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LIFE,LOVE&PAIN(旧)

タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。(新URL:○ttp://lifelovepain02.blog.fc2.com/)
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ギャップ

lion

土曜日、Kくんはかなり酔った状態で、わたしの勤めるカラオケパブ《W》に来た。
珍しくネクタイ姿である。
うーん、いいねえいいねえ、とわたしは思いながら仕事をしていた。

しかし、彼は来る時間帯が早すぎたのである。
わたしの仕事が終わる午前1時まで待てなくて、Kくんはふらふらと帰っていった。
「今日、一緒に寝ような」と言っていたので、わたしはあとから彼の部屋を訪れる。

外から見ると、窓に明かりがともっている。
あの酔った状態で、Kくんが起きているとは考えられないので、またカーペットの上で寝ているんだろうなと思った。
がちゃりと勝手にドアの鍵を開けると、逆に閉まってしまった。
彼は、鍵もかけずに寝ていたのだ。

部屋のなかに入ると、案の定、Kくんは、ぐーぐー睡眠中であった。
このままでは、またマーキング攻撃にあってしまうと思ったわたしは、彼のほっぺたをばしばしばしっと叩いて、「起きて!! トイレに行って!!」と怒鳴る。
彼は、ふわっと目を開けたとき、ものすごい不機嫌であった(当たり前か…)。
「トイレはもう行った」と言って、すぐ目を閉じる。
「もう一回、行って!!」とわたしが怒鳴って、身体をゆする。
すると、Kくんはようやくムスッとしながらトイレに行った。まあ、これで大丈夫か…。

その後、彼をベッドに誘導し、ついでにわたしも着替えてベッドに入ろうとしたのだが、彼が真ん中を陣取っていたので、えいえいと身体をゆさぶったときである。
Kくんはいきなり、
「があぁっ!!」
とライオンのように吼えた。
…これ…、ほんとうにヒトだろうか。なんかの野獣にしか思えない。

でも、朝になったら、彼はヒトに戻っていて、気がついたらわたしをぎゅーっと抱きしめて、ほっぺにちゅなんかしているのだった。
かわいい…。
ふだんのKくんは硬派を貫いているので、こういう甘えた彼を見ると、つい、野獣であった彼を許してしまう。

日曜日もずっとKくんの部屋にいて、ほとんど二人で眠っていた。
夕方、Kくんは必ず、『ちびまる子ちゃん』と『サザエさん』を観る。
後者に関しては、「あーあ…、この音楽聴くと、明日仕事や思て嫌な感じがするなあ」とか言いながら、それでもなぜかじっと観ている。
大の男が、大きな指に煙草をはさみながら、『サザエさん』。
こういうギャップも、わたしにはおかしく見えて仕方ないのだ。

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