く女は、いつもほっそりしていてちっちゃいはずなのに、見ていたらよく飲み食いするのだ、これが。
小さくてたおやかなはずの女が、フィレステーキ(←サーロインにしないところで気を使ったつもりか)にワインをがぶ飲みして、さらに家に帰ってブランデーグラスを傾けていたりなんかしたら、「嘘だろ…」と思う。
たぶん、渡辺淳一は、痩せた女性の一日の摂取カロリーがどのくらい少ないか知らないんじゃないかな。
そんで、このおっさんの書く小説は、夢みる男のお耽美小説になってしまうのね、と考察したりする。

  
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