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LIFE,LOVE&PAIN(旧)

タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。(新URL:○ttp://lifelovepain02.blog.fc2.com/)
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花と鳩の日

20090915102835
昨日はとてつもなく気持ちが滅入ってしまって、わたしは病院敷地内の庭に車椅子を止めて、花や鳩を見ながら泣いていた。
死のうかなと具体的なことを考え始めると、涙が勝手に出てくるのだった。
悔し涙? 自己れんぴん?
それとも、涙が出てくるのは、まだわたしが生きたいからだろうか?

昼過ぎから夕方までずっとそこにいたら、病院職員が近づいて来て言った、
「××病棟ですよね? 今日、一日じゅうここにいますよね?」
「はあ…。気が滅入ってしまって…、花を見ていると和むので…」
「そうですか。まあ、夕方になると蚊も出てくるので、気をつけて」
精神病院で、花を見ながらぼーっとしていても、やっぱり奇異に見えるのだろうか。
わたしは、夕食の40分前に病棟へ戻った。

診察もあった。
担当医Kっちは、まず足の怪我のことを聞いて、「それで、どしたん?」と静かに様子を尋ねてきた。
「死のうかなと思ったら、勝手に涙が出てきて。死ぬ方法がわからないから、生きてるだけなんですよ。ピストルがあったら、もう死んでます。ずっと、根底にはこの気持ちがあるんです。足の怪我は、そのきっかけで」
「そやな、きっかけやな」
Kっちは、車椅子の方向を変えさせて、真正面からじっとわたしを見据えた。
年々、歳をとってくる、だんだん状況は深刻になってくる、死にたいけど死ぬのは怖い、そんなことを話したが、途中、Kっちが「え?」と聞き返してきたので、わたしは自分の声が、ほとんど小さなつぶやきになっていることに気づいた。
周りでは、見知った看護師さんたちが、黙って仕事していた。
Kっちは、いつになく神妙な面持ちでわたしのつぶやきを聞いていた。

「…まあ、ゆっくりしぃや」
話を一通り聞き終えると、Kっちは立ち上がって車椅子の方向を変えようとした。
わたしは、自分でやろうとしたが、結局看護師さんが出てきて、車椅子を押してくれた。

病棟では、わたしが車椅子に乗っているので、いろんな人が声をかけてくれる。
だが、わたしはいま、誰ともしゃべりたくなかった。
愛想笑いするのが辛い。

ここまで落ち込んでしまったら、もうやれることはなかった。
わたしは、見ないTVをつけたまま、呆然とベッドに寝ていた。
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