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LIFE,LOVE&PAIN(旧)

タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。(新URL:○ttp://lifelovepain02.blog.fc2.com/)
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リタリン依存の彼

hanabi

わたしのネット知り合いの一人が、先日いきなり電話をかけてきた。
彼SK氏は、むかしシステムエンジニアをしていたころ、無理をして鬱病にかかり、リタリンという向精神薬を処方してもらっていたのだが、これは覚せい剤と同じような成分らしく、巷で不正入手が横行したため、最近では鬱病患者には処方されなくなってしまった。

電話をかけてきたとき、彼のろれつはまったく回っていなかった。
「ろれつ、回ってないで?」と聞くも、「ちゃんとしゃべってる」という固い返事がかえってくる。
SK氏の性格をある程度知るわたしは、それ以上なにも追及せずに、いまどうしてんの?と話を続けた。

「Tクリニックのせいで、リタ、手に入らなくらってさ~~」
「そうらしいなあ」
「今日で最後のリタ、なくなった」
「…リタ最近一日、何錠のんでたん?」
「12錠」
「12錠!!多いわ、そら」
「らって、仕事で徹夜したたらそれだけ要るわけよ~」

わたしは彼に、リタリン依存の治療の必要があるのではないかと考えて言った。
「いまの仕事がSKにとって多すぎるんちゃうの?入院、考えた方がええんとちゃうか」
すると、最近再就職したばかりの彼は言った。
「仕事、なくなった…、いま、ベゲA4錠とドラール4錠と…あとなんらっけ8錠飲んれる~」

SKは驚異的な?強い精神薬や睡眠薬の量を挙げた。
それで、どこにいるのかと問えば、電気屋の売り場だという。
「いま、あちこちに《死にたい》って電話かけてるところ~。あはは~」と彼はへろへろと笑った。
まえから、くすりを大量に飲むのが好きな人だったが、ここ1・2年のあいだにも、かなり悪くなったようにわたしは感じた。

でも、関東と関西にいて、わたしはどうすることも出来ない。
いや、距離が近くても同じだろう。
依存症である場合、「やめろ」というのは簡単だが、そんなことを他人中の他人のわたしが言ってなんの役に立つ…。

「まー、あんたはどうせ長生きせえへんから、あとの人生楽に生きれるようになんか考えたら~?」と仕方なくわたしは言った。
するとSKは、「そーそ~、あはは~」とまた笑った。
結局、わたしたちは53分間話して、最後に彼は「ちょっと気分が楽になった」と言って電話を切った。
死ぬ気が少し薄らいだだけでも、話した甲斐があったというもんかも知れなかった。

  
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