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LIFE,LOVE&PAIN(旧)

タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。(新URL:○ttp://lifelovepain02.blog.fc2.com/)
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Sさんの危篤


肝臓ガンだったSさんから、ついに返信メールが来た! と思ったら、弟さんからだった。
Sさん、もう危篤らしい。

そもそもは、看病していたお母さんがスマホの使い方がわからず、しかもSさんがデイケアでどれだけ人に慕われていたか知らなかったことに尽きる。
それで、危篤になるまで連絡がなかったのだ。

弟さんは、日曜日の夜は「会いに来てくれると、喜ぶと思います」と書いていたが、月曜日の朝、わずかに意識が戻ったときに本人に尋ねたら、「要らん」と声にならない声で言ったそうで、「申し訳ないのですが、やはりお見舞いはお断りします」と言ってきた。
でもその時、わたしはもう家を出ていて、花を造ってもらっている最中だった。
どうしたもんか…と、待ち合わせしていたFさんのところへ駆け寄ると、Fさんは、さすがに年の功、「行きましょう。もう既に、病院に着いていたことにすればいいんです。この機会を逃すと、二度と会えませんよ」と言うのだった。
わたし一人なら、諦めていたたろうな。
Fさん、頼もしいぞ!

そんで、更にバンド仲間のMさんとも待ち合わせて、かなり迷った末、やっと病院に着いて病室に入ったら、Sさん一人で、他に誰もいなかった。

Sさん、苦しそうだった。
あまり多くは語るまい。
しばらく、話しかけたり、見回りに来た看護師さんから話を聞いたりしていたが、一向にご家族が帰って来ないので、わたしたちは、一旦病室を出た。
するとまもなく、Mさんのケータイに電話が入り、ご家族と対面することが出来た。

弟さんは、最終学歴がカリフォルニア大バークレー校という、優秀な人である。
なんか、Sさんと真逆のさわやか男性だったぞ?
Sさんもあたまの廻りは速かったが、あれ、ほんとに同じ兄弟か??

あたまの切れる弟さんは、さわやかにいまの状態を説明してくれた。
これは、Sさん自身がとうに知っていたらしいが、じつは肝臓ガンは、肺に転移していたらしい…。
そして今回、今度は脚の骨髄に転移して、物凄い痛みが出たので、モルヒネによる終末医療の開始となったようだ。
余命は、1ヶ月以内とされているらしい。

Sさん…、なんで肺への転移を教えてくれなかったのよ。
知っていたら、もっとあちこちみんなで行って、もっと楽しい思いが出来たのに。

しかし、転移を知っていたから、あの恐怖の散財をしていたのか。
国からぶんどった3千万円、わずか3ヶ月くらいで、ほとんど使っちゃっていたもんなぁ。
うん、極端な人だった。
しかし、高級車にはもう少し乗せてあげたかったね。
あれ、どーすんだろ。
一度、アタリ屋さんにやられて、事故車になってんだよね。
まあ、お母さんが乗るとは思えないから、売るんだろうな、普通に。

なんてことを考えつつ、喪服の準備しなきゃな…と事務的なことを考える。
喪服なんて、久しぶりだな。
黒のパンストとパンプスを用意しなきゃ。

Sさん、いまは苦しいけれど、あと少し頑張ってね。
精一杯生きれば、神さまが天国みたいなところで、魂の浄化をしてくれるんだって言っていたもんね。
また、会いましょう。

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