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LIFE,LOVE&PAIN(旧)

タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。(新URL:○ttp://lifelovepain02.blog.fc2.com/)
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鍋パーティとか飲み歩きとか

nabe2

新恋人・Kくんには、たくさんの仲間がいて、とくにNやん(54歳)、K´さん(60歳以上)とは、毎週日曜日に、鍋パーティや山へ行ったりするほどの仲良しなのだった。
彼らはみんな、いまの店のKちゃん(60歳以上)が昔やっていた居酒屋の常連客で、山などにはKちゃんも同行するとのことだった。
三人はいまだに、Kちゃんのことを「ママ」と呼んで、全幅の信頼を置いている。

さて、そんななか、昨日の日曜日にKくんが、「みんなで鍋やってるから、あんたもけえへんか」とすまなそうに電話をかけてきた。
二人きりにはなれないよという意味だ。
わたしはどうしようかと迷ったが、結局Kくん会いたさに負けて、午後3時ごろ出かけていった。
「オ~ッ!」と部屋のなかから、威勢のいい歓声が飛び出す。

「ゆみちゃん来るって言うから、また作ってんで」
見ると、テーブルにぼたん鍋がぐつぐつ煮えている。
K´さんは猟もするそうで、この日はなんと、鹿の刺身なんてのもあった。

昼からビールで乾杯が始まって、わたしはバイトまでの数時間を、Kくんちで4人で過ごすことになった。
「ここはな、《Kくん‘s Bar》いうてな、毎週俺ら、ここに集まってんねん」
うひゃー。こりゃ、たまったものじゃない。
しかし、Nやん・K´さんの二人は、うすうすわたしとKくんの仲を感じ取っているのか、
「でも、あんたらが……になったら、俺ら出る幕とちゃうけどな」とNやんが煙草を吸いながら言った。

Kくんがつぶれてしまったあとで、K´さんが、
「こいつは俺らがおらんようになったあとで、また絶対店に飲みに行きよる」と断言した。
え、とわたしは心配になった。これから起きて、また店へ飲みに行くのか。…
「今日は《H》(店の名前)やな。《H》に行くわ、絶対」
ちなみにわたしがバイトしている店は、《W》である。
わたしは《H》には行かないと信じていたが、そんなにあちこちの店に行っているとは、不愉快だった。

わたしは、皆でKくんの部屋を出たあとで、こっそりKくんに電話をかけた。
「バイト終わったら部屋に行くから。店に来たらあかんで!」←飲みすぎ阻止。
Kくんは素直にうん、と言ったが、いざわたしがバイトに行ってみると、ちゃっかりカウンターに座っていてニヤッと笑うので、わたしはやられた! と思った。
KくんのプロであるKちゃんがいるので大丈夫だと思ったが、わたしは何度も彼に「飲みすぎないでね!」と念を押しながら仕事した。

すると、Kくんはあっさり帰っていったが、約1時間後に店を早めに閉めていたとき、なんと再びKくんがそこを通りかかった。
「Kくん?!」
と店のみんなでびっくりする。――2軒目に行っていたのだ!

わたしはKくんの部屋で、事情を聞くことになった。
Kくんは、じつはわたしのまえは、《H》のチーママが好きだったんだと言う。
「でも、もう二度とけえへんって《H》に言うてきた」
「Kちゃんにもゆみちゃんのこと、話した。Kちゃんは、ええと思うって言うてくれた」
「Nやんにも、K´にも、ゆみちゃんが俺の彼女やって言う!」
「今度、一緒に《H》へ行こう。俺の彼女やって自慢するわ」

それならまあいいか…と納得したわたしである。
わたしは、Kくんが(たぶん)淋しさとしんどさに負けて、あちこちの店に行かないように、舵取りをするつもりである。

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