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LIFE,LOVE&PAIN(旧)

タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。(新URL:○ttp://lifelovepain02.blog.fc2.com/)
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闇に紛れて侵入劇

soldier

こんなことを書いたら、また読んでくださっている人々から、「あーあ…、痛いヤツ…」と思われるのをじゅうぶん承知していながら、やっぱり書いてしまうのは、わたしに作家魂みたいなものが少しでもあるからだろうか。

本日、わたしは、問題のKくんの部屋へ侵入して、私物をこっそり回収して来るという予定だったが、その予定は少し早まった。
実際には、昨日の夕方遅くに、それは決行されたのである。

昨日夕方4時半ごろ、Kくんからメールで、「いままで○○に行っていた、これから△△へ行く」という連絡を受けたわたしは、布団のなかでフト、「じゃあ、明日まで待たなくても、いまやってしまえばいいじゃないか」とひらめいた。

思い立ったら、いても立ってもいられない。
わたしは仕事のときの戦闘服に着替え、その上から濃い紫のコートを羽織り、まるでスパイ映画のワンシーンのように夜の闇に紛れて、Kくんの家に辿り着いた。
窓を見る、明かりはついていない、OK、いない!
でもいつ帰ってくるかわからない、作業は1分で済ませよう!!

ドアの鍵がカチャリと音を立てると、わたしの緊張は最大限に昂ぶった。
すぐにドアを開け、急いで明かりをカチカチとつけ、バスに置いてあった化粧品をバッグに放り込み、貸してあったアイロンを猛烈な勢いでさらっていく。
その間、約10秒。
電気を消し、ドアを素早く開閉し、カチャカチャと鍵をかける。
瞬間、わたしは、プロの空き巣なんて、たぶんこのくらいのスピードでやるんだわ、と訳もなく思った。
そして、アパートの入り口で人気を確認しながら、足早に出て行き、すぐに道の角を曲がる。
しばらくの間は早歩きだ。
次の角を曲がったあたりで、ようやくわたしは歩をゆるめた。

「終わった…!」
わたしは、自宅に戻ってから、ようやく安堵した。
これで、わたしの「人質」はもういない。
そして、Kくんちの鍵という「人質」はここにいる。
これがある限り、Kくんは、一度はわたしと会って話をしなければならない状況となる。
(まー、Kくんちの部屋のドアには新聞受けもなにもないので、鍵を持って帰らざるを得ない事情もあるのだが。)

Kくんは、なんで黙って入ったんだとかいろいろ言うかも知れないが、店でにっこり笑いながら、ゴメンネ、でもどうしてもあの部屋で二人きりになりたくなかったの。と営業トークしようと思う。

ところで、Kくんは今朝も「仕事に行ってきます」とメールしてきた。
彼はまだ、なにも気づいていない。
ちょっと気の毒だ…、早く気がつけばいいのに。
なんで、あんな目立つところにゴロンと置いてあったアイロンが消えているのに気づかないのだ?
男の人って、鈍感だなあ(全員じゃないよ)と、わたしはいま、内心やきもきしている。

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