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LIFE,LOVE&PAIN(旧)

タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。(新URL:○ttp://lifelovepain02.blog.fc2.com/)
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小さな巨人


外泊から病院へ帰ってみると、MKちゃんが憔悴していた。

どしたん?と尋ねると、以前からずっと関わってきたKさん(40代♂)のことが、ついに我慢出来なくなったのだという。

わたしは会って数日間で見切りをつけたが…、何しろ女性にだけ説教臭くて、ステレオタイプな男らしさ・女らしさを押しつけてくるので面倒だなあと思ったのだ。
嫌とは言えないMKちゃんのことだから、いままで多少のことは目をつぶってきたんだろうが、この土・日は部屋から一歩も出れなくて、ひどくしんどかったと言う。

「だよね、どこにいても必ずつかまっちゃうもんね」とわたしは夕食をとりながら言った。
MKちゃんはうなずいて、もう自分の病気に対して、あーしろそーするなと説教するのははやめて欲しいと愚痴った。
そしてさらに、彼女の異変に気づいたKさんが、手紙を書いてくるんだとうんざり言った。
その内容がまた説教だというから、やっぱりあいつはアホである。

「それはむしろ、MKちゃんのためを思ってじゃなくて、自分が楽になりたいからじゃないかな」とわたしは勝手な感想を述べた。
そんな話をしていると、当のKさんがナースステーションに現れた。どうやら退院を早めたい旨を伝えていたようだ。

あいつは気が小さいから、MKちゃんに嫌われただけで男としての自信を失ったんだろうな。だから、初めからそんなもん持って女性患者に接しなきゃいいのに。

でもその後、責任を感じたMKちゃんがKさんに直接話をしに行ったら、退院の時期はまだ考え中と対応を変更してきた。

どっちなんだよ。
わたしは、だから特定の患者にあまり近づき過ぎないことにしている。


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