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LIFE,LOVE&PAIN(旧)

タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。(新URL:○ttp://lifelovepain02.blog.fc2.com/)
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弁当のはなし

bento

わたしが、弁当を持ち歩いていたといえば、社会人になってから2・3年目までだったと思うが、弁当とは他人のものとつい比較してしまうものである。

大学生まで体育系にいたわたしは、周りの女性たちの弁当の小ささに、内心驚いていた。ええ?!ほんとうに、それで足りるの??と思ったが、もしかしたら、彼女らは仕事中になんか食べていたのかも知れない。
手のひらに乗るような小さくてかわいい容器に、プラスティックの幼稚園フォークを扱うさまは、わたしに弁当道とは何たるやを考え改めさせたのだった。

わたしの好む弁当とは、だいたい500~600mlの容器の半分に白い飯、半分に卵焼き・鮭とか冷凍ハンバーグとか即席肉だんごとか昨晩の残り物とか・ほうれん草などの野菜・漬物みたいな感じである。白い飯の上には、少しのふりかけはかかっていてもよいが、多くのふりかけはいけない。おっさん臭いが、日本人らしく日の丸をアレンジして梅干をのせてあるのもよい。味つき飯はNGである。
なにしろ、ぎっしり詰まっていて、ちょっとみじめったらしいところがあるのが好きなのである。思うに、冷めた飯には、それなりにレベルの低いおかずが合うのではないだろうか。

高校時代、いつも一緒に早弁をしていた女友達が、毎日同じ中身の弁当を持ってきていた。
「飽きへんの?」とみんなで訊ねたが、「これがいい」と彼女はすまして答えた。
確かに、美味しそうな弁当であった。白い飯、卵焼き、なんか茶色いもの、緑のもの。うーん。彼女も、彼女なりの弁当道があったに違いない。

がっかりしたのは、ヘミングウェイの小説『日はまた昇る』に出てくるスペイン弁当だ。
チキン、ゆで卵、ワイン2本。それだけかい!って感じである。
書かれていないだけで、パンもあったのかも知れないが、それにしても味気ない…。主人公たちは、それらを釣りの途中で食べるのだが、ちっとも旨そうじゃない。
「弁当」と書かれてあると、箱にみっしりと詰められた飯を想像してしまうのが、かなしーかな日本人のわたしの性なのだった。

  
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