FC2ブログ

LIFE,LOVE&PAIN(旧)

タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。(新URL:○ttp://lifelovepain02.blog.fc2.com/)
-

洗濯好きな男

hunger

新しく入ってきた患者のなかに、へんな男性がいる。
ぼーっとして応答できないとか、見るからにへんならば誰もが納得するのだが、この人の場合は、「おはようございますっ!」「こんばんはっ!」と誰かれとなく大声で挨拶してくるのだ。

「あいつ、なんの病気やねん?」とKさん(鬱病・40代♂)が不愉快そうに言った。
「うっさいですよねーとにかく」とわたしも同意する。
「躁病?」とMKちゃん(鬱病・年齢不詳♀)が思いつく。

「躁病ってあんな感じじゃないよ、もっと一日中だらだらしゃべり続けたり歌ったりする…」
「うーん…?」

そういうわけで、軍隊の下士官もどきのIさん(30代くらい?)なのだが、先日洗濯物を外に干すときに一緒になったので、びっくりした。
いままで洗濯物を干している男性がいなかったから知らなかったが、ここの病院の洗濯物干し場は男女共有なのだ!そんなのって、ありか??

わたしは、同伴してくれていたヘルパーさんに「男女一緒なんですか?」と座った目で訊ねた。
ヘルパーさんは気の毒にわたしの異変に気づいて、「そ、そうなんです…」とすまなそうに言って、物干し場の鍵を開けに行った。
その直後、下士官はくるりとわたしを振り向いてにっこり笑った、「いつもご自分で洗濯されるんですか?」

なんだコイツ!さわやか青年を演じているつもりなのか?
オレに話しかけるならまず、その床屋で刈った気持ち悪い首のブツブツ刈り上げと、ピチピチケツの半端丈ジーンズの穿き方をなんとかしろ!!
わたしは、「自分のほかに誰がやるんですか?」と無表情で答えた。

「アハハ…そうですよね」とやつは笑った。あだち充の世界に生きてるんだこいつはきっと。
喫茶店のマスターと仲良くなったりして、ちょっと恋の打ち明け話をしたりして「これはおごり」とかマスターにコーヒーを差し出されたりするのを夢見ているに違いない。バーカ!

女をあきらめていない女なら、見知らぬ男に自分の下着を見られることに抵抗を感じることくらい見抜けよ。
「お互い災難ですね」みたいな態度が正解だろ、あの場合。

しかし翌朝、その下士官がまた元気に洗濯物を干しに行っているのを見て、「あいつまさか、女の下着チェックが趣味なんじゃないだろうな…」と疑ってしまったわたしである。
入院生活でそんなに洗濯しまくる人っていないよ…。

  
人気Blog Ranking (日記雑談・その他)へ

(クリックして下さると励みになります。↑)

スポンサーサイト



該当の記事は見つかりませんでした。