海風に誘われて

今朝、わたしのケータイは4時10分に鳴った。
母の「釣りに行くで」の声。
そうだ…昨日の夜、母から釣りに誘われていたんだった。…
4時半ごろ、ほんのり明るい空を見ながら、両親とわたしは車で和歌山へ移動する。
6時ごろ釣り場に着くと、両親は慣れたように、せっせと釣りの準備を始めた。
わたしは、眠剤が効いているせいか、ぼーーっとしてほとんど動けなかった。
両親が釣りを始めると、ビニールシートに座り込んだまま、のっそりとクーラーボックスを開け、中にある昼用の巻き寿司を食べる。
あかん…。午前中はあかんのや。…
しかし、せっかく来たんだから釣りはせねばと、釣竿を持つが、そこでわたしは自分の大きな失敗に気づいた。
左橈骨(とうこつ)神経麻痺の装具を忘れてきてしまったのだ!
←コレ(クリックで拡大)。橈骨神経麻痺の方は、受傷後もう2ヶ月半くらいなので、だいぶいいのだが、ビールジョッキのような重いものを左手だけで持つと、まだ、手首が尺側(小指側)に垂れてしまう。
「装具忘れたから手が痛い…」と母に告げると、ひどく同情されたが、手以外にも、あたまがぼーーっとしてしんどかったので、ほんの数匹釣っただけで、わたしはビニールシートに戻って横になった。
……物売りのおばちゃんの声が聞こえる。
わたしは、ふと目が覚めた。
潮の匂い、肌にあたる風。
ああ、海だ…と思った。
なんて、ゆったりと時間が流れているんだろう。
「1時間くらい寝てたで」と母が告げる。
「いま、ちょうど釣れんようになったところでなぁ」
ふーん…と思いながら、わたしは再度釣り糸を垂れてみた。
今度は、奥深い場所へ。
すると、中くらいのアジが釣れた!
「大きいなぁ」と褒めてもらうも、またあたまがぼーっとしてきて、再度ビニールシートに横になる。
今度は、40分間くらい眠っていたらしい。
最終的に、今回の
海風にそよがれ、すこやかに眠っているあいだに、精力的な
(補足:わが両親の釣り好きは度を越しているので、もはやあれは漁だ、とわたしは常々言っている。)
- [2008/07/09 16:53]
- 橈(とう)骨神経麻痺 |
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