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LIFE,LOVE&PAIN(旧)

タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。(新URL:○ttp://lifelovepain02.blog.fc2.com/)
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空をみていた日

20090310201204
今日の午後は、数時間にわたり、私は空をぽかんと眺めて過ごした。

昼食が終わったあと、誰もいないデイルームで窓の外を見る。
私は、いまだに窓際ベッドの空き待ちをしている。
いまのベッドからは空が見えないので残念に思っている。

「青い空を見るのって、気持ちいいなぁ…」とそのとき思った。
そこで、お風呂から出たあと、私はNEXを買いに空の下へ出た。

うわ、陽の光だ、なんて暖かい!
そよ風が、私の濡れた髪を揺らす。
私は、すっかり気分がよくなって、院内の庭を散歩した。そしてそのまま、大きな桜の木の下の白いベンチに座った。

ここで、キャプテンと笑い話をしてたっけ。
私は、いまにも、視界にキャプテンの姿が入ってきそうな気がして、しばらく遠くで行き交う人々を眺めていた。

突然、ごぉぉおん…と、飛行機の過ぎ去る音がする。
ああ、また飛行機好きなキャプテンとの日々が、よみがえってくる。
私は空をじっと見たが、音のする場所に飛行機はいない――そうキャプテンが教えてくれた――のだった(知ってたけど)。
そうだ、ここでキャプテンを見つけることなんか出来ないのだ。

青空をバックに膨らみ始めた桜の蕾を見ながら、私はそれでも、キャプテンの外来日に待合室にいたら、彼に会えるんじゃないかとか、馬鹿なことを考えていた。そんで、朝っぱらからそんな待ち伏せなんか出来るわけがない、と首を振った。

しばらくすると風が強くなってきたので、私はベンチを立って、病棟へ戻った。
病棟へ戻ってからも、私は未練たらしくデイルームから空を眺めていた。

雲の形がどんどん変わっていき、やがて夕方になる。
私は、夕日を見たあとで、やっと空に別れを告げ、例の「大人の塗り絵」をやり始めた。

ぽかんと空を眺めていた一日。
私は、あたまが空白になって、とても気持ちよかった。

晴れた日の青空と白い雲、ときには灰色に覆われた雨雲なんかを見ながら、私は、またあたまを空っぽにしようと思う。
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