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LIFE,LOVE&PAIN(旧)

タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。(新URL:○ttp://lifelovepain02.blog.fc2.com/)
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身体のシステムについて考える。

20090916113009
引き続き、気持ちが落ち込む。
昨日は雨が降っていたけれど、昼の少しの時間、花や行き交う人々を見ていた。

担当医Kっちも看護師さんもほかの患者さんもすべて、「足、大丈夫?」と聞く。
足? これはただの捻挫だよ。
大丈夫に決まっているじゃないか。
傷ついて痛くて苦しいのは、大脳の方だ。
精神病院にいるんだから、しごく当たり前のことなのに、なぜそんな陳腐な質問を第一にされるのか、いつもわたしは戸惑う。
結局、見えるからなのだ、足は。
見えるというだけで、人はこんなにも気づかってくれるものなのだ。

金曜日から3日間、風呂に入っていなかったので、危ないなと思いながらも、一人で大浴場へ行った。
大浴場には誰もいなくて、どうどうと湯をあふれさせて陽光に光る浴槽は、まるでスポーツクラブのプールだった。
少し、健康的な気分になって、身体を洗ったあと、怪我をしている左足だけを上に挙げて、わたしはプールのような浴槽に浸かった。

自分の左足を見る。
このなかに筋や腱が走り、脳の指令による電気信号がいまも神経をつたって流れており、こうやって身体を制御しているのだ。
映画「ターミネーター」で、ターミネーターが自分の腕を修理するシーンがあるが、まさにああいうふうに筋が動き、関節が動いて、指が動く、そういう一連の動作が出来るシステムが、わたしの身体にあるのだ。
すごく精巧な作品だ。
こんなの、神さまにだって造れるわけないよ。

この芸術作品を、叩き壊すような野蛮なことを、わたしは昨日考えていたのか。
この精巧なシステムを維持させるだけでも、偉業といえるんじゃないのか。

風呂からあがると、わたしは、自分はどうでもいいのだ、とにかくこのシステムを壊してはいけないという気になった。
維持するためには、人間としての感情と、どうやって付き合っていけばいいのか…。

一日じゅう、そのことを考えていた。
答えがまったく見えない。
TVを点けたり消したりしながら、わたしは苦しんだ。
おばあさんに変装して、世間を欺きながら生きるのはどうか。
出来る限り自分を隠匿し、花や海を愛でながらただ生きる。
そんな生活が出来たら、どんなに楽だろうか。
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