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LIFE,LOVE&PAIN(旧)

タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。(新URL:○ttp://lifelovepain02.blog.fc2.com/)
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わたしと似ている人

20070406153424
最初は、いまはもう退院したIさんが言った。
「あの子、ゆみさん(わたし)にすごく似てない?」

ふと見ると、新たに入院してきた痩せ型の女性が喫茶室の椅子に座っていた。
確かに背格好、かけている眼鏡や服装の雰囲気が似ているかも知れない…?でもこういうタイプはどこにでもいるからな。

――しかし、少なくともこの精神病院にはいなかったのである。
わたしは、その数日後から知らないおばさま方に次々と声をかけられるようになった。
「あら…?昨日廊下で歌ってた人よね?」
「あら…?昨日の夜、そこで電話かけてた人よね?」…。
待ってください!わたしは静かな病棟で歌ったり、ルール違反の携帯電話でのおしゃべりはしたりしませんから!!

なんだかめっちゃやりにくくなった。
おばさま方に「あの子うるさいわね」なんて噂されていないだろうか。そ、そして彼女にとっては「あの子、すれ違っても挨拶もしないわ」と思われていないだろうか??

彼女Iちゃん(またIだ!以下Iちゃん2号)はどう言われているのか知らないが、さっきも喫茶室で鼻唄を気分よさげに歌っていた。
ちなみに、彼女の病気は躁病でも鬱病でもない。摂食障害だ。他の患者に比べ、のんびりしているように見える…が、隣室にいたIさん曰く「夜中に壁に頭を打ちつけるような音がした」(真偽不明)らしいし、入院してくるからには、それなりの地獄は抱えているだろう。

喫茶室から外を眺めていてると、そのIちゃん2号がヒョロヒョロと歩いているのを発見した。
そういえば彼女は、わたしの鬱病モード時の、のた~へろ~っとした歩き方まで似ているな…。そして、ぱっと目につくくらいすごく痩せている。わたしもああなのか?――人のふり見て我がふり直せって言うが、あれはもうちょっと太ったほうがいいな。

Iちゃん2号は帰って来ると、わたしもよく遊びに行く近所の大型スーパーで買ったという緑のパンプスを見せてくれた。
おーかわいい!それ、わたしもいいなと思って見てたんだよね!

そうして、廊下でうんち座りをしながら彼女の戦利品のチェックをしているわたしたちの姿は、一部おばさま方には双子姉妹か一人ドッペルゲンガーのように見えたかも知れない。

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