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LIFE,LOVE&PAIN(旧)

タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。(新URL:○ttp://lifelovepain02.blog.fc2.com/)
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三島由紀夫の変態さ


mishima

昨日は、三島由紀夫の動画を観ていた。
あの人って、すごく変だよね。
行動の一つ一つに一貫性がないんだな。
作家の顔、父の顔、ゲイの顔、役者の顔、演出家の顔、俗物の顔、社会啓蒙家の顔、秀才の顔、マザコンの顔、・・・。
わたしは、この人の出世作『仮面の告白』は、これからの自分の人生は、仮面をつけて「こうあると美しい」舞台を、自ら演じますよ、と宣言していると解釈している。
一応、こんな感じの書評が、某新聞社に掲載されたから、一説として、間違った方向ではないのだろうと思っている。
たくさんの仮面をかぶっているから、ああなるのか? 気味悪い人間だなー。

んで、キモイキモイと言いながら、目が離せないこの人なのだが、やっぱり見てしまった、ああ、キモイ筋肉ムキムキにふんどし姿!
ここには載せたくないので、当たり障りのない画像を貼らせていただきました。
現在のゲイ雑誌「さぶ」は、最初の編集長が三島と同じトレーニング場で話が合い、三島もちょこっとだけ関与したようだが、「さぶ」の「さ」は三島の「さ」である説もある。
その「さぶ」って雑誌、皆さんご覧になったこと、ありますか?
なぜかうちには、一冊ありますよ。もう、男くさいのなんのって。
ふんどし姿の男同士が絡み合って、「アニキ~ああっ気持ちいいよ~っああっ」「よーし、今からこんなこんなにしてやるぞっ、いいか、はあっはあっ」みたいな。
あのゲイのスタイルって、もしかして三島が最初なのかなあ。
ただ、三島はもっと逝っちゃってて、ふんどし姿の男が苦悶の表情で、「ううっ」と腹を裂かれたりするのに性的欲望を覚えるんだよね。
自分もそれで、自らふんどし姿で腹裂き「ううっ」ゴッコやってるし、聖セバスチャンの両手を上から縛り上げられ、筋肉隆々の腹に矢じりが食い込んでいる姿(これに幼き三島は初めて性的欲望を覚えた)を演じてみせた。
彼にとっては、それが「究極の美」なので、当然、舞台のフィナーレは、腹裂き場面である。
最期を割腹自殺にしたのは、なんの不思議もない。
ただ、なんでそれを、自衛隊員の前でやらんかい! である。
インパクト、間違いなく強かったのに。

サテ、そんな変態なところは置いておくと、彼は、フランス語も上手に話すんだねー。
ということは、フランス語、ドイツ語、英語、日本語の4ヶ国語に精通していたということですよ。
どこで覚えたんだ? 発音も上手いぞ? 帰国子女にはそんな人もいるけど、彼はそうじゃないしね。
こういう一面を見ていると、「こりゃ、とんでもなくあたまがいい人間だわ」となる。

ただ、三島文学を語るとき、『英霊の声』以降は、作家ではなくなっているので、それ以前と別として考えた方がいいと思います。
なんだかわからんけど、彼の人となり全部をごちゃまぜにして「天才だ」とか、「駄作作家だ」とか安易に決めつけるのは、よろしくない感じがします。
一つ、作品の背景にあるものを知っておくと、例えば『潮騒』という、彼には考えられない男女の純愛小説が、じつはギリシアの小説『ダフニスとクロエ』を下敷きにしているとすれば(彼はギリシア旅行の際、その青い空、太陽等に魅せられた)、「あー、いかにもあの俗物が書きそうな小説だ」と理解できます。
なお、『潮騒』の舞台モデルとなった神島は、官僚やってた三島パパがわざわざ見つけてきたらしいが、あとで小説を読んで、「せっかく探してやったのに、こんなつまらん小説を書いて!」と憤然としたらしい。

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