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LIFE,LOVE&PAIN(旧)

タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。(新URL:○ttp://lifelovepain02.blog.fc2.com/)
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開かれなかった扉

door

元婚約者キャプテンと出会うまえは、考えもしなかったことだが、キャプテンと別れてから、わたしは無意識に結婚している人のことが気になるようになった。

CMなんかを見ていても、30代以上の男女のモデルケースは、結婚している人々だ。
最近よくやっている、高齢者向けの入院保険でも、ご夫婦一緒にとうたっている。

(世の中はやはり、夫婦で1単位なんだなー…)
とわたしはううむと考え込んだ。
だとすると、既に40代のわたしは、これから世間のアウトサイダーになっていくのだろう。
いや、そんなことは、もともと一生結婚する気のなかったわたしには、わかっていたはずなのだ。
けれど、いったんキャプテンのプロポーズを受けて、(この人と一生連れ添うのだなあ)と思ってしまった脳みそは、なかなかそれを受け付けなくなってしまった。

一つの扉を目指し、それに向かってじりじりとレールの上の電車を引っ張っていたわたしに、
「ほら、ここに、こんな扉があるよ。こっちに来ない?」
と誘ってくれたのが、キャプテンである。
その言葉を受けて、わたしは電車のポイントを切り替え、そっちの扉に向かい、その楽園の中にまさに入ろうとした瞬間、扉はバタンと無残にも閉じられてしまった。
仕方なくわたしは、また電車のポイント位置まで戻って、再びいつもの扉に向かって前進しようとしたが、もう、あの場所に別の扉があるのを知ってしまったのである。

わたしの高校時代からの親友3人は全員独身だが、彼女らは、まあ世間で言うところの勝ち組である。
しかし、わたしにはなにもない。
そして、永遠に辿り着かないかも知れない扉を目指して、これからまた、重い電車を引っ張っていかなければならないのだ。
扉の向こうが光にあふれているのかどうかもわからないのに。
それで、わたしはしばしば、泣きそうになったり、無気力になったり、自暴自棄になったりするのだ。


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