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LIFE,LOVE&PAIN(旧)

タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。(新URL:○ttp://lifelovepain02.blog.fc2.com/)
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S氏の小説

pc_tsukai

早朝チャットをしていたら、ある人Sが、「次の作品が書けない」と悩んでいた。
なんのこっちゃと思って尋ねてみると、どうやら彼は、ある文学賞を受賞し、次に本が出ることになっているので、あと7作品ほど書かなきゃならない、ということだった。

「ジャンルはなに?」
「ショート・ショート」

? 意味がわからない。どういう内容のものを書いているのだろう。
わたしは、彼を質問攻めにした。

すると彼は、おずおず…といった感じで、少しだけ話した。なんでも、エッセイの分野で受賞したものらしい。
じゃあ、今度はまたエッセイになるの? と尋ねると、そうではない、と言う。
埒の明かない質疑に業を煮やしたべつの人が、「賞取りなら、公募ガイドにいっぱい載っているよ」と言った。
そうなのか。
わたしは、早速検索してみた。

すると、出るわ出るわ…。
モノを書きたい人って、いっぱいいるんですね。
でも、そのほとんどが失業者のちょっと筆心のある人の、駄作じゃないのかな。

好奇心旺盛になったわたしは、ある文芸公募を見て、「これなら毎日書いているブログ(当ブログ)と、字数もほとんど変わらないではないか」と思い、応募することにした。
しかし問題は、残りわずかの制限時間(=応募締め切り日)である。
それと、案外、字数の少なさ。
字数が少ないということは、一つ一つの言葉を精査しなければならないということだ。
これは、けっこう難しいぞ。

しかし、わたしがもう死んでしまったと思っている純文学作家のU氏は言っていた、「まず書いてみろ、ゆみ。才能はある。とにかく20枚くらいでいいから」。

わたしは、書いてみることにした。
前述S氏は、夜、またチャットでであったのだが、これは嘘つきではないなと思った。
なぜなら、わたしが「わたしも書きたい」というと、「俺の作品、読んだことある?」とおずおずとURLを出してきたのである。
――その行動が、本物作家のU氏にそっくりなのだ。
URLを出す。ぽつりと、「感想くれたら嬉しいな」と言う。
わたしは、言われなくても、感想を言うつもりであった。

読んだ作品は…、一つは駄作で文法の間違いも多い、リアリティがなさすぎ、なんだこりゃ? しかしエネルギーだけはあるなと感じ、もう一つ本人お勧めの作品は、「ああ、これは上手い。面白い」と思えるものだった。
…作品の出来にムラがある人なのかなあ。
文法の間違いなんて、本物ならほぼしないけれどなあ。

でも、彼に感想を言うと、素直にうふうふ…と喜ぶところも、U氏とそっくりなのであった。
自己顕示欲は強いけれど、それを恥じているのが、本物作家。山田詠美氏はそう言ってたっけ。
わたしは、S氏を応援したいと思う。

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