LIFE,LOVE&PAIN

LIFE,LOVE&PAIN

タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。
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両親ともどもカラオケへ

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今日は、両親と一緒にカラオケに行った。(カラオケばっか。)
3人で行くとどうなるかって・・・、父親が懐メロを歌って、母親がその応援、わたしが両親が知っていそうな洋楽を歌うというようなノリである。

わたしも、二人が知っていそうな曲を探すのに苦労した。
フランク・シナトラ。アンディ・ウィリアムス。カーペンターズ。ビートルズ。
そんでも母親は、「あれ歌って」というリクエストを飛ばしてくるのであった。
それは、
「コンドルは飛んでいく」/サイモン&ガーファンクル
「イマジン」/ジョン・レノン
「知床旅情」/加藤登紀子(!)
「つぐない」/テレサ・テン(!!)
「いい日旅立ち」/山口百恵(!!!)

なんだこのラインナップはーー! わたしじゃない!!
でも、歌えちゃうから不思議なんだよね。
なんといっても、わたしは元スナック従業員アルバイト。
演歌という演歌は歌えないけれど、ちょこっとはかじったことがあるのだ。

おかげで、自分のほんとうに歌いたい曲は歌えなかった。
オリビア・ニュートン・ジョンの「カントリロ~ド♪」なんか歌ったりして。
あと、これは知っていそうだなと思って、「アメイジング・グレイス」を歌ったら、母が「白い巨塔だ」と言っていたが、ドラマで使われたのかな??
「ゴッドファーザー愛のテーマ」もさすがにわかったな。
「スキヤキ」は当たり前だがわかる。
あと何だっけ。
研ナオコの「かもめはかもめ」もわかったみたいよ。
てか、なんでそんな歌、歌ってる自分!!

なんか、今日は歌わされたって感じだったから、また口直しに行きたいな。
でも、一人じゃ寂しいわ。
しかし、二人だと洋楽ばっかり歌うと、これまた気を使うし。
ぷーさんのぬいぐるみでも置いて、それを人間に見立てて歌おうかしら。
ちょっとはカラオケルームが明るくなるかも知れない。

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カラオケマイクが重い。

singing

昨日は、3ヶ月半ぶりにカラオケに行ったのである。
感想はって・・・マイクが重かった。
って、なんだそれって感じですが。

この3ヶ月半の間、わたしはほんとうに箸より重いものを持ったことがなかった。
だから、足腰腕ともに、相当、筋力が低下している。
階段なんて、降りるのが怖いくらいざますよ。
腕も例外ではない。
専門的にいうと上腕二頭筋、つまり力こぶをつくる部位の筋力が低下したため、マイクが重く感じられたのだと思う。

それにしても、1曲も片手で歌えないとはね。
わたしは、両手でマイクを支えながら、昔のアイドルみたいな様で歌っていた。
かっこわるー。
なおかつ最近、視力が低下しているので(老眼じゃないよ! 近くは見えるもん)、画面の側まで近づかないと歌詞が見えず、なんだか必死の人になってしまった。

今回、行ったカラオケ屋は、まえに店員に覗かれたことがあって敬遠していたのだが、実家から近いこともあって利用した。
だから、わたしの必死な歌いぶりも見られていたら嫌だなーと思う。
ただでさえ、ヒトカラって恰好悪い? ものなの?
どうなのかなー。
わたしが見る限り、けっこういると思うんだけどねー。
いまだに、「え! 一人で歌いに行くの?」なんて言う人がいるわねー。

さて、こんな感じで、ヒトカラをやっているわたしですが、今度父が「カラオケに行きたい」と申しておりますので、たぶん今日か明日に、一緒に行くと思う。
もしかすると、母親も。
母は、真性音痴なので、聴き専である。
父も、歌う歌といえば、どうせ石原裕次郎とかあのへんになるだろうから、わたしはフランク・シナトラあたりをぶつけてみようかしら。
不毛な闘いだわ・・・。
まあ、ふつうに70~90年代洋楽を歌っていると思う。
どんな曲なら、彼らは知っているのかなー。
青春時代が50年前だとして、1965年あたりか。
うーん。厳しいなあ。アンディ・ウィリアムスの時代になるのかなあ。

ということで、どうなるかわかりませんが、彼らは歌歌い、わたしは筋力トレーニングのために、カラオケへ行ってまいります。
一見、微笑ましいよね。家族でカラオケ。

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ストーキングに終止符?

mail

あーー、ドキドキした!
あ、そのまえに、これ、本日3本目の記事です。
一日記事を3本もあげるなんて、これこそ躁のなせる業って感じだけど、ちょっと誰か聞いてよ! って感じなので書く。

いま、わたしをストーキングしていたHちゃんから、メールがあったのよ。
「電話していい?」って。
いやいやいや、困るって。
わたしは無視していた。
すると、今度は「おーい、ゆみ! 無理っぽい?」と投げかける言葉。
わたしは、これはちょっと、もうこのへんできちんと言った方がいいのかなあと思い、メールを書き始めていた。
すると、間もなく「迷惑? だったら、ゆみに関する個人情報、全部消すから。このメールにだけは返信して」と言ってきた。

ここまで言われちゃ仕方ないので、わたしはメールの続きを全部書いた。
「H先生に相談したら、もう付き合うなって言われた。夜中にメールとかあったでしょ? わたしも毎日起きてるわけじゃないから疲れるの。わたしは病人だから、医師の指示に従います」

・・・我ながら、固くて冷たい返事ねー。
わたしは、隙を見せたらやばいような気がして、一切の妥協も許さない文章じゃないと駄目だと思ったの。
それをポンを送ったら、「いままでありがとう」と返事が来た。
ふむ。
これ以上、追跡はしてこないな。
あとは、facebookの友録を解消するのみだな。

それにしても、ドキドキしたよー。
まったく、こんなのずっと続いていたら、ほんとにH主治医の言うとおり、わたしの方がやられちゃうわ。
彼女、わたしになついていたかと思えば、「個人情報を抹殺する」とか、極端なのよね。
ああいうところはまずいと思う。
彼女のこれまでの交友関係を聞いていても、あの人のここが嫌い、あそこが気に入らないって、ビシバシぶった切ってるんだよね。
たぶん明日には、誰かに「ゆみって人が、急に無視してきて、ほんっまに腹立つねん!」とかぼやいてそう。
うん、絶対やってるな。もしかすると今夜。

そういうことで、おそらくこれで、Hちゃんとは無事に切れた? と思う。
女は怖いわ。
わたしはもともと男友だちが多いのだが、女はほんとうに面倒。嫌ずら。

(おまけ)
あと2本の記事、長いから読まなくてもいいよ。

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デイケアの精神病患者たち

kanyoshokubutsu

本日2本目の記事。(毒舌)

一昨日、わたしはうつから躁へ転じたため、家でじっとしていられなくなって、3ヶ月半ぶりにデイケアに行った。
うつのときは何とも思わないのに、躁になるとじっとしているのが苦痛になる。

久しぶりのデイケアは、新顔がたくさんいて、メンバーがだいぶ変わっていた。
それにしてもアレだな。
相変わらず、デイケア内の人たちの身だしなみはひどい。

いい年頃の女性なのに、あたまぐちゃぐちゃ。ピョン跳ね。
いつも謎な長いワンピの下に、パジャマのズボンみたいなのを穿いている女子。
よれよれ・色あせた長Tシャツの男子。
そんなに折るなら切れよのジーンズの男性。
あまりにも太っていて、背中までもビチビチなTシャツの女。
どう見てもドテチン(@始め人間ギャートルズ)にしか見えないあたまの男。
ああ、挙げたらキリがない。
皆さま、せめて髪型・服装はちゃんとしましょうよ。

他にも言いたいことがある。
けっこうな数の人々の、素行が変。なのだ。
なんであの人は、人と話すとき、直立不動なのか。相手が、立ち去ることもできずに、身動きできなくなってしまうではないか。
わたしに初対面の挨拶をしてきた人は、なぜせっかく名乗るのに、もにょもにょ顔も見ずに名乗るのだ。もっと笑いながら明るくしたら、150%印象がよくなるぞ。
人の学歴自慢ばかりしているキミ、格好悪いからやめなさい。
ぴょんぴょん跳ねながら歩いているあなた、見ていておかしいぞ。薬の副作用でもあるまいに。
パソコンで一人花札をしていた彼女、誰もいないのに勝っただの負けただの、でかい声で叫ぶの迷惑だろ。

なんでこう、変な人ばかりいるの。ここは。
って、精神病患者の集まる場所だからか。
わたしも、ふだんは普通の人だけど、キチガイになったら、ほんとのキチガイだもんな。

そういうことで、毎回なんらかの疲れを持って帰ることになるので、わたしは帰りに一杯引っかけて帰るのだが、その日はダメージジーンズを買いたかったので、服屋に行った。
しんどかったので、適当なのを買う。
ついでに、店のおねーさんに「2点買ったらもっと割引になりますよ」と言われて、ジーンズに合いそうな白くて薄いシャツも買う。
さすがに「カーディガンは?」と言われたときは「ありますから」と自制心が利いた。
躁だといっても、まだまだ軽いようね。重いと金銭感覚がなくなって、バンバン買っちゃうからね。

思えば、久々にデイケアの人々の変な恰好を見て、わたしはああはなりたくない的な心理が働き、酒屋よりも服屋へ、自身をいざなったのかも知れない。
服? うん、試着して気に入ったよ。
また、誰も見てくれないデイケアに着て行こうっと。

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ツツジとピクニック

tsutsuji

一昨日、「眠れなくても平気」とH主治医に訴えたところ、「眠らなあかん」ということで、眠剤を大幅に増やされたのである。
そしたら昨日、朝1~2時に起きているわたしが、5時半になってようやく目が覚め、それでもぼーっとした状態が、昼の12時過ぎまで続いたのであった。
こ・・・これは効き過ぎだ。ちょっと量を減らさせてもらう。

昨日はそういうわけで、家でゆっくりしているつもりが、両親に「○○公園までつつじを見に行かないか」と言われ、あまりに暇なので、ぼーっとしつつも行ったのである。
それにしても、ぼーっとする・・・。
あの木見て! あんなに枝分かれして! ・・・あっそ? ぼーっ。
わぁ、咲いてる! すごいつつじやね! ほら! ・・・ああ・・・つつじね、綺麗だね・・・ぼーっ。
わたしからみると、母は何にでもいちいち感動する。
これが、普通の人の反応なのか。

そして、途中のスーパーで買った天丼弁当をビールとともに食したら、わたしは芝生の上で横になり、すかーっと40分くらい眠ってしまったのであった。
眠剤なしでは、昼寝が出来ないわたしなので、まだこの12時の時点で、眠剤が効いていたことになる。
起きてから、ややあたまがスッキリして、気持ちよかった。
その後、両親と写真の撮り合いになる。

これは持論だが、女性はバックに花があると、絶対キレイに写る!
すごく、華やいだ感じになるのだ。
だから、今回も洩れなく、つつじの大群をバックに写真を撮ってもらった。
そして、洩れなくfacebookにUPした。
うむ。やっぱり2割くらい可愛く写って見えるぞ。うん、これはもう絶対!

母と一緒に撮った写真もUPしたのだが、大学時代の後輩が「お母さんと似てますね」を連発してきた。
「え! ほんとうに??」
「似てます、似てます」
「じゃあ、うちの両親は従妹同士で似てるから、双子の妹を合わせて、家族全員おんなじ顔だ」
「はい、並んで並んで」

家族全員、おんなじ顔??
それはそれで、なんか気持ち悪い。
しかし、そのことを母に話すと、彼女はにっこり笑って、とても嬉しそうだった。
いつも鏡を見ながら、「あー汚い。歳を取ったら嫌じゃなあ(大分弁)」と嘆いていたので、23歳年下のわたしと似ていると言われたからに違いない。

それはさておき、写真を撮り終えた我々は、今回もまた、池の側のベンチでアイスクリームを食べて、帰途へついたのであった。
半日つつじピクニック。ちょっと疲れた。

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糸を引きそうな女関係

stop

昨日は診察日であった。
病院併設のデイケアにも無事に行けたのだが、このたびは、そっちの話は省く。

わたしがH主治医に話したいのは、自分の症状と、もう一つは友だちのHちゃんのことだった。
Hちゃんはこの頃、急にわたしに依存するようになり、毎日毎日電話してきて、わたしは困っているのだ。
「先生、今日はご相談があります」と最初に前置きして、わたしは話した。

「まえにここにいた、Yさん(Hちゃん)が、毎日電話をかけてくるんですよ。ひどいときは夜中の2時に、”眠れない”って一言メール。あの人、躁うつ病の躁だからああなっているのか、ボーダー(境界型人格障害)なのか・・・。それによって、わたしの対応が変わってくるんですけど」
「Yさんか、うーん。ようしゃべるからなあ・・・。躁うつとボーダーの見分けはつきにくい・・・。うーん。いずれにしても、切った方がええと思うよ。もう、デイケアで会うこともないんやし。あんたの方がやられてしまうやろ」
「切るって、バサッとやるんですか?」
「そう、バサッと」

それでわたしのこころは決まった。
H主治医は、とても合理的で客観的なものの考え方をする人なのだ。
この人を、わたしは絶大に信じている。

ボーダーの人の粘着ぶりは、ときに凄まじいものがあって、一度食いついたらスッポン状態になることがある。
24時間監視していたり、逃げれば逃げるほど、追いかけてきたり悪口を言ったり、ストーカーじみたことまでする。
多くは、小さい頃、親の愛を充分に受けられなかった人たちで、見捨てられたくないという気持ちが大きい。
こういう人に捕まるとですな、ほんとのボーダーの人には悪いけど、もうご愁傷様でしたとしか言いようがない状態になるのだ。

で、わたしは早速、彼女からのメールを無視することにした。
すると、午後8時ごろに、どーでもいい人の悪口を、メールしてきた。
無視。
その数分後、今度は「ゆみ、今日はデイケアに行ってんね!」とメール。
彼女は、facebookを通して、わたしの行動がわかるのだ。
アカウントを取ったときから、「記事は書かない。ゆみをロムるだけ」と一方的に宣言していた彼女。(気持ち悪い!)
しかも、「コメント欄でほかの人と交流なんかしたくない! わたしは、ゆみの携帯に感想をメールする」などと、およそSNSの性質をまったく無視した行動は、いったい何なのだ。(←断ったのに。)
わたしは、あなたの特別な恋人でもなんでもないぞ。
だいたいわたしは、もとから女同士でベタベタするのが大嫌いなのだ。
虫唾が走ると言ってもいい。
それにしても、Hちゃん、まえはこんなじゃなかったのにな。
まえのターゲットに逃げられたのか?

ともかく、おかしなことになったHちゃんだが、まえにも書いたように、誰かに粘着したのは、どうもこれが初めてじゃないね。
なんとなくわかる。
話の合う豪快な女だと思っていたけれど、じつはベタベタ女子高生のまんまだったとはね。
わたしも見る目がないわね。

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セフレの彼との別れ

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セフレ? のTのことなのである。
結論から言うと、わたしは昨日、彼に別れを告げた。
白黒はっきりつけたい性格のわたしは、このままで置いておくわけにはいかなかったのだ。

「最近、腹デブになっちゃったよ」
「頑張って痩せてください」←(真剣。いつもの絵文字がない。)
「もう頑張るのはやめにするよ。病気で手一杯。わたしはもっと、ありのままの自分を好きになってくれる人を探すよ。急だけど、ごめんね」
「どしたん、急に?」
「前から考えてたことだよ。Tにとってわたしは、たぶん行きずりの遊びなんだろうなって。そういうの止めにしたいの。真剣に好きになってくれる人がいいの」
「そんなことないって言っても、説得力ないんやろうな! わかった、もう連絡せえへんわ!」←(キレる。)
「怒った? どうして。ほんとうに好きなら、腹デブなんか気にしないんじゃないのかな。ちなみに手足は細いまま。最近撮った写真を送るよ」
「怒ってないで! 自分を震い立たせるためや」←(急に態度が変わって絵文字入り。)
「どこまでも前向きな人だね。もっとあなたのことを知りたい。本来はここから始まるべきだったんだと思う」
「好きなら知ってもいいんじゃない」←(なんだこの一方的な物言いは。)
「それはそうだけど・・・わたしはTの本音が知りたい」
「人の本音聞いたって、何一つないで! 夫婦間だって建前言うんやから」
「それはそうだけど。腹デブに対して嫌悪感を持っているTを、残念がらせたくない。いま、ほんとのポンポコリンになってるよ? それでも付き合える? 駄目ならはっきり言ってくれていい」
「(応答なし)」

まあ、彼としてはいきなり難問をつきつけられて、面倒になったってところだろう。
これは、ふつうの交際だったとしても、嫌な感じだっただろうな。
でもね。腹デブって言っただけで、もう相手のことが気に入らなくなるなんてね。
わたしは、この人はもう駄目だって思ったな。

あとですね。
この人は、事業で借金したり、長い結婚生活・離婚があったりして、確かに社会的には頑張っている人なんだけれど、あたまが悪いと思うの。
なんというか、中卒だったKくんを彷彿とさせるところがあるんだよね。
主にそれはメールの書き方に現れる。
超短文で、中身スカスカで、表現力がないのを絵文字でごまかしている。
わたしのいちばん嫌いなタイプのメールの書き方だ。
わたしは、あたまが悪い人はつまらない。
人を好きになるっていうことは、その人を尊敬することでもあるっていうでしょ。
その意味では、彼はわたしのタイプではないんだな。
カッコいいから、連れまわしたい感じの人。
それが出来ないから、つまんない人。

わたしはたぶん、facebookの友だちの男性陣と彼を比べてしまったと思う。
facebookの男友だちは、ほぼ全員頭脳明晰で、まともな文章が書ける人たちだ。
ハッキリ言って、わたしよりハイクラスな人たちばかり。
4ヶ国語を操る人もいる。京大卒もいる。円周率の意味なんかみんな知っていて当然。生活にゆとりがある。しかも、思いやりがあって優しい。
きちんと節度を保って生きている人たちが、こんなにも周りにいたら、そりゃわたしだって、自分がセフレなんかつくって遊んでいることを恥じて当然だよ。
だから、もうすっぱりTとは関係を断つことにした。
また、新しい恋が待っている。

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3ヶ月半ぶりの躁がきた。

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最近、家にいると退屈になってきたのである。
これは、いい兆しだ。
3ヶ月半に及ぶ長かったうつが、ようやく明けてきた気がする。

わたしは一昨日、デイケアに電話して、「月曜日から行きます」と告げた。
デイケアには新しいスタッフが入っていて、その人が応対してくれた。
「わぁ、よかったですね。お待ちしています」と言われて、「もしかするとですよ、行けないかもですよ」とつい弱腰になる。
でも、たぶん行けると思う。
この体調なら、誰と遭遇しても大丈夫だろう。

またわたしは、うつのときは、誰とも予定をつくらなかったのだが、昨日、高校時代からの陸上仲間KとGW明けに飲みに行くことにした。
彼は、なんだかんだ言っていいヤツで、うつが明けたと思うとfacebookに書いたら、さっそく「飲みに行こう」と誘ってくれた。
こうして、だんだん予定を立てていって、少しずつ外に慣れていこうと思う。

それにしても、今年は激躁が来なくて、変な感じだったわ。
母によると、ここ10数年、春になると、わたしはイライラし始め、なにかにつけて因縁をつけ、怒鳴ったり暴れたり大変だそうなのだ。
それが今年はまったくないということで、とても喜んでいらっしゃる。
わたしも狐につままれたような形で、このまま軽躁に入っていくのかな? とやや不思議な感じがしている。
たぶんこの変化は、いま飲んでいる新薬のおかげだと思う。
知らない間に、人に迷惑をかけるのが躁うつ病なので、それがないとほんとうに自分でも助かる。

さて、外出が決まってくると、どんな服を着よう~とか、楽しみになってくるのである。
ああ、嬉しいな。
月曜日にデイケアに行ったあと、誰かを誘って一杯やるか、ダメージジーンズを買いに行こう。
ずっと行けていなかった洋楽カラオケバーにも、顔を出してみよう。
するとそのまえに、カラオケ屋に通って、練習しないと駄目だな。
だいぶ曲を忘れていると思う。
そうだ、カラオケ屋に行こう。
なんか、どんどん思いついちゃうな。

皆さんの春は、とっくに来ていると思うけれど、わたしの春はこれからだ。
ああ、楽しみ!
って、こういう多幸感も、単に病気のなせる業かもしれないんだけど。

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フェイスブックの中身

Facebook

フェイスブックを始めてから1年、わたしは21人の友だちと繋がった。
全員、リアルで知っている人か、その友だちばかりである。
ときどき、全然知らない人から友だちリクエストが来るが、無視している。
一度、どんな男なんだ? と見に行ったら、その人の友だちは全員女で、カワイコちゃんばっかりだったので、ぞっとしてリクエストの削除をした。

しかし、自分を振り返ってみると、あれ? 男ばかりじゃないですか・・・。
21人中、女2人。
こっこれは、男好きだと思われるのでは!

でも、なぜこういう分布になったかというと、高校・大学時代の陸上部の男の先輩・同輩・後輩がわたしを見つけて、友だち登録し、芋づる式にぞろぞろと男子ばっかりが集まってきたからなのだ。
わたしの方からは、誰一人として友だちリクエストしていない。
一人、女子でそれらしいのがいたから申請してみたが、返事は来なかった。
たぶん、フェイスブックを止めているんだと思う。

というわけで、コメント欄も男ばっかり。
わたしは最初、猫をかぶってかわいい文章を書いていたのだが、次第にバケの皮が剥がれ、いまではこことしゃべり方は違えど、中身は毒舌みたいな内容になっている。
だいたい、かわいらしーもんをUPして、「××です(はあと)」なんつー記事ばっかりだったら、誰も見に来ないよ。
実際、「髪染めました」とかって、自撮写真をUPしたら、反応が薄かったし。
ヤローに合わせて書かないとな。
ヤローは、「へーなるほど」みたいな話しか、通用しないのだ。

そんで、ヤローの一人、高校時代の先輩がリンクを貼っていた、「男脳・女脳」のテストをしてみたら、わたくし70%男脳でしたわ。
周りの男性陣は70%女脳だって書いているのに?
先輩曰く、「○○さん(わたし)は、男前やからなー」とのことであった。
もしかして、わたしって、ズケズケものを言うし、作家の佐藤愛子になっているんじゃない?
あの人も男前だよね。怖いわー。

ということで、かわいい文章が書けないわたしは、このままのスタイルを貫き通します。
実際、わたしのページを見て、「友だちになりたい」と思う女性は、いないと思うな。
ここを読んでくださっている方なら、きっとわかりますよね。
毒舌ばっかり叩いて、人の揚げ足とって、ほんとわたしってやなやつ。
でも、これがやめられないので、困ったものなのです。

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ストーカーに変身の女友達

garake

デイケアで知り合った、友だちのHちゃんが、躁のためなのか、ここのところ毎日メール・電話してくるのである・・・。
昨日というか今日なんか、朝の2時にメールしてきた。
たまたま、わたしは1時から起きていたからよかったけど、ただでさえ不眠なのに、夜中に起こされたら発狂するわよ。
そんなことがわからない人じゃないのに、やっぱりおかしい。

Hちゃんは、かつて頭脳明晰で、京都大学の合格圏内にいた人であった。
教科書は暗記パンで丸覚え、進学校で成績は常に一番、しかし本人曰く「自分が病気で京大に落ちて、べつの大学に行くようになってから、初めて自分が、教科書以外のことは何も知らないことに気づいた」という、当たり前の人である。

その人が、こういうはた迷惑なことをするのは、やはり病気のせいとしかいいようがない。
わたしは、どうせ暇なので、我慢強く付き合っているが、このままじゃもたんぞ。
このヒト依存は、じつはメールや電話だけではなく、facebookにも現れていて、わたしが「そんなに人と交流したければ、facebookするといいよ」と助言したところ、彼女はすぐさまページをつくって、わたしのストーカーになっているのである。

「それで、これからどうしたらええの?」
「過去の友だちを探すとか、わたしのページから知り合いを探すとかして、友だちリクエストしたらええねん」
「そしたら?」
「仲間が増えるやん。コメントするのもいいよ。人との交流ができるから」
「交流なんか、したくない!」
「? いや、facebookで交流しないというのは・・・」
「わたしはただ、ゆみをロムるだけにする」
「! ・・・んー、まあそういう人もいるけどね・・・」

とまあ、こんな具合で、電話をかけまくってくるから交流がしたいのかと思えば、わたしのページにコメントも入れずにロムるだけ? って、これはわたしにとっては重いよ・・・。
困るよなー。なんか事態が、よからぬ方向へ進んでいる気がする。

Hちゃんの素行を見ていると、こういうのは彼女には過去にもあった様子で、わたしが迷惑だと思っているということは、うすうすわかっているふしもあるのだ。
でも、どうやら止められないんだな。
ちなみにこの人は、しょっちゅう人との間でトラブルを起こし、まあこのへんはふつうの躁うつ病患者にありがちなんだけど、とにかくばっさばっさと友だちを切っている。
そして、いっつも友だちの愚痴を聞かされるが、どうも、彼女の方がまずいんじゃないのと思えるケースもいっぱいあって、返答に困る。
たぶん、人が自分の思い通りに動いてくれないと、腹を立てるタイプなんだな。
病気がひどくないときは、話のテンポも合うし、いい人なんだけど、ひどくなると困ったちゃんだなー。

今日も電話かかってくんのかなと思うと、ちょっと憂鬱になってきた。
なまじfacebookを教えたから、仮病は使えないしね。
病気がひどくないときのHちゃんは好きだから、早く病気がましになってくれ~と願うばかりである。

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性的逸脱とセフレのこと

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躁うつ病の躁の症状の一つに、「性的逸脱」というのがあるのだが、昨日、巨大掲示板で暇つぶしをしていたら、まさにそんな人がいた。
「性的逸脱」とは、たとえば複数の異性と関係を持ったり、突然風俗で働き始めたりすることだ。

その人は「またセフレをつくってしまった。多いときで6人。風俗に勤めている」という、結構症状としては軽くない方で、入院を勧める人も出てきた。
んで、毎度おなじみ、罵倒する人も。
罵倒に関しては、皆さん冷静にあしらっていたが、わたしも罵倒はよくないと思うわね。
だって、病気の症状なんだから。

でもまあ、だいたいの人は「やめなさい」で、福祉の話にまでコトは進展していた。
・・・わたしはですな、彼女が「またセフレをつくってしまった、鬱になったらどうやって断ろう」と言うのを受けて、「精神障害者だっていえば、誰でも逃げていくよ~」と呑気なものであった。

ここからは、自分の話になるのだが、わたしにはセフレみたいなものがいなくもない。
そのTとは、不思議な出会い方をした。
ある日、地下鉄のフォームを歩いていたら、背の高いいかしたお兄さんがいたので、ふと見たら、あっちもこっちを見ていて、すす~っと二人が引き寄せあって、いつの間にか手を握っていたのだ。
で、ちょうど帰り道が同じということもあって、一緒に電車に乗って、バーで一杯飲んだ。
彼は、47歳バツ1の男で、子どももいた。
しかし、男に関しては骨格フェチなわたしは、彼の均整の取れた身体に惚れた。

だがこんな、相手のこともよく知らない付き合いって、普通じゃないよな。
彼は、ときどき電話やメールをしてきた。
わたしは鬱に入ってから、ずっと誘いを断り続けてきたが、昨日もメールが来て「具合どうですか」みたいな感じなのである。
だからって、わたしのことを好きってわけでもないんだろうな・・・。
なんなんだろう。やはりセフレだよな。
ということは、わたしも性的逸脱をしてしまったということなのだろうか。

でも、いくらなんでも、わたしは6人の人とは付き合えんよ。
2人がせいぜいじゃないか?
しかも、1人がいちばん望ましい。
もう、いい加減な恋もどきは、したくないのだ。
だから、Tのこともどうしようかと考え中である。
でも、考えるまでもなく、新しい恋がくれば、彼とは離脱するだろうな。

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カレンの声

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なんかのCMで、「この曲知ってるんだけど、なんだっけ」と気持ち悪くなったので、巨大掲示板で誰かに訊いていたのである。
そしたら、昨日になってようやく、回答者が現れた。ラッキー。
それは、野村証券のCMで、カーペンターズの”愛のプレリュード”だった。
そうなのよ、カレンの声には間違いないと思ってたんだけどね。
謎が解けて、すっきりしたー。

カーペンターズとの出会いは、小学校低学年に始まる。
当時、エレクトーンを習っていたわたしは、それが何の曲かも知らずに、ただ音符だけを拾って弾いていた。
だから、ビートルズも知っていたのに、中学校のとき「好きな音楽家は?」と訊かれて、「ポール・モーリアです」という訳のわからない答えをしていた。
いまにして思えば、”Close To You”という曲が好きで、”Top Of The World” ”Sing” ”Yesterday Once More” は嫌いだった。(なんだ嫌いなのばっかりじゃないか。)
いまでもその傾向はあって、カラオケ屋でも、嫌いな曲は歌わない。
代わりになにがくるかというと、”マスカレード” ”スーパースター” ”ア・ソング・フォー・ユー”などである。
ちょっとマイナーコードで、歌詞も切ないのが好きなんだよね。
これは、小さい頃からずっと変わっていない。

もうずっと、カラオケに行っていないけど、また元気が出たら、歌いに行こう。
わたしの声は、ちょうどカレンの声とキーが同じなのである。
もっとも彼女は、3オクターブ持っていたそうだが、あまり広い音域で歌っていない。
広い音域を持たないわたしとしては、歌いやすい歌手の一人である。

ほかに、キーを変えずにすむのは、サラ・ボーンとSADEくらいかな。
オリビア・ニュートン・ジョンなんて、えげつない高さだよ。
キーを5個下げるけど、息つぎもいつやってんの? っていうくらい苦しい。
もっとえげつないのは、サイモン&ガーファンクル。
男のくせに、どんだけ高いの? 歌えません!!

で、見てのとおり、最近の曲はもう、追っていないんだよね。
歳をとると、だんだん新しいものが入ってきにくくなるらしく、先日高校の同窓会で再会した、音楽狂の元カレも「もう新しいのは聴いてない」と言っていた。
そうなんだよねー。
あれほどの音楽狂が、そう言うんだから、たぶん多くの人がそうなんじゃないかな。

ということで、わたしは少ないストックのなかから、一人カラオケすることになるのです。
これから新しく歌うとすれば、今回の”愛のプレリュード”みたいに、知ってるけど曲名を知らなかった! みたいな曲を発掘したときかなと思います。

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病気に破壊された自分

michi

昨日は、一昨日のことで、まだウジウジとしていた。
病気のことは達観したつもりでいたが、新たなる真実が出てきたからだ。
つまりわたしは、自分でも気づかないまま、自分の感情に振り回されていて、それに伴い言動がコロコロ変わり、物事を自分の都合のいいように解釈して、整合性のない日常生活を送っているらしいということだ。

これは、はっきり言われるまでわからなかった。
どうやらわたしは、普通の人が、普通に持っている座標軸を奪われているらしい。
でも、だからといって、どうすればいいのだ?
自分で自覚できないものを、どう修正していけばいいのか?

わたし自身は、健常者だったときと、まったく同じようにしているつもりなので、ほんとうに、どうすればいいのかわからない。
良識のある第三者に訊けとも言われたが、そんなの逐一行動を報告できるわけないじゃないか、どれが問題なのかもわからないのに。
とすると、わたしは絶えず自分の行動に対して監視し、びくびく生きなければならないことになる。
そんなの、もつわけないよ・・・。
そんな生活を送るくらいなら、わたしはすべての健常者の友だちに、さよならするよ。
壊れてしまった自分はこれなんだもん。

友だちって、皮肉なことにいちばん近い人から、消えていくんだよね。
脳の損傷は見えないから、「この子、性格悪くなった」って感じなんだろうな。
悲しいな。
そうじゃないのに。とこころでつぶやいても、誰に届くこともない。
健常者だった頃が、憎いくらいうらやましい。
あんなに元気で、友だちもいっぱいいたのに。
全部失うなんて。

一昨日から、夜中に起きると寝なおしが利かず、ぼーっとパソコンの前に座っていたりする。
寝てなんかいられない、自分が破壊されているのを再確認したのだから。
今日も午前1時からビールを飲んだりして起きていた。
この病気の3人に1人が自殺するって、よくわかるわ。
それでも、生きなきゃいけないんだけどね。

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病気をわかってもらえない

ame_onna

昨日、悲しいことが起こった。
高校時代からの友人で、facebookで友だち登録しているK(50♂)が、わたしの記事について「気楽にできないの?」と書き込んできたのだ。
「気楽にやってるよ」
「切り替えできるときは、切り替えてよ」
「・・・これ素だけど?」
「たまに、そんな気になるところがある」
「・・・・・・・・・」

・・・第一印象は、悲しかった。
切り替えって、何? それが出来ない病気だから困っているんじゃないか。
躁うつ病患者が、気分をコントロールできたら、それは健常者だろう。
それに、わたしはfacebookでは、当ブログのように毒舌も叩いていないし、ネガティブなことも書いていない。
ただ、ほんとうの自分を知ってもらいたくて、パジャマ姿とかはUPしている。
そういうのが、健常者の見るに堪えないところなのかな・・・。

だとしたら、わたしはなにも書けない。
だって、今回も3ヶ月以上、パジャマ姿で外に出られない状態なのだから。
そもそも、環境が暗いのは当たり前なのだ。
嘘をついてまでfacebookに記事をあげたくない。
まるで、わたしにとっては、Kの言い分は「ネガティブなことを書くなら、やめておけ」と言われたような気がした。

たぶん、リアルでも、離れていった友だちは、こんなふうに引いていったのだろう。
好きでなった病気じゃないよ。
わたしだって、健常者みたいにちゃんと働いて、みんなとワイワイ遊んで、表面上でも楽しくやりたかったよ。
彼は、高校時代のわたししか知らないからなあとも書いていた。
でも、もうその頃のわたしはどこにもいない。
この病気は、まるで交通事故で身体が不自由になったのに近い感じなのだ。
失くした機能を、元に戻せって言っても、無理なのだ。
彼が、そんなわたしが嫌になって離れていくなら、それは見送るしかない。
いままでにも、何度となくしてきたことだ。
でも、そのたびに傷つく。

母にぼやいたところ、「そりゃ、わからんわ。他人にはわからん」と言われた。
そうだよね。同居している人くらいだよ、真実を知っているのは。
わかってもらえない病気って辛い。

<追記>
ある人から、とても客観的な意見をいただいた。
躁うつ病患者は、自分の感情に振り回されて、意見をコロコロ変えて、都合のいいように生きていると。
たぶんこれ、正しい。でも、理解はできない。自分のことがわからない。

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3ヶ月ぶりの外出

ki2

だ・・・駄目だ、しんどい・・・。
なぜかというと、昨日、3ヶ月ぶりに通院以外の外出をしたからだ。
両親に連れらえて、わたしは近くの大きな公園に行った。

久しぶりの緑は素晴らしかった。あと、青い空も眩しく光る太陽も。
でも太陽は、弱った自分の身体にはあまりに強すぎて、日差しを浴びると、どても体力を消耗した。
それで、お昼にビールを飲んだが、お弁当はほとんど入らず。
木陰の芝生で休んでいても、一度しんどくなったものは回復しない。
両親が、「遺影を撮ってくれ」と言うから(!)、撮ってあげたけど、もうそのあとは、ごろんと横になっていた。
しんどい。

そのことを告げると、両親は「じゃあ帰ろうか」と言ってくれたのはいいのだが、「今度はこっち周りで」という道のりは、いまのわたしには過酷であった。
目標地点がものすごく遠く見える・・・1㎞はあるんじゃないかと思った。
しかし、両親はなんの疑いもなく行くので、仕方なくついていった。
70代高齢者に負けるわたしって、どんだけ体力低下してんだよ・・・。
ほんとうに疲れた。

やっぱり途中で、へたばった私は、今度はベンチに座り、アイスクリームを食べた。
だが、アイスクリームも食べられたのは半分くらいだった。
「さあ、行こう」と言われてからのわたしは、必死であった。
目はもう、死んでいたと思う。
なにを言われても、「はぁ」「はぁ」としか答えなかった。

で、今日である。
昨日より今日の方がしんどい。
これは普通だろう・・・でも、歳だから、明日はもっと酷いかも知れないな。
間違いなく、今日は一日寝たきりです。
社会復帰のまえに、体力をつけなければ。

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盗撮する男

camera

わたしは体育系大学卒なので、大学では、いろんなスポーツ選手と交流があったわけだが、水泳部の子が、こんなことを言っていた。
「練習中に、必ず外でカメラを持っている男がいる。どうやら、赤外線なんとかで、透けてみえるようにして、盗撮している」と。

げっと思った。
でも、練習しないわけにはいかないし、さぞ嫌だろうと思った。
しかしである。
今度は、わたしもターゲットになってしまったのである。

ある試合で、レース終了後に、「写真、撮らせてください」と言ってきた男がいた。
わたしは、てっきり、わたしのファンなのかと思ってしまった。(※わたしは割と名が知られていた。)
「いいですよ」と適当に、ポーズも撮らずに写ってあげた。
ところが、どこかでそれを見ていたのか、同級生が「あんた、何やってんの。あれ、変な人やで。あちこちの女子に声かけてるねんで」と言うのを聞いて、びっくりした。
気持ちわる~~と、当時うぶで、なにも知らなかったわたしは、冷や汗をかいた。

不思議だったのは、その後なのである。
数日間経ってから、その男からなんと封書が届いた。
中には、あのとき撮った写真と、懇切丁寧な手紙が添えられていたのである。
いやもう、ほんとに仰々しく、うやうやしく。
これ、普通の変な人か? わたしのあたまは混乱した。
若い女子の追っかけをしている変な男って、プロになると、ここまで徹底的にやるのか? といやもう、ほんとうに混乱した。
でも、撮られてしまったものは仕方ないし、自分ももうそれ以上考えたくなかったので、「たぶんあの男は、単に女の子が大好きで、写真を収集しているんだろう。その道のプロだから、ここまでアフターケアをするのだろう」と考えることにした。
ほんとうのところはどうだか知らない。
赤外線カメラだったとしても、そんなに綺麗に身体が映るものなのかな??
なんのポーズや笑顔さえつくっていないあの写真に、なんの使い道があるんだか??
やっぱり結論は、「その道のプロ」かな、なのである。

たぶん、どのスポーツ選手でも、盗撮はされないとは言い切れないだろうな。
大抵は薄着しているものだし、脚も開くしね。
わたしの好きなフィギュアスケートなんか、もう盗撮だらけなんじゃないかな。
体操あたりもやられそうだね。
それを考えると、わたしに礼儀正しく「写真撮らせてください」と言ってきた変な人は、盗撮する人に比べたら、紳士といっていいくらいなのかも知れない。

(余談)
漫画家のあだち充も怪しい。なんか撮ってる気がする。

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猫とるすばん

cat2

昨日から、両親が葬式のため、大分まで帰っているのである。
そんで、困ったのが、うちの黒猫だ。

やつは、うちの母親にいちばんなついていて、一緒に布団に入ったり、こたつに入ったりしている。
母親は、ヒモで遊んでくれる唯一の人なのだ。
ちなみにわたしは、じゃれさせてくれる相手である。
父は・・・? なんだろう、見ていないからわからない。

で、昨日は昼まではいつも通り、わたしの部屋でずーっとすやすやと安眠しておられた。
しかし夜になって、わたしが1階でごはんを食べ始めると、やがて降りてきて、んにゃあ~~と鳴き始めた。
それが、もう捨て猫になったみたいな鳴き方なのである。
「ニャー、ニャー、ニャー、ニャー」と鳴きながら、うろうろあちこちの部屋を見て回る。
わたしが声をかけても、大きな目でまじまじと見つめて、「ニャー」と言うばかり。
痛々しかったですよ・・・。

わたしは黙々とごはんを食べ終え、その後TVでフィギュアスケートを観ていた。
すると、猫はいつの間にか、どこかへ消えていた。
案外、早くあきらめたんだなと思った。

寝るとき、2階に上がったら、いつもはその時間帯にはいない、わたしの部屋の椅子に座っていた。
みんながいないってことがわかったんだろうな。
普段なら食後、母とわたしでTVを見ながらワイワイして、父は2階で早寝、猫はワイワイの側で寝ていたり、TVの前に立ちはだかったり、いろいろと邪魔しに来るのだが、どうもわたし一人では、そんな気分になれないようだった。

しかしだな。
昨日はそれでよかったとしよう。
だが今日も、場合によっては両親はいないのよ・・・。
今晩も鳴くだろうなあ。遊んでくれーとか言い出すだろうなあ。
わたしはわたしのことで精一杯なのに、猫の面倒か。うーん。大変だ。

動物を飼うってことは、気を使うね。
相手は言葉もなにもわからないし、こっちが察してやらないといけない。
3人で回していれば、なんとかなるけれど、1人の人なんか、すごい大変だろうな。
サテ、こんなことを書いているうちにも、やつはわたしの背後で「離れるなよ」オーラを出して座っている。
まいったなー。

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林修先生・大研究

hayashi_osamu

一昨日、解離を起こして書いた謎のメモのうち、「クイズ番組は、芸人より素人の方が面白くなっている」なのだが、これはおそらく林修先生をTVで見ながら思ったんだと思う。
最近、この人をTVで見ない日はない。
あんまりTVを見ないわたしが見ていても、だ。
聞くところによると、プロの芸能人でも、日に1度、必ずTVに出るのって大変だというじゃないですか。
それを、素人が無造作にやっていますよ? これはどういうことだ??

まず、この人はあたまがいい。
とっさにトークを切り返す能力がある。
また、カンペなしで、アドリブでやれる素質がある。
これはTV局としても、使いやすい素材だろう。
そして、周りに順応する資質も高いと思われる。
だから、有名な芸能人たちの間に挟まれても、びくともしない。
みんなで笑うとき、手を叩く動作をする人が多いが、このまえ見たら、なんとなくぎこちなく手を叩いていた。
これもそのうち、自然とやるようになるだろう。
さらに、もうひとつ賢いというか、世渡り上手だなと思えるのが、あの出世作「今でしょ!」を自ら早期に、封印したことである。
小島よしおもそうだったけど、「一発芸」の人は、それにこだわっていてはすぐ飽きられるので、出世作は早い段階で捨てるのが吉だと思う。

それにしても、繰り返すが、プロの芸能人でも冠番組ってそんなに持てないのに、この人、いったい今何本もっているんですか・・・。
飛ぶ鳥を落とす勢いとは、このことですな。
いま、予備校に勤めているのかな。
こんなにTVに出ていたら、無理じゃないかと思えるんだけど。
まあ、この人気ぶりは当分続きそうだから、本物の芸能人になってしまうかもね。
弁護士→半芸能人→政治家になった、橋下徹みたいに、脱皮を繰り返すヘビというか大蛇になるかも知れないなー。
うむ。
最近、高学歴化している芸能界なので、そうなっても不思議じゃない。

それと、これは想像だけど、この人たぶんいま、いろんな女芸能人から色目使われてるぞ。
自分でももとからもてるって言っていたし、こういう鮮度の高いのって、目をつけられやすい気がするわあ。
結婚しているなんて、関係ないでしょ。
このまえ見ていたTV番組では、女子アナの一人が明らかにテンション上げて、林先生の前ではしゃぎまくってたのには引いたわ。

なんて、芸能界のことをなんにも知らないわたしが、発言してみました。
「そこは違う」の考え方もあるかもだけど、あくまで私見でございます。

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またまた解離性障害

notebook

昨日、いや~なことが起こったのである。
解離だ。
わたしは躁うつ病のほかに、解離性障害も持っていて、いつの間にか自分の知らないところで自分がなにかをしていたり、数日間単位で記憶がすぱっと抜け落ちたりするのである。

で、昨日、いつもの通り、パソコンのまえに座っていたら、ふと横の棚の上に、見たことのない白い紙があって、なんだこれと広げたら、わたしの筆跡でわたしがつまらんことを書いていた。
なんだこれー! である。
曰く、
「クリントン女史、また出馬、夫に対する復讐を感じる → なぜジャクリーンになれなかったか」
「クイズ番組、芸人より素人の方が面白くなっている」
だそうだ。意味がわからない。

母に聞いたところ、これはわたしが一昨日の21時ごろ、TVを見終えたあとで「ブログのネタにする」と言って、書いたらしい。
知らないぞー!
TV番組が終わったのが21時だから、たぶんその時点で、わたしは眠剤を飲んでいるはずだ。
眠剤を飲んだあとは、確かに記憶が飛ぶことがある。
だが、21時に終わって21時に飲んでも、さすがにその時点では薬は効いてないぞ。
21時以降のわたしはどこへ行ったんだ?
書かれてあった紙は、確かに1階のお茶の間にあるものだった。
これを持って2階に上がった覚えは、まったくない。

まあ今回の解離による被害は、全然無問題であったが、過去には窓ガラスを割ったり、妹夫婦の家に夜中じゅう電話をかけたり、いろいろ迷惑をかけているらしいからな。
あとで誰かに「あれした、これもした」と指摘されて、「そんなの知らない」なんだから、自分は困るし相手は怒るよね。
どうやら、妹との関係をこじらせたのは、わたしの解離が問題だったこともあるようなのよ。
「もう、あんたとは血が繋がっていない」とまで言われたわ。
彼女、わたしが解離持ちだってことを知らないのよ。
そうやってわたしは、数々の方々に誤解されて生きております。

障害を抱えるって、なんだかんだ言っても、損なことですよ。
わたしの解離は、37歳で世界が砕け散ったときからだが、まさに精神が分裂してしまったのね。
ときどき、嫌なことを忘れたいから、解離になりたいなんて言う人がいますが、やめておいた方がいいと思うな。
忘れたいものだけ忘れて、生活に支障をきたさないなんて、病気はそう都合よく出来ていないよ。

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またもや薬の副作用

cookie

昨日は、通院してきたのである。
すると、ソワソワ感について、H主治医は「躁を下げる薬の副作用だろう」と断定した。

「飲んでみて、どうやった?」
「あの薬飲んでから2日間寝込んで、2日間ふつうのうつで、2日間ソワソワしてます」
「全部飲みきった?」
「飲みましたよ。あれは嫌な副作用が出ないし」
「さすがようわかってるな(皮肉)。あれはフランスでも日本でも賞を取った優秀な薬なんですよ」
「へええ・・・(薬に賞があるとは!)」
「うーん。でも、ソワソワも大変やからなあ。薬、減らします」
「はい。ソワソワがなくなったら、デイケアに行けると思います」
「それで、今度はいつ、大謀略を起こすのかな?」
「大謀略って、なんですかぁ! わたしはそりゃ確かに、策略を練るのは好きですけど」
「(にや~)」

確かに一昨年は、ギタリスト1とバカババア女がくっついているのを見て、躁のあたまがカッカとして、嫌がらせをしたもんだ。
でも、決して誤解しないことよ。
わたしは、あのカップルの醜さに吐きそうになっただけで、ヤキモチを焼いたのではない。
しかしまあ、一昨年と同じてつを踏まないためにも、今年は薬でコントロールして、万全の体制でデイケアに行かなければ。
この調子だと、大丈夫そうだけどね。

帰りに、病院で売っているクッキー@100円を、甘いもの好きな父のために買った。
このクッキーは、デイケアでつくっているものだ。なかなか旨い。
隣にポケモンの貯金箱が置いてあって、それに100円入れると、なんかしゃべる。
「コケコッコー!」みたいな感じ? なんだろう。ピカチュウの口癖??
でも、あれが嬉しくて、100円入れてしまうから、困ったものよのう。

その後は、春物の服を買いに行った。
こういうことができるのも、躁に入ってきた証ね。
冬じゅう、お金を使わなかったわたしは、喜んで散財してきました。
ボーダーのチュニックと、チェックのシャツ。まあ、こんなところやろ。
見せびらかすものがあれば、外出しようっていう気にもなるしな。

で、いまもまだソワソワしながら書いています。
あ~歩きたい。でも暇。困る。
早く薬が切れて、このソワソワの副作用、なんとかして欲しいわ。

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ソワソワ感が止まらない。

hiyoko

ソワソワするのである。
じっと座っていられない。気がつくと、部屋じゅうをウロウロ歩いている。
ああ、苦しい。
躁の始まりで、ときどきこういうのがあるが、まったく鬱から躁への移行期は、ほんとうにしんどいものがある。
どっちかにしてくれと、まるで卵を産みかけのニワトリみたいに、じりじりする。(ニワトリの気持ちは知らないが。)

そういうことで、夜中も起きたら眠れず、じっとしていられなくて、タイピングテストをして遊んでいた。
2分間タイプするんだけど、3.9打/秒。駄目駄目でした。
たぶん、長文になったら速くなるような気がする。いちいち問題を読まなくて済むもんね。
うーん。また調子のいいとき、トライしてみよう。

<結果>
taipe_test3

で、ソワソワの件だが、今日は診察日である。
たぶん、つける薬はないが、躁の始まりだってことで、H主治医は、きっと「さあ、そろそろデイケアに行けますね」とか言ってきそう。
なにしろ、デイケアは1人当たり8,000円の儲けになるいい商売なのである。
というと、聞こえが悪いので、まあ運営していくにあたり、やはり人集めは必要であろうっと。
それで、わたしは今日デイケアに行けるのかと、鏡を見てみたら、ああ・・・髪が残念すぎます。
もしゃもしゃ。
わたしは歳をとってから天パとなり、くるんくるんとパーマをあてたようになっているので、好都合なのだが、放っておくともしゃもしゃになる。
この姿は、誰にも見せたくないな。
うむ。今日もすっぴんで行って、さっさと帰ってくるか。雨だしな。

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うちのすき焼き

sukiyaki2

昨日は、最悪だった。
夕ごはんが、すき焼きだったのだ・・・。

うちのすき焼きには、牛肉が入っていない。
代わりに、鶏肉が入っている。
これでは、すき焼きではなーい!
しかも、鶏肉をすき焼きの具材で食べると、ひどく臭いがするのである。
こんなのパクパク食べている両親って、どんな味覚の持ち主なのだ。

そもそもは、うちの母がひどい偏食家で、牛関係のものはすべて食べられないからなのだ。
まえにも書いたが、クリームシチューもビーフシチューも、うちの食卓に乗ることはない。
それにしても、鶏肉の入ったすき焼きなんて。
牛肉の入ったすき焼きが食べたいよう・・・。

でも、たんぱく質が鶏肉の他なかったので、わたしは鶏肉を口に入れてみた。
うげ。固い。甘くてまずい。
そうか。牛肉には砂糖が合うが、鶏肉には駄目なんだな。
そこが決定的な間違いなのだろうとうなずく。
わたしは、鶏肉を一切れ食べただけで、あとはごぼうとか糸こんにゃくをつまんでいた。
脂を吸った糸こんにゃく、旨い。これだけが頼みの綱だな。

さて、こんな両親なので、豚しゃぶなんかやらせると、さらにひどい。
彼らはまず、豚肉を鍋に放り込んで、泳がせずに箸を離して、そのまま放置するのだ。
曰く「豚はちゃんと火を通さないと」。
そんで、出来上がったころに、「どれどれ、どこへ行ったかな」って引き上げているのよ。
ちがーう! それは断じて、豚しゃぶではない。
豚しゃぶは、わたしが教えてあげたんだけど、教師としてはせっかく薄くスライスされた豚肉が、カチカチになるのを見て、こころを痛めてしまう。

では、自分で鍋をつくれ・・・と言っても、こればかりは家族全員で食べるものだしなあ。
牛肉入りのすき焼き(へんな表現)なんかつくったら、母親が大騒ぎだよ。
あ、ちなみにわたしは関西人間としては、すき焼きは割り下なしで、牛肉、青ネギ、糸こんにゃく、豆腐、春菊、とまあ、具はこれくらいでよいな。
関東はじめ、その他の地域の人に申し訳ないのですが、わたしは割り下は駄目です。
あれはなんというか、醤油ではないかと思うのですが、違うのかな。

すごく関係ない話になるけれど、関東の食文化って、そばに由来していない?
うどんのつゆがあんなに醤油なのも、すき焼きが醤油なのも、ラーメンがつけ麺なのも、全部そばに見立ててるんじゃないのかなあ。
なんて、こんな勝手なことを言うと、関東の人に「ちがうっ!」って全力で否定されそうなので、このへんでやめときます。
醤油呼ばわりして、ごめんね。

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精神病カップルはアリか?

koibito

「精神病患者同士の恋愛はアリか」って話題、患者同士でしょっちゅう出るんですよ。
やっぱりみんな、恋愛とか結婚とか、絶望的に思っているから、せめて患者同士で仲良くできる人はいないか、って考えるのかなあ。

わたしが思うにですよ、これは「ナシ」というか、「やめた方がいいんじゃないの」なんです。
実際、わたしがやりましたからね。
患者同士っていうのは、お互い病気を引っ張り合うことがあるんですよ。
そんで、最後は両方とも倒れる、と。

まあそれでも、簡単にお付き合いしているだけならよしとしよう。
でも、一緒に住むとなったら、これはほとんど無理だと思う。
精神障害者は、ほとんどがまともに職につくことができないのに、どっちかが働かなきゃいけない。
仮に両方が生活保護だとして、どっちか一人の家に住んで不正受給したとしても、やっぱり最初の問題――お互いの病状を引っ張り合う問題は、解決できないと思う。

そんなわたしの「引っ張り合い」体験を書いてみようと思う。

【わたし:躁うつ病、 彼:重度うつ病】
1.入院中に知り合い、数か月後同棲する。
2.わたし:躁でバイト始める、小説書き始める。/彼:孤独になる、寝込み始める。
3.彼:本格的に寝込む、家事放棄。/わたし:二人分の家事とバイトと小説でへとへとになる。
4.わたし:バイトをやめ、家事もできない状態に。/彼:再入院する。
5.彼:入院/わたし:入院

・・・ということで、振り出しに戻ってしまい、なんの実りもない恋愛となったのでした。
うちの両親にも迷惑をかけたし、彼のことは好きだったけれど、どうしようもないものがあった。

わたしの感じでは、健康だったときに比べて、精神力も身体も弱くなっていると思う。
精神力とは、「気が強い」とかじゃなくて、ストレスに弱いとかそういったものである。
身体はほんとうに弱くなるらしい・・・病院の冊子に書いてあった。
みんなすぐくたばるんだよね。ちょっと歩くのでも努力を要するんだよね。

さて、こんな「弱い」人間が「弱い」者同士で、厳しい社会のなかやっていくのは難しいだろう、というのがわたしの結論なのだが、では「強い」健常者とうまくやれるかというと、もっとできないと思う。
ほかの障害者はどうだか知らないが、わたしから見ると、健常者はあまりに元気すぎる。
ついていけないのである。
一年中、同じ体調でいるなんて・・・。それに、活動量が全然違う。
たぶん、相手を失望させてしまうだろう。
これも、軽いお付き合いまでならOKだが、結婚・同棲となると、絶対駄目だなと思う。
それでも、若い人たちは夢みたいだろうなあ。
病気をカムアウトしてふられた人の話なんか聞いていると、患者全員、涙だわ。

まあ、こうはいっても、症状の軽い人同士なら、なんとかやっていけるかも知れない。
どっちかが完璧に働けるかどうかがポイントだねー。

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返ってきたガリガリ君

ice

じつは、3・4日前から、躁を下げる薬を飲み始めているのだが、そうすると、またうつに逆戻りしてしまったのである。
いまは、一日中、寝たきりである。
その代わり、変な幻聴はなくなった。

そうして寝ているというのに、猫がニャーニャー早朝から起こしに来る。
猫は、わたしがパソコンの前に座ってもらいたいわけで、なぜかというと、その体勢だとわたしの周りをぐるぐる周って、ごろにゃ~ご出来るからだ。
猫・・・頼むから、こっちの体調も気遣ってくれ・・・。

そうしたときに、わたしはある動画で、アイスの「爽」を食べている人を見た。
「あ、美味しそう・・・」と見入るわたし。
じつは、うつになってから、ほとんどごはんも食べれていないのだ。
それでわたしは、ないだろうなと思いながら、冷蔵庫を開けた。
すると、アイスクリームはなかったが、おお! 昔懐かしの「ガリガリ君」がある!
これ、去年にはまって、食べるに食べたのよね。
まだ残っていたのかー。ごめんよー。

久々のガリガリ君は、1年経っていたせいか、ガリガリ度が高かった。
ガリッと噛むときの、ぞーっとする感じがなんともいえん。
もともとわたしは、ああいう食感はすごく苦手で、シャーベットなんかも嫌いだ。
さらに言うと、わたしはモノをかじるというのも苦手で、トウモロコシとかも大嫌い。
でも、ガリガリ君は別。
味は、ソーダ味に限るね。全部食べたわけじゃないけれど。

ガリガリ君をすっかり食べたあと、わたしは今年もお世話になりそうだなと思った。
そういえば、ガリガリ君、わたしはパッケージで買っているけれど、普通に買ったら「アタリ」とかあるのかな。
アタリが出たら、嬉しいよな。

昔々、幼かったころ、わたしは母親から「お菓子を食べてはいけません」と言われていて、駄菓子屋でなにか食べるということは、ほぼなかった。
だから、アタリの喜びもあまり知らない。
お菓子を禁じられたのは、わたしがあまりに食事をせず、貧相な身体だったためで、実際ガムを食べただけで夕食が入らない有様だった。
おかげさまで、いまのわたしには間食の習慣がなく、逆に母から「なんも食べへんな~」と言われている。
そんなわたしが、こころを許したガリガリ君!
ありがとう、ありがとう!!

でも今度、「爽」も食べてみよう。
ちょっと気になるから。

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初めて告ってきた人

footbool

わたしは中学時代、背も低くガリガリで、ド近眼眼鏡をかけていたので、男子からもてることもなく、わたし自身も思春期が来ていないような感じで、男子には全然興味がなかった。
だが、中3のとき、背が20cmも伸び、コンタクトレンズをすることによって、様変わりしてしまった。

しかしこころは子どものままで、高校に入学したのである。
入学して間もないころ、家に電話がかかってきて、誰かと思ったら全然知らない男子だった。
曰く「映画に行きませんか」・・・
そりゃ行かないだろうと、わたしは不思議に思ってお断りした。

その数日後、教室から出ると、おっきな男子が立っていて「付き合ってくれませんか」。
わたしはほんとうにびっくりした!
とにかく逃げなければ、と子猫のように「×◇○△!!」と言って、あわあわと逃げたのである。

話はそれだけでは終わらなかった。
まさかと思えば、その男子と2年のとき、同じクラスになってしまったのである。
当時はわたしはもう、陸上競技の虜になっていたので、彼氏をつくる気なんて毛頭なかった。
しかし、その男子=Nくんは、またしても、「付き合ってください」ときたのだ。

このときのシチュエーションは、よく覚えていない。
なにしろ、彼はラグビー部で、身体が大きかった。
わたしは、ラグビー部が苦手で、それだけで落選理由になる感じだった。
彼には、熱烈なファンの女子がいたらしいのだが、そんなことはわたしには関係ない。

そして、高3。
まさかまさかと思ったら、またNくんと同じクラスになってしまったのである!
そこは文系クラスで、奇遇にも高2のメンバーと、ほとんど変わりがなかった。

体育祭のあと、クラスのみんなで打ち上げで一杯やったとき、Nくんが隣に来たのだが、わたしはさして気にもとめていなかった。
すると、誰かが「Nと写真を撮れ」と言い出し、わ~っとみんなが盛り上がって、「え? え?」と辺りを見渡すわたしを急かすように、わたしはNくんとツーショットさせられることになった。
そのとき初めて、みんながすべてを知っていたのだと知った。

ある夕暮れのなか、Nくんに呼び出されたわたしは、また彼に「やっぱり駄目?」と訊かれた。
「うん」とわたしはつれなく言ったと思う。
ツーショットなんかして、相手をその気にさせたわたしが悪かったのだった。
その後、本格的な受験期に入って、みんなが忙殺されるなか、わたしと彼は無関係になった。

しかしかなり経ってから、ふと高校時代の写真を見ると、あれ? こんなにいい男だったか? と思った。
どうやらわたしは、未熟すぎて、彼の男らしさが受け止められなかったようだった。

先日の同窓会のとき、Nくんはわたしを見て「うわっ、心臓がばくっとした!」とほんとうに驚いていて、「変わってない・・・」と誰かにつぶやいていた。
そして、「あのときはしつこくしてごめんなさい!」と何度も謝って、周りを笑わせた。
彼こそ変わっていなくて、相変わらず服装にこだわりがあった。
そんな彼の左指には、でっかい結婚指輪がはまっていた。
あんなでかいの、嫁さんもしてんのか? とわたしは思い、月日の流れと彼の幸せを確認して、ちょっぴり寂しさとともに安心した。

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字面というもの

hiragana

字面というものがある。
ぱっと見て、その文字の羅列が与える印象だ。
わたしはこれにこだわる癖があって、このブログでも、嫌いな表記は絶対しない。

例えば、「障がい者」という言葉。なんて汚いんだ!
だって、漢字の間にひらがなが埋まっていて、「障害」でひとつの名詞なのに、なんでそのうちの一文字をひらがなにする・・・。
なんでって理由はもちろん、障害者の一部が「害という文字が嫌だ」なんてほざいたからよ。
「害」のどこが悪いのよ。全体をへんな文字にしないで欲しいわ。
(知らない人のために書いておくと、わたし自身が障害者です。)

そんでですな・・・。
わたしは最近、わたしが参戦している「人気ブログランキング」のブログさんたちの、ブログ名をずらーっと見ていたのよ。
すると、わたしから見て、「ああ、惜しい」と思えるタイトルがたくさんあるんだよね。
まず、当たり前だけど、「このブログはどんなことを書いていますよ」というのが、ある程度わからないと、誰も読みに来てくれないじゃない?
せめて、書いているのが男性か女性かとか。
誰かに聞いたけど、女性の方が入場者が多いらしい。←(だからってネカマするなよ。)
わたしの場合、タイトルがアルファベットでLOVEが入っているので、男性ブログとは考えにくいと思う。
さらに、わたしは解説部分で「精神科通院中の躁うつ病女性の日記」と明記してある。
もしこれで「女性」がなかったら、「男の無粋な入院記録かよ、パス」ってならない?
一応、わたしがブログランキングに参戦している理由は、より多くの方々に読みに来ていただきたいからなので、パスは悲しい。

まあ、それでも皆さん説明部分で、だいたいは性別がわかるようになっているわ。
問題は、その字面よ。
「障がい者」の理屈と同じで、漢字・ひらがな・カタカナ・アルファベットが、綺麗に並んでいないと、見た目がよくないと思う。
読みづらいタイトルは、読み飛ばされる可能性があると思う。
アルファベットは、出来る限り大文字の方がいいと思う。ただでさえパスされやすくなるから。
あと、長すぎるタイトルも出来るだけ避けたほうがいいんじゃないのかな。余計なものはそぎ落として、簡潔に。
固有名詞はあった方がいいと思う。固有名詞は、人の目を奪うから。
タイトルで誤字になっているのがあったけれど、あれちょっと恥ずかしいぞ。わざとかな?
それと、ある理由で、その説明はしない方がいいんじゃないかなあ・・・と思うのもあったな。
タイトルと説明文と中身が、まったく一致していない? のブログさんもあったけれど、訂正した方がいいんじゃないのかなあ。余計なお世話だけど。

うちもいまではやっていないけれど、相互リンクとかした場合、説明部分がなくなっちゃうので、やっぱりタイトルだけである程度わからないと、損するだろうな。
うちも、タイトルが英語だから、飛ばされる可能性大なわけですが。
そこは、自分がこれでいいと思っていれば、これでいいんだけどね。

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お風呂で死ぬ。

ahiru2

昨日はやっと、10日ぶりの風呂に入ったのである。
それがもう、どんなに大変だったかなんのって。

入るまえから、わたしは3日間ほとんど寝ず食べずだったので、フラフラしていた。
よろよろとお風呂場に入り、そのまま浴槽に浸かる。
うちでは、わたしの風呂の入り方が西欧風なもんで、いちばん最後に入ることになっている。
西欧風というとつまり、浴槽で身体もあたまも全部洗って、最後にお湯を抜いてシャワーで終わるのである。
なぜこの方法なのかというと、浴槽から出れないからだ。
病気になってからなんだよね。
変でしょ。

浴槽の中で、まずあたまをシャンプーで洗っているとき、あたまを下げて目つぶったら、ぐるぐる~っと眩暈がして、倒れかけた。
この時点で、わたしは息切れしていた。
でも、ここでやめるわけにはいかない。
このチャンスを逃したら、今度はいつになるかわからないじゃないか。
そして、身体をごしごし洗っていたら、今度は猛烈な疲労感が襲ってきて、ああ、まるで他人の身体を洗っているようだと思った。
助けてくれ~と心のなかで叫びながら、もはやわたしは必死であった。

最後にシャワーを浴び、出てきたときは、まるでマラソンランナーのゴール状態であった。
なんで、風呂ひとつがこんなにも重労働なのか。
体調がひどかったのもあるが、だいたいいつも、これよりちょっと軽いくらいの感じ。
わたしは健常者だった頃の方が長いから、これは病人の異常な感覚だってわかるのよ。
ほかの患者さんも、似たようなことを言ってるわ。
不思議なんだよねー。風呂に入れない病。

お風呂のあと、ビールをぐいーっと飲んだら、めっぽう旨かった。
でも、ごはんは全然入らなかった。
じつは今日もこの状態が続いていて、非常にやばい。
食べるのは無理矢理押し込むとしても、眠るのはどうしようもない・・・。
昨日、眠っているというのに、幻聴が聞こえてきて、起きちゃったよ。
facebookのコメントが入ったときに、「ピコン」って鳴る、あの音とかその他。
おかしーなーと思って、パソコンを立ち上げたわたしは、すでに脳みそがいかれていた。
閉じているパソコンから、音が鳴るわけないだろ。・・・

そういうことで、とりあえずお風呂ミッションは完遂したが、まだ問題が多い体調なので、ちょっとしばらくは振り回されると思う。
早く躁が安定期に入らないかな。
それまで、外出もお預けだなー。

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躁の始まりとホラーな声

note

やばい。
なんか、躁の兆しが出てきたような気がする。

じゃあ、うつから脱出できてよかったじゃない・・・という訳にはいかないのである。
躁はじつはわたしの場合、ほとんど寝ず食わずで、ひたすら何かに打ち込んで、身体の悲鳴を無視して動き回るのである。

今回は、小説書きで始まった。

前回・前々回の当ブログの記事なんか、ほとんど小説のプロットみたいなもん。
あれをもとに、もっと話を膨らませて、要らないものを省き、読み手が目を引くようなブツ(事件とか人物とか)を挿入して、全体を綺麗にラッピングして終了である。
いろんな作家さんがいるけど、みんなそんな感じで書いてるんじゃないのかなあ。
経験していないことは、書けないっていうしね。

そんで、わたしは3日前から、ほとんど寝ず食わずである。
これは経験的にみると、躁である。
だいたい、小説を書き始めると躁なのである。
しかし、この状態を放っておくとやばい。
躁が爆走するまえに、対策を練らなければならないのだ。

となると、やはり頼るべきはH主治医である。
今日、診察の予定じゃないんだけど、行ってこようかな。
しかし、躁を下げる薬は、やたら食欲が出て太るという副作用がある。
だからこれ、飲みたくないんだよねー。ギリギリまで待ちたいんだよね。
でも、わがままを言うと「じゃあ、何しに来たんですか」という話になるので、太るのを覚悟で飲むしかないのかなあ。くすん。

でもさ。
じつを言うと、わたし10日前くらいから、お風呂に入っていないの。
そこで引くな。これは病気だから、こうなるのだ。
と言っても、汚い身体で外出したら、他人に迷惑がかかるだろう。
いまからシャワーでも浴びれば? と言われそうだが、今日は夜に本格的な風呂に入る予定なんだよな・・・。
一日2回も脱いで入って出て着てって、めんどくさくないか?
わたしはめんどくさい。
よって、汚い身体のまま、電車の中ではなるべく座らずに、隅っこに立っていよう。

それと、いま変な幻聴が聞こえるのよ。
お坊さんがポンポンお経を上げている声。
これね、たまーにあるの。
数年前からだけど、最初は沖縄民謡、次がプロ野球中継、次がラジオのDJ、次が軍歌。
薄い壁の向こうから、かすかに漏れ聞こえて来るような感じの音。
それこそ、医者に言えよって言われそうだが、こんなこと言うと、統合失調症の診断が出て、大量の薬を飲まされることになるかも知れないの。
統失患者さんの飲む薬は、それこそ太るし量も多いんだよね。
言うか言わないか、いま迷っている。

でも、躁うつ病の症状の一つに、幻聴っていうのもあるから、あんまり気にしないほうがいいのかな。
ところで、お坊さん、そろそろやめてくれないかなあ。
誰にお経を上げているの? これで数日後に誰かが死んだらホラーだわ。

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なつかしの彼 #2

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昨日に引き続き、元彼のうちでも、わたしのこころを痛くした二人のうち、もう一人のEさんのことを書いてみようと思う。
なお、昨日 : KJ の記事はコチラ → 「いとしい彼のこと」

Eさんとは、初めて会ったときから、4回付き合い別れている。
そのうちでも、2回目は素晴らし かったから、そのときのことを書いてみる。

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高校のとき、好きでもなんでもなく付き合わされて、3ヶ月で別れた彼だが、3年後会ってみると、見違えるほど身体が大きくなっていた。
家で妹とキーボードを見ながら話す彼の背中は、抱きつきたいほど広かった。
あとで知ったことだが、彼は高校時代からわたしのことが忘れられずに、浪人・大学2年まで誰とも付き合わなかったという。
まもなく、わたしたちは2回目のカップルとなった。

彼はとてもお洒落にこだわる人で、大変な音楽好きだった。
当時は、ブラックミュージックにはまっていて、わたしもそれが大好きになった。
ある日、「ブラックボックス」というアーティストのライブで、口パクをやられたのに怒って、彼はひょいとカウンターに積み上げられていたバーボンを盗んだ。
わたしもとっさにそれに習い、ふたりで車の中で「こんなの盗っても、まだもとが取れない」と笑い合った。

ふたりのお気に入りの場所は、早春の海。
「真夏の暑いときは駄目。少し肌寒くて、人もまばらな海を見るのが最高」というのがお互いの考えだった。
いつもの通り、海へ出かけようとしたら、上から下までそっくりの恰好をしていて笑った。
寒いクセに二人とも短パンに靴下。ポロシャツに軽いジャケットを羽織って、色まで一緒。
サングラスで恰好つけているところまで同じだった。
そうして並んで海を見ていると、ふと彼がカメラを取り出し、足元に置いて、ふたりで記念撮影をした。

のちに、彼が就職して東京に研修に行ったときに、わたしはその写真を持ってついていき、ホテルの家具の上に飾っていた。
そんなところは、彼が時折ちょっぴり見せるセンスに影響されたものだった。
彼はクリスマスで花束をプレゼントするとき、ホテルの部屋に飾ってから、そのままにして帰るのだった。
「枯れた花とともに翌日歩くのは、無粋」という理由だった。
わたしはいちいち、彼の美意識を見るたび尊敬し、そしてますます好きになった。

あのときの写真、いまでも持っている。
なつかしい彼、Eさん。
でも、あんなことが起こるなら、やめておけばよかった。

あるとき、わたしたちは思いつきで、友人たちを招いてパーティをしようと企画した。
わたしは大学時代の女友達を誘った。そして、彼女についてきたのが、A子さんだった。
A子さんはいままで誰とも付き合ったことがないと言った。
それは、バージンであることを宣言していた。
彼が、どの時点で彼女に目を奪われたのか知らない。
ただ、二次会で「帰る」と言った彼女に、いち早くEさんが「俺が送るわ」と席を立った。

それから数日も経たない頃、些細なことで、わたしたちは喧嘩して、謎のように別れた。
いつもと変わらないただの喧嘩だったはずが、なぜか山火事みたいに大きくなったのだ。
その2週間後、あのパーティに誘った大学時代の友人から、「Eさん、A子と付き合い始めてるよ? いいの?」と忠告された。
わたしは、ちょっとびっくりしたが、不思議となんとも思わなかった。
そのときは相当彼にあたまに来ていたので、ほんとうにどうでもよかった。

いまから振り返ると、新しいもの好きな彼が、目の前にいる美しいバージンを見逃すはずがなかった。
おそらく彼は、彼女を送っていく道のりで、電話番号を聞き出していたはずだ。
別れるまえにすでに準備していた彼に、わたしは舌を巻くしかなかった。
あんなに好き合って、明るい日々を過ごしたのにね。
すぐにほかの誰かと一緒に歩けるなんてね。

いまでも思い出すと、胸がかすかに痛む。
胸の奥にまばゆい陽射しと海が焼きついている。

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いとしい彼のこと

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Paris Matchを聴き続けている。
一曲、まさにわたしとKJの関係のようだと思える曲があって、それをfacebookにリンクを貼って、「この曲を聴くと胸が痛い、元彼はこんなふうに、好きだけど自分勝手で冷たい人だった」と書いて、隅っこに「※爆弾発言:元彼=KJ」とつけておいたら、KJとわたしと同じ高校陸上部の先輩が黙って「いいね!」を押してくれていた。
ありがとう、先輩。
わたしが、表面だけいい人のKJに、どれだけ振り回されていたか、少しでもわかってくれる人がいればいいの。

あの人とは、高校陸上部の恩師の退職祝いのとき、30年ぶりに再会した。
とても明るくて元気な人なのに、じつは深刻な不眠を抱えていることを打ち明けられ、誰にもわかってもらえないとわたしに話した。
わたしは眠剤の知識は豊富だったから、何を飲んでいるのか尋ねただけで、容態の悪さがわかった。
ふいに、彼が「今度、食事でもしようか」と言い出して、躁状態だったわたしは「いきましょう!」と二つ返事した。

でも、二人きりで待ち合わせてみると、もうすでにカップルだった。
彼は満面の笑みを浮かべて、空港バスからいちばんに飛び降りてきた。
その瞬間、恋をしたと思う。
焼肉屋でふたりビールばかり飲み、二軒目のバーで彼は、流れているジャズがどこで何年に録音されたものか、ご主人に言い当てた。
わたしは、彼が絵画を観る趣味もあると知り、喜んで京都の美術館へ誘った。

それから海遊館にも行った。観覧車にも乗った。
海遊館で、後ろから抱きしめられたまま動けないので、わたしは目のまえのエイだけを見ていた。
「これから、つきあってください」と彼が言った。
「はい」と答えて、その後また一緒にビールを飲んだ。

彼は毎週、東京から飛行機で大阪までやってきた。
「飛行機なんか、自転車みたいなもん」という彼の言い分は事実で、ANAを乗り回していた。
それから、何日も楽しい日々が続いて。
彼は会議中だというのに、いけないメールを送ってきたり。
Paris Matchを教えてくれたのも彼だった。
彼は、何千枚もの音楽CDの収集家で、音楽のことなら何でも知っていた。

そしてある日、突然告げられた。「来月から忙しくなる」。
それは、いままでのようには会えないよ、という意味だとわかったが、何日か経つにつれ、メールの内容が徐々に事務的になってきた。
わたしがなにかを書いても、それに答えてくれない・・・。
送られてくるのは、彼のスケジュールばかり。

何ヶ月も待った。でも、様子は一向に変わらない。
彼が身体を壊していることを知っていたので、無理を言うわけにはいかない。
でもやっとある日、「この日に会おう」と言ってくれて、楽しみにしていたのに、災害が起こり、彼はその対応に行かなければならなくなった。
「すまない」の一言。わたしの我慢は限度を越していた。
災害は、神さまがわたしに何かを訴えているのかも知れない。

わたしは、ついに別れを告げた。
別れのときも、彼は冷たかった。なんの動揺もみせなかった。
高校のときは、あんなに素敵な先輩で、みんなで慕っていた人なのに、裏側はこんなだったなんて。
悲しかった。辛くてたまらなかった。でも、最後まで嫌いになれなかった。

最初に戻るけど、外面のいい彼をわたしがどう思っていたか、他の先輩に知ってもらってよかった。
あとはどうでもいい。
また、センチな気分で、「Paris Match - 東京ベイ」を聴こう。

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