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LIFE,LOVE&PAIN(旧)

タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。(新URL:○ttp://lifelovepain02.blog.fc2.com/)
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母の白内障の手術

eye

母が白内障の手術のため、わたしのマンションのすぐ裏手にある病院に入院している。
左目の手術は昨日行われた。もう片方の目も、明後日行われる。

わたしは精神病院に入院していたとき、とてもとても暇だったので、彼女もさぞかし退屈にしているだろうと思い、昼過ぎにちょっと病室をのぞいてみた。
はたして母は怒涛のごとくしゃべり出し、点眼だの病院食だのTVだのの話をつぎつぎと展開させて、さっそく退屈をあらわにしていた。
ハラを切ったときはこうはいかない…、1年ほど前、わたしが卵管の手術をしたときは、寝返りも打てずにひたすら七転八倒であった。
でも、動ける人間がじっとしていなければならないのは、ほんとうに辛いもんである。

見舞いもなにもなく、ただわたしは置時計だけを持っていった。
そのうち父が来て、見舞いのプリンを3個持ってきた。
3個? わたしが来るのを察知したのか?
一瞬、親心を驚異に思いかけたが、すぐにそれが父の食い意地根性に根ざしたものであることがわかった。
生クリームが乗った同種類のプリンが2個と別種類のプリンが1個…、どうしてこんな選択をするのだろう。きっと余った方を、自分か自分と母の2人で食べるつもりだったに違いない。

ともかく、わたしたちはプリン3個を目の前にし、そのうちの1個を母が食べ、1個を父が持ち帰り、仲間はずれの1個を母が夜食べるという形におさまった。
父が、どうして食べなかったのかわからない。
わたしが、「太るからわたしは食べない」と言ったのが、彼の自制心をちょっと動かしたのかも知れない。

その後、食事に困ってるっぽい父に、わたしは自家製なんちゃって肉じゃがを渡して、母と別れて病室を出た。
母の目は、まだもともとの老眼のためよく見えない。
だが白さが右と左では違う!などと洗剤のコマーシャルのようなことを言っていた。

高齢社会では、昔のおハナシでよくあるように、盲目の少女が包帯をひらくとそこには光が…!なんてことはではなく、白内障の老女が穴あき眼帯をつけつつ「壁の白さが違うわー」などと、プリンを食べながら淡々と述べるのが主流なのかも知れなかった。

  
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