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LIFE,LOVE&PAIN(旧)

タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。(新URL:○ttp://lifelovepain02.blog.fc2.com/)
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猫の反乱

cat5

昨日は、ゆき妹が臨時で実家に来ていた。
そして、いつもは母が寝ているベッドで寝ることになったのである。

そのベッドは、最近、家猫のくろが気に入っていて、日中、ずっとそこで過ごしている。
その日の夜も、くろはベッドの上で、ごろんごろん寝ていた。
そこへ、ゆき妹がやって来て、布団を引っ張るので、くろは意地になって身体をぐんと伸ばすのであった。
「くろちゃん、別の場所へ行こう!」と言っても、そんなの猫には伝わらないのである。
ついにゆき妹が、布団をさらに引っ張ったとき、くろはぽてんと床へ降りた。
そして、少し離れたところに座り、じーーっと恨みがましく、ゆき妹の寝るベッドを見つめていたのである。

わたしが見たのはここまでだ。
数分後、ゆき妹がわたしを呼ぶ声が聞こえた。
「どしたん?」
「くろが~…。どすんどすん人の上を歩く~…」

どうやら、くろのやつは相当怒っていたらしい。
あの、恨みがましい表情のあと、ゆき妹を襲って、一気に攻勢に出たのだ。
わたしは、「ベッドやめて床に布団敷いて寝たら?」と言ったが、ゆき妹はそのまま寝続けた。
すると、今度は夜中である。

「くろが、夜中にまた、どすどす人の上を歩いて~…、わたし、寝られへんかった~…」
不眠で、睡眠に命をかけているゆき妹は、朝、寝不足の不満をわたしに訴えるのであった。
ううむ…でもそれは…、ある程度予想されたことなのではないだろうか…。

ちなみに、わたしもおぼろげな記憶なのだが、夜中にドスンとすごい音がしたような気がしていた。
「猫がなんかやったな」という感じである。
父も、「くろが朝早くから、起こしに来た」と話していた。
くろは、夜を徹して、自分のテリトリーをよそ者に奪われた怒りを、あちこちにぶつけていたようなのだ。
なんと、痛々しいというか執念深いというか。

「猫は、しつこいよなあ」と、ゆき妹がぶつくさ文句を言っているのを聞きながら、(くろも、精神的に辛い夜を過ごしたようだな)とわたしは思った。
そのくろは、朝方、わたしの部屋に来て、なんの愛想もせずに、ぷいっと押入れのなかに入っていった。
その姿はまるで、実家の女王様である。
なんで人間が猫にこんなに気を使わなければならないのかわからないが、猫の方では、自分が世界の中心にいるのだから、どうしようも致し方ないのであった。

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