FC2ブログ

LIFE,LOVE&PAIN(旧)

タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。(新URL:○ttp://lifelovepain02.blog.fc2.com/)
13

新アイテムを入手する

kagi2

ここ数日間、ずっと新恋人・Kくんの部屋に遊びに行っている。
芳香剤の甘い匂いが、わたしのあたまのなかに、いつも残る。

一昨日は、部屋のスペアキーをもらった。
朝、仕事の仕度でバタバタしているKくんが、まだ睡眠薬の残りでぼんやりしているわたしに、気を使ってくれた格好である。

「まだゆっくり寝とき」
「ありがと~…(半分しか目が開いていない)」
「(バタバタバタバタ)」
「(もにゃもにゃもにゃもにゃ)」
「部屋の鍵、ここに置いとくからな!」
「えー…。それで、どうすんの?」
「持ってたらええ!」
Kくんは、鍵束から、これか?…いやちがう!…とか何とか言いながら、一本のスペアキーを抜き出して、机に置いた。
そして、出て行くまえにもう一度、「ここに置いてあるからな!」と確認していった。

わたしは、他人の部屋の鍵をもらったことなんてない。
なんだか、TVゲームにおける、『ゆみちゃんは、Kくんのスペアキーを入手した!』みたいなロゴが、あたまに浮かんでくる。
恋はゲームだなんてありふれたことを言いたくないけれど、一つ一つのアイテムを手に入れていく過程は、やっぱりゲームに近いかも知れない。

そんな流れだったのだが、じつはKくんは、わたしに睡眠薬を飲むのをやめてもらいたいと考えているのだ。
「そんなものを飲むのはよくない。俺が治してみせる!」
と彼は大胆なことを言う。
「でも、急に減らせないよ」
「俺はな、最初からあんたを治すって決めてたんや! あと3年以内で、俺は絶対あんたを治す!」
――薬に頼るより、山や空を見て、活力を取り戻すのがいいというのが、Kくんの持論だ。
そしてその姿勢の裏には、「病気の彼女より、元気な彼女が欲しいんだ、俺は!」という気持ちがあるような気がする。

長く病気とつきあってきたわたしは、抑うつ状態はそれでよくなるかも知れないが、睡眠障害は簡単じゃないと思っている。
だが、Kくんだって病気じゃないが、低収入の仕事で、死ぬほどしんどい毎日を過ごしていて、「あーもう辞めたい」と言いながら、ひたすら前に突き進んでいっている。
そんなKくんの言うことだから、わたしは彼が職場に着いたよメールをしてくると、頑張ってのっそりと起き出し、昨晩食べたあとの片付けなんかをするのだ。

スポンサーサイト



該当の記事は見つかりませんでした。