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LIFE,LOVE&PAIN(旧)

タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。(新URL:○ttp://lifelovepain02.blog.fc2.com/)
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同棲の疲労

isu4

予想はしていたが、キャプテンとわたし…、鬱病患者同士が知り合ってまもなく一緒に住むのは、数々の困難が待ち受けているのだった。
引越し作業、環境の変化と体調との兼ね合い――そうしたものに立ち向かっていくのは、ひどくエネルギーの要ることだ。

最近、二人でしゃべったり笑いあうことが少なくなってしまった。
わたしは言う、「家にばかりこもってたら、しんどいでしょ。外で息抜きをしたら?」
夜だったので半分眠りながら、キャプテンは答えた、「うーんでもなあ…、このへん、なにがあるのかわからへんし、ダンボールも早く片付けたいし…」

キャプテンは一人で住んでいるとき、近所にいくつか行きつけの店があった。
そして、そんな場所で自分の時間を持ちながら、ぼーっとストレス解消するのが習慣だったのだ。
わたしは言葉を失った。自分に出来ることがない。
キャプテンは、効かない眠剤にぼんやりしながら、身体を激しくボリボリと掻き始めた。アトピーがひどく出ている。ストレスがかかっているのだ。

まえに、わたしはキャプテンに話したことがあった。最近、体調が悪いみたいやね。
キャプテンは表情も変えずに「そう?」と答えた。心ここにあらずといった感じだった。いま話しかけてほしくないというサインにもみえた。

またべつの機会に、わたしは言った、最近なんか声かけづらいねんけど…、キャプテンにはいまそういう雰囲気が出てる。
――それを告げたのは、キャプテンの方から、ゆみちゃんにはネットを通じて話せる相手がいるけど、僕にはいない、とこぼされたからだった。
キャプテンはそれを聞いて少し考えて、声かけづらいっていうその言葉、過去に何度も言われたことがある…と上を向いたままつぶやいた。
そして、それを言った恋人とは全員すぐに別れる結果になった、となぜか余計なことを付け足した。

そりゃあんまりの言い草だろう。
わたしは、うつらうつら眠るとも眠らないキャプテンを残し、別室へ移動してワインを飲み、朝までそこで寝た。
ほんとうは、わたしこそマンションから出て、近くの飲み屋で憂さ晴らししたい気分だった。

  
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