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LIFE,LOVE&PAIN(旧)

タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。(新URL:○ttp://lifelovepain02.blog.fc2.com/)
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『レ・ミゼラブル』な話

bread

今日も朝から虚しい。

昨日は、親友たちは、わたしの「退院祝い」と称してあちこち連れ出してくれたが、わたしは…、祝われた感じがまったくしない。
なぜなら、すべての費用は折半にされたからである。

彼女らは、いまの世間でいうところの勝ち組で、所得は大きい。
彼女らにとっては、高級な焼肉店も、「ちょっと高かったけど、美味しかったからいいよね」と笑える範囲なのだ。

でも、わたしは今日、財布の中身を見て、少しの年金で生きている人間にとって、あの高級焼肉店の出費はあまりに大きいと改めて思った。
これが、友人のための例えば昇進祝いであるとか、そういう種類の集まりであれば、出費も仕方ないと思う、あるいは欠席する。
でも、これはわたしの「退院祝い」ではなかったか。
所得がないわたしの実情をわかっていながら、自分たちのペースで…、好きな店に連れて行って…、
彼女らにとっては、よりよいお店に連れて行ってあげる、というのがお祝いだったのかも知れない。
でも、実際祝われたらしいわたしにとっては、「困るんだよな、こういうの…」という気持ちが拭い去れない。

もし、今後、彼女らがわたしを元気づけようと、あっちに行こう、こっちに行こうと言ってきたら、わたしはどうするだろう?
いまは、食べるのにまだ困っていない段階だから、誘いに応じるかも知れない。
が、近い将来、わたしには必ず貧困が待っている。
そのときのために、少しでも貯蓄しておきたいという気持ちが、彼女らに理解出来るだろうか?
理解出来ても、じゃあ安い店にしましょう、という気概が彼女らにあるだろうか。

もし、そこの部分がわかってくれていれば、例えば外国旅行しましょうと言われても、いまの自分なら一生は一度だからと、貯金を崩してなんとかするんじゃないかと思う。
でも、そこがわかっていなくて、「わたしたちと一緒に」と言われたら、たぶん行かないな。
またこんな…、経済状態みたいな、いやらしい話を親友に説明しなきゃならないのかな。
もううんざりだ。
ほんとうに、困っている人のことをわかるのは、同じく困っている人だろうと思わざるを得ない。

わたしは、力を失くしてしまった。
口で、いくら「いつでもわたしたちはここにいるよ」などと言われても、最終的にその人がわたしを救ってくれるわけじゃない。
『レ・ミゼラブル』みたいな話になってしまうが、貧困のあまりパンを盗んでしまう人間のことなんか、彼女らにはまったく理解出来ないだろう。
わたしにはわかる。
真実を、ほんとうの意味での人を救うってどういうことなんだっていうことを、間違っていようとも、わたしは少なくとも考える。

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