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LIFE,LOVE&PAIN(旧)

タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。(新URL:○ttp://lifelovepain02.blog.fc2.com/)
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プリンスの恋・2

heart3

昨夜、プリンス(25♂)から電話がかかってきた。
その後どうなった? と尋ねると、彼女Aさんとの間で、同じデイケアの人々に付き合っていることをばらすかどうかで、結局プリンスにまかせるわ、とAさんに言われてしまったらしい。

「僕は、ばらしたくないんですよ」と相変わらずプリンスは言う。
「それで、まずはスタッフには言っておこうかどうかと・・・」
「言うたらええやん」
「言って、親にばれたりしませんかね?」
「まさか! 未成年じゃあるまいし」
「・・・明日、デイケアの運動会なんですよ。そのとき、言うかどうするか・・・」
「あのな、Aさんの気持ちとしては、間違いなくみんなにばらしたいと思ってると思うで? だって、運動会が終わってからも、自然と二人で帰ったりできるやん。それに女は、ここだけの話やけど、とか言うて、女子同士ばらし合ったりする癖があるからな。そのうちばれていきそうな気もするわあ」
「僕、スタッフにももうばれてそうな気がするんですよ。今日、スタッフにAさんがいるから明日遅刻せんで済むよね、って言われて」

プリンスは、発達障害があるのか、独特のしゃべり方というか間の取り方がある。
じーっと黙っていたかと思えば、ぺらぺらしゃべり出したりという感じである。
はっきり言って、一般的には付き合いにくい人だ。
だから、プリンスを好きになってくれた人なんて、もうほんとに大事にしないと、後がないようにわたしは思えるのである。

「じゃあ、スタッフにはばらしとけば? そしたら、Aさんの気持ちも少しは落ち着くと思うで。隠れてこそこそなんて嫌やもんね」
「・・・・・・」(独特の間があく。)
「・・・・・・」(なにか言いたいのだなと待っている。)
「僕ね、Aさんに目をつぶって、って言われたんで、目をつぶったんですよ」
「うん」
「そしたら、急に抱きつかれたんですよ」
「ほー。きみ、ガタイがいいから抱きつきたかったのかもね」(これはプリンス流のノロケだな。)
「僕、なにも出来なくて、なんか彼女にリードされてばっかなんですよ」
「うちもそうだよ。彼氏さん、なんか俺、リードされてばっかや、って言うてるよ」
「そうなんですか」
「ええんちゃう? それで。彼女の方が年上やねんもん。それに、ICさん(プリンス)が、女の子と付き合ったことがないのも知ってるわけやし。自分がリードしなあかん、ってわかってるよ」
「・・・・・・スタッフにばらすっていうのは、Aさんにも言ってしまったし」
「じゃあ、約束は守らなあかんね。スタッフには言わなあかんやろ」
「・・・・・・・・・・・・僕、言います! スタッフにばらします!!」

最後がプリンスに似合わず、強い語調だったので、余程の決意だったのだなと思わせた。
さて、その運動会が今日なのだが、今頃どうなっているかな。
また、結果を報告します! と言っていたから、今日の晩にでも電話がかかってくるかも知れない。
それにしても、わたしはお母さんになった気分である。
もてない息子を、後方から応援し、うまく事が運ぶよう、これからもアドバイスしていくつもりである。

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