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LIFE,LOVE&PAIN(旧)

タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。(新URL:○ttp://lifelovepain02.blog.fc2.com/)
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【鬱病】初めての入院のとき

surippa

鬱病を再発し、それでも学校は休めないからと、薬を飲みながら這うように登校していた36歳の秋からの1年間余りだったが、わたしはついに動けなくなって、そのまま入院・留年となった。

そのとき、わたしの中で何かが壊れてしまったのだろう。わたしは当時のことは、ぼんやりとしか覚えていない。

強い睡眠薬を飲んでも眠れず、一日中ぼぅっと幽霊のようになっていた。
歩くと、床しか見えないのだった。足をひきずって、手すりにつかまりながら、ゆっくり、ゆっくりと、わたしは歩いていた。

そこは、鬱病病棟だったが、他の患者さんたちから不審がられた。
「なんの病気?」「大丈夫?」「何してるの?」
わたしは、自分がそんなにひどい状態だと知らなかったので、なぜそんなことを訊かれるのだろう…と不思議だった。

母は、あとで語ったが、もう治らないと思ったという。
「薬が強すぎるんじゃないか」などと心配していたが、わたしはいまの方が楽なのだと応えていた。
ぼぅっと白い空間の中で、闘い果てた自分を開放させる必要があったのだろう。

表情もまったくなかった。
それは、見舞いに来た友人に、「写真撮るから笑って」と言われて、顔の筋肉を動かせないことで知ったのだった。
でも、だからと言って、どうするつもりもなかった。

一度、看護師さんに捜されたことがある。
わたしは、病院の敷地内の空き地で横になったまま眠ってしまったのだった。
「○○さん!!」
と切羽詰った声で叫ばれて、わたしは起きた。どうやら、死んでいると思われたらしい(笑)。

その他、散歩しているうちに突然大泣きして注射を打ってもらったことや、尿閉に気づかず「こんなになってる」とカテーテルを入れられたなどを、うっすら覚えている。

この頃のことは、あの世のように淡い記憶でつかみどころがない。
わたしにとっては、この入院時を含めた3年間くらいが「あの世」で、いまはさしずめ「あの世から生還した自分」なのである。

  
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