FC2ブログ

LIFE,LOVE&PAIN(旧)

タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。(新URL:○ttp://lifelovepain02.blog.fc2.com/)
-

うなぎの日

unadon

母が、「うな丼を持ってきてあげる」というので、大喜びしている。
「ただし、中国産やで? 日本産のは高くてとても…」
と弁解する母に、
「いい、いい。それで」と短く返事する。
偽日本産うなぎを高い値でつかまされるより、中国産とわかっていて安く手に入れる方がいいのだ、わたしは。

《丑の日》を、《うなぎの日》と言って笑われた記憶があるが、わたしのあたまの中では、いまでも《丑の日》=《うなぎの日》である。
しかも、《土用の丑の日》とは、暑い土曜日にうなぎを食べるものだと思っていた。
オソロシイ…。

ここ9年間は働いていないので、昼休みランチにうなぎを食べに行く、なんてこともしていないが、昔、証券会社にいたときは、よく近所の江戸前うなぎを食べに行った。
1,100円の並だったが、舌の上で、うなぎがとろけるのである。ウマ~~~。
そこでわたしは初めて、うなぎに山椒をかける人がいることを知った。
え? 山椒??
これって、うなぎに合うの?
少しだけ、かけて食べてみた…が、全然美味しくなったとは思えない。
むしろ、うなぎ本来の味と香ばしい匂いを消してしまっているような…。

でも、その後、あちこちのうなぎ屋さんに行ってみると、どこでもテーブルの上に山椒を置いてあるから、うなぎに山椒は出会いのものなのだろう。
不思議だー。そのまま食べた方が美味しいのに??
そういえば、どことなく怪しいトッピングとして、カレーにソース、味噌汁に唐辛子なんていうのもある。
わたしには、どーしても悪食にしか見えないのだが、やっている人はけっこう幸せそうに食べているので、これも出会いのものなんだろうか?
まったく、人の好みというのは、多彩なものである。

さてその後、病気でビンボーになったわたしは、もうあのトロトロうなぎを食べる機会がなくなった。
1,100円くらい出そうと思えば出せるが、いまのわたしは出さないだろう。
だがもし、あのまま証券会社にとどまっていたら、いまでもうな丼定食を食べていただろうか?
――食べていたかも知れないなあ。…
既婚者ならいざ知らず、独身でずっと働き続けてきた人間は、多少なりとも懐が豊かなはずである。

それにしても、ビンボーと裕福のレートが、うなぎ1,100円とは、わたしもずいぶんケチくさくなったもんである。
もう行けないんだなぁ…と思うと、にっくき(?)山椒も懐かしく思えてくるから不思議である。

スポンサーサイト



該当の記事は見つかりませんでした。