FC2ブログ

LIFE,LOVE&PAIN(旧)

タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。(新URL:○ttp://lifelovepain02.blog.fc2.com/)
-

ありふれた言葉の真実

20090923114700
今日と明日は、実家に戻ることにした。
朝5時に目が覚めて、ひどく気が滅入ってしまい、ついにビールが飲みたくなったのである。

朝10時のバイタルチェックのとき、わたしは下がった気分のまま寝ていて、何気なく同室者Nさんと看護師さんの話を聞いていた。
「Nさんは、自己評価が高いと思いますよ、入院時に比べたらずっと食べられるようになっているのに、『まだまだ駄目です』ってすぐ言うでしょう。自分が思う10のところまでいかないと納得しませんよね。ほかの人は、7とか8でも評価するんですよ」
――このNさん、歳はもう就職した娘がいるくらいで、今回の主訴はふらつきと孤独感なのだが、なぜか看護師さんたちからは厳しく当たられている。
原因が、最愛の娘が遠路・東京に就職してしまったことだからだろうか。
本来、喜ぶべき子どもの自立を悲しんでいるあたりが、周囲から厳しく言われる理由かも知れない。

物静かで人のいいNさんは、ええ…ええ…と看護師の話を聞いていた。
そのとき突然、わたしのあたまに閃いた言葉があった。
それは、「弱さを認めることは、強くならないと出来ない」という、ありふれた言葉だった。
でも、これは絶対真実だと思う。
Nさんは、自分が思った通りに物事が運ぶ10の状態でないことを認められなくて、悲哀にくれている。
でも、ほんとうは、たとえ離れていても血のつながった家族がちゃんと存在する、7の状態を評価すべきなのだ。

しかしわたしはNさんに、それはひどく難しいことですよね…心のなかで思った。
弱い自分、思った通りにいかない現実を認めるのは容易ではない。
わたしももう、何回も試みた。
仕事の質も量もどんどん下げて、それでもやり遂げられない自分がいる。
歳もどんどんとっていく。
そんな自分を、「こーんな簡単なことも出来ないけど、まあいいや、それが自分なんだから。歳も人間なんだから、そりゃとるよね」と笑いとばせたら、その人はすごく強い人だと思う。

わたしに、そんな強い心が持てるようになるだろうか。
でも、それをしないと生きていけない。
とても苦しくて泣きそうだけれど、これが生きるってことなのかなと、再びありふれた言葉の真実をかみしめる。
人気ブログランキング
(↑クリックして下さると励みになります。)

スポンサーサイト



該当の記事は見つかりませんでした。