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LIFE,LOVE&PAIN(旧)

タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。(新URL:○ttp://lifelovepain02.blog.fc2.com/)
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躁状態の双子の妹

usagi_chocho

昨日は、ゆき妹が「あげた服のなかで、要らんもん返して」と言ってきたので、応じる。

彼女は去年引っ越すまで、ギャル服屋に勤めていたので、住んでいたマンションの部屋は、あふれかえらんばかりの服でまみれていた。
「少しでも服の体積を減らしたい」という彼女と、「お金がないからあまり服が買えない」というわたしの間で、需要と供給がマッチしたのである。
それで、わたしは彼女からもらったギャル服を着ていたわけだが、ど~にも、「コレ、どうやって着るの?」みたいな謎なものや、「こんなヒラヒラ、わたしには無理」みたいなものも多くて、わたし自身も着ない服の山で困惑していたという事実がある。

彼女の方は、服屋を辞めたことで、服がなくなって、いまは足らない状態にあるらしい。
あれこれ引っかき回している彼女に、「なんでそんなに服が要るの?」と尋ねたら、「バイトの面接とかいろいろあって…」と言うのであった。

「え! バイトする気なん??」
「うーん。やっぱわたし、バイトしたいねん。ただし、今年はほんっまにないで! でも今度、近所に新しいショッピングモールが出来るから、オープニングスタッフの需要がかなりあって、いまチャンスやねん」

わたしがなぜ驚いたかというと、彼女はいま、精神科医から入院を勧められている身だからである。
わたしによると、彼女ははじめ、ただのパニック障害だったのに、その発作の予防薬としてよく使われる抗鬱剤《パキシル》の不適切投与のせいで、いまは《パキシル》をやめたあとでも、軽い躁うつ病みたいになっている。
(あるいは、パニック障害のまえから、躁うつ病があったのかも知れないが、少なくとも主治医は、彼女の抗鬱剤による"躁転"とは呼べないような激しい躁状態を、何年間も見逃していた。)
彼女の主治医は《リーマス》という、躁うつ病患者によく処方される薬を出しているが、ずっと眠れない状態が続いているので、これを増やしたい…、しかし、《リーマス》はMAX付近になると危ない薬なので、これ以上増やすとすれば、入院という監視下のもとで、という状態にある。

「《リスパダール液》を追加したら、多少眠れるようになって、いまはちょっと楽やねん」と言いながらも、彼女はしんどそうであった。
病識がないんだよな。あるいは、認めたくないっていうか。

でも、わたしに彼女を止める権限はないので、勝手にさせておいた。
ゆき妹は真っ黄色のパツパツパンツを取り出して、「これ、えーやん!」と気に入ったみたいだった。
「そんなん着て、ハイヒール履いてたら、昔のアメリカ人奥さまみたいになるで」
「いや、えーよ、これは使える! あ、そや。これ見てみ。じつは、レインシューズやねんで。見えへんやろ?」

彼女は、どう見てもこれ、コンバースのハイカットだろ? みたいなデザインの赤い靴を履いて来ていた。
「こんなん、どっから見つけてくるん…」と尋ねたら、
「ネットで買い物してたら、メルマガが来るようになるねん(←わたしは全部受信拒否している)。だから、気に入った店をチェックしてたら、売り切れになるまえに買えるよ」

そうやって、時間が来ると、彼女はいつものように「用が済んだら話はない」という素っ気なさで、とっとと帰っていった。
うーん。うつ状態だったら、こんな物欲、そしてバイトしようなんて気は絶対起こらんな。
いま、彼女はうつ期だと自分で言っていたが、どーーも、躁期の終わりあたりっていう感じがしてならない(←身体は疲弊しまくっているが、精神活動は活発な感じ)。
いまからバイトなんか始めて、本格的うつ期に入ったら、すごくしんどいだろうと思うんだけれどな。

ただ、彼女のうつ期は比較的軽いらしく、躁期はそりゃ苦しそうだが、うつ病患者の苦しみについては、てんで理解がない。
わたしのことでさえ、「躁うつ病なんじゃないのぉ~?」なんて、なんの根拠もなく言うくらいだしな。
アタマおかしいんじゃないの?(実際おかしいわけだが)と双子の妹ながら、彼女の思考回路を疑ってしまう。
<注釈:うつ病と躁うつ病は、まったくべつの病気です。>

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