LIFE,LOVE&PAIN

LIFE,LOVE&PAIN

タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。
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恋人Sちゃんの腹回り

meja

恋人Sちゃんとのビデオチャットは、Sちゃんに、わたしが「ふーん」の連発で退屈な話を続けないように配慮してもらい、わたしも椅子を事務椅子に替えることで、くるくると身体を回転させ、うざっと思ったら横を向いてしゃべるようにしたら、吐き気はなんとかおさまった。
そして、Sちゃんには遠慮なくモノを言わせてもらっている。

情けないことに、そうした理由の一つには、ビデオチャットの代わりにチャットをしていたら、Sちゃんが「ちょっと休ませて」と言うので、どうしたのかと聞くと、「机との間にお腹がはさまって、苦しい」とのたまうからだ。
「どういうこと?」
「机との高さの関係上、足にキーボードを乗せてるんだけど、お腹がはさまって苦しいんだよ」
「お腹? 食べ過ぎってことはないよね。いったい、腹回り何センチあるのよ? 90? 1メートル?」
「・・・・・・」
「90から1メートルの間やな。痩せる気ないの?」
「・・・・・・」
どうやらSちゃんは、痩せる気は毛頭ないようだった。
しかしねえ。
これじゃ、服着てても目立つわよ。

「そういえば、服着てるとき、ポロシャツをジーンズの中に入れたり外に出したりしてるよね。なんで?」
「ポロシャツは出してるよ」
「Tシャツでもいいよ。出してるときと出してないときがあるよね」
「入れてる方が、お腹が目立たないでしょ」
「逆でしょ。出してる方が目立たないでしょ」
「じゃあ、今度から出すよ」
「そもそも、Sちゃんの世代って、Tシャツ出す派なの? 出さない派なの?」
「学生のときは、学ランだったから入れてたよ」
「学ランだったら、そりゃ入れるよ。その他のときは?」
「入れたり出したりしてたなあ」
「どっちも混在してた時代か」
「そう」
「そういう時代があったのねー。ふーん。混在派か」

わたしの世代は、もちろん出す派だ。
たぶん、5歳上くらいでも出す派じゃないのかな。
Sちゃんは7歳上。
そりゃ、演歌聞いてた世代だもんね。
Tシャツ、入れてたかも知れないよね。

まーそういうことで、Sちゃんにはお腹が目立たないよう、Tシャツ出す派でいて欲しいものだ。
というか、マジで痩せる気はないのか・・・。
なんでも、いまの体型になったのは、若くして嫁さんを亡くしたときからで、そのとき暴飲暴食をしたのが原因だそうだ。
痩せて、ヒゲ生やせば、ちょっといい男になるんだけどな。
こればかりは、言っても直らない感じだ。

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診察の内容いろいろ

shawa

昨日の診察では、母にいろいろ問題点を書いてもらって、H主治医に提出したのであるが、H医師はおもに、お風呂の件とシルバーウィーク中の吐き気について聞いてきた。

「お風呂に入れない?」
「もう2年くらい石鹸使ってないんですよ。最初の半年は浴槽に浸かるだけにしてて、ある日首筋に垢が浮いているのを発見してから、浴槽内で身体をこすることにしたんですけど」
「(顔をしかめる)なんで、石鹸使えないの?」
「浴槽から出れないからです」
「でも、シャワー浴びるとかできるでしょ。シャワー浴びながら、背中とか洗えばいいじゃないですか」
「・・・身体洗うの、重労働なんですよね。しんどい・・・」

ほんとに、最近とみにお風呂がきつくなってきている。
お風呂の前なんか、泣きたいくらいだ。
「わたし、じつは風呂専用のヘルパー欲しいと思ってるくらいなんですよ」
「・・・・・・」

次に、シルバーウィークから始まった吐き気について訊かれた。
「シルバーウィークはどうでしたか」
「3泊4日で、彼氏がマンションに来たんですけど、わたし鉄則を忘れてしまって。わたし、2日連続の外出は、2日目にダウンするからしないようにしてるんです。でもうっかり入れてしまって、案の定2日目にダウンして、途中でおえおえって吐き気が止まらなくなったんですよ」
「一日目はなにをしたの?」
「単に、ブックオフに行って、ボーリングしただけです」
「それで、彼は4日目に帰っていったわけやね」
「でもその後、ビデオチャットしたら、彼の顔を見たとたん、またおえおえが始まってしまったんですよ」
「どういうこと?」
「ふだんはどうもないですけど、ビデオチャットの場合、正面対峙して話すでしょ。彼はそこで、一人でわーっとしゃべるから、わたし、口出しできないんですよ。政治的な話でも、自分が賛成派ならその意見だけわーっと述べて、もしわたしが反対派だったらとかいう配慮がないんです。わたし、なにも意見が言えなくて、すごくストレスになってるんですよ。そのせいだと思ってます」
「ふーむ」

その後、母に向かってすごい罵倒をした件と、月曜日に風呂に入れてもらったことの記憶がない話になった。
「引っ越しのとき、わたしは母に怒ってはいなくて、むしろ無力感にさいなまれていたんですよ。それなのに、母に「死ね」とか言うわけがないんです」
「うーむ」
「まえにも、彼氏の前で、突然” わたし、お口が小さいから、こんな大きな刺身食べられなーい” とか言って、刺身をズタズタに切り裂いたことがあるらしいんです。でもわたし、そんなこと言わないししないし。誰やねん、それ、って感じですよ」
「ふーん」
「わたし、言ったこともないのに言ったとか、したこともないのにしたとか、わりとときどき人に言われるんで、今回もまたかって感じがしないでもないです。だから、母を罵倒したのは、わたしじゃないですよ」

これは本心なのだ。
昨日、母から「わたしに死ねとか、それよりもっとひどいことを言った」と言われたので、それはいつかと訊くと、9月の1日と2日だというので、なんだ最近じゃないかと思い、一生懸命思い出そうとしたが、どう考えてもその時期は、引っ越ししなければならないと打ちひしがれていた時期で、そんなことを自分が言うはずもないと思えるのだった。
ちっちゃいゆみちゃんのほかに、わたしの中にもう一人いる・・・?

自分はなんだかそんな感じがしてならない。
等身大の自分。自分のコピーみたいなやつがいて、わたしを振舞って、勝手に行動する。
もちろん、誰も気づかない。
なぜそんなことが言えるかというと、一度昨日のニュースに関するメモが出現して、その内容が5歳くらいの女の子が書いたと思えないものだったからだ。

なんだか嫌な感じだ。
ただ、Sちゃんは「大成に影響はないんだから、いいんじゃないの」と言っている。
大成に影響はないって・・・ちょっとあると思うんですけど。
母を罵倒しておいて、覚えていない件とか。

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記憶を落とす

wasurenagusa

嫌なことが起こった。
また、記憶を喪失してしまったのである。

それも、今度は2回。
1回目は、引っ越し騒ぎをしていたときで、母によると、母に「死ね!」その他ものすごい罵倒を繰り返したというのだ。

でもわたしは、引っ越し騒動をしていたときは怒っていなくて、むしろ「やっぱりこの家を出て行かなきゃいけないんだ・・・」と無力感にさいなまれていたのである。
そんなわたしが、母に向かって「死ね!」など言うわけないのである。

しかし母は、わたしが言ったものと思い込んでいるので、「忘れたのね。あんなことを言っておきながら」と言う。
いや、違うって・・・。
それ言ったの、わたしじゃないって。

わたしは多重人格者ではないが、ときどきべつの自分が出てきて、暴言を吐いたり暴れたりする。
やっぱ、一種の解離なんだろうな。
ちっちゃいゆみちゃんというのもいて、そいつはモノを隠しては喜んでいるし。
いったい何なのよ。

もう一つは、シルバーウィーク中、恋人Sちゃんといたときである。
わたしは風呂に入れないので、土曜日にSちゃんに身体を洗ってもらった。
それで終わりだと思っていたら、Sちゃん曰く「月曜日も洗ってあげたよ」と言うのである。

これにはぶったまげた。
知らん。全然知らん。
Sちゃんの話によれば、こうだ。

「月曜の昼、外で気分が悪いと言い出したので家に帰ると、わたしはしんどいと言ってベッドで寝た。その後、3時過ぎに起きてきて、お腹が減ったと言うのでもう少し待ちなさいと言った。すると今度は身体から焼肉の匂いがして臭い、マッハでシャワー浴びると言うので、マッハじゃ駄目だよ、ちゃんと身体を洗わないと、と諭すも嫌がるので、自分が洗ってあげた」というものである。

わたしの記憶は、寝るまえあたりから途切れている。
起きたときは、完全に別人になっている。
その後、いつ「自分」に戻ったのか知らないが、5時過ぎに夕食を食べたとき、鴨があったのは覚えている。
たぶん、そのへんは「自分」なんだろうな。・・・

Sちゃんに、月曜日に身体洗ってもらったことなんか知らない、と言ったら、驚愕していた。
Sちゃんはちっちゃいゆみちゃんとは出会っているが、その他の人々? とは会っていないし、いるとも知らないのだ。
「俺は、いったい誰の背中を洗ったんだ?」と悩んでいた。
すまん・・・。
でも、言ってくれてよかったよ。
もし月曜も身体を洗ってくれたのを知らないままだったら、感謝もできないからな。

今日は診察日なので、話すことがいっぱいある。
5分の診察時間では、到底話しきれないので、母にメモってもらった。
2年間も風呂で石鹸使ってないとか言ったら、顔をしかめられそうだな。
こんな汚い身体、Sちゃんよく洗ったよ。
子どもを洗い慣れているから、なんかその要領でやっていた気もするけどね。

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恋人Sちゃんの嘘つき

tsukiyo

わたしは、過去に男性に嘘つかれ体験があまりに多いので、男に嘘つかれる=だまされることに、ものすごいアレルギーを持っている。
昨日もそうだった。

昨日は、恋人Sちゃんと、初めて夜はビデオチャットではなく普通のチャットにしようと決めた初日だが、いつも19時半から始めるのに、待てど暮せど連絡が来ない。
そのまえに、わたしは19時半の段階で、彼のスカイプがオンになっていたのを確認していたので、その時点で彼がパソコンの前にいることは確実だった。
その数分後、スカイプがオフになったので、オフ表示に変えたのだなと思っていたのだが、連絡が来ないのである。

わたしはメールで「あの、一応待ってるんだけど」と声をかけた。
が、返事はなかった。
もしや彼の身体になにか異変が? と一瞬思ったが、つい今しがたまで、パソコンの前で健在だったはずなのである。
おかしい。
まさか、ケータイをどっか遠くへやっているなんてことはないし、わたしからのメールは絶対見ているはずだ。

わたしは憤然としながら、それでも30分間、パソコンの前で待った。
そしてついに、これは連絡してくるつもりはないなと思って、駄目押しにもう一度、メールしたのである。
「あの、待ってるんだけど。これ、なにかの仕返し?」

それで、怒りを抑えながら、もう寝てやれと思って眠剤を飲んだ。
その後である。
彼から、「ごめんごめん」と連絡が来たのは。

「実家に呼ばれて、ゴタゴタしてた」と彼は言ったが、わたしの嘘つきセンサーはとっくに作動していた。
「7時半ちょっと過ぎに、スカイプがオンからオフになったの見たんですけど」
「用事、すぐに終わると思ったんだ。だから、スカイプで連絡もしなかった。ケータイも持って出なかった。用事は、両親の布団の入れ替え」

でも、ちょっと待ってよ。
その説明だと、スカイプがオンからオフになったのは、パソコンそのものを落としたんじゃなくて、スカイプを操作したってことになるじゃない。
いままさに、スカイプをオフ表示にして、わたしに連絡をとろうとしているときに、声をかけられたってこと?
でもそれ、7時半ジャストの時間じゃなかった。
7時半からしばらくオンの時間があって、そのときはパソコンの前にいて、なぜかわたしに7時半に声をかけずに、オフ表示にしたとたん、両親がたまたま用事を言いつけに来たってこと?
なんか、変な話。
これまでビデオチャットしてきて、ただの一度も両親が現れて、そんな時間に用事を言いつけに来るなんてこと、なかったのに。

結局彼は、わたしからの1本目のメールに出たくなかったし、スカイプもする気がなかったんじゃないのかな。
2本目で、きつい言葉がやってきたので、返事せざるを得なくなったのでは・・・。
両親が夜の7時半に、布団の入れ替えねえ。
なんか、釈然としない。
なにより、スカイプを立ち上げて7時半になってもわたしに連絡せず、オフ表示にした瞬間、両親が用事を言いつけに来たっていうのが、妙な感じだ。

でも、母によるとわたしはいま躁が強く出ていて、いつものわたしじゃなくなっており、なんでもカッカと腹を立てているそうなので、ここはあまり疑問をぶつけずに、終わらせることにした。
でもこころの中で、釈然としていないのは変わりない。
Sちゃんのことを嘘つきだと思ってしまうのも、躁のせいなんだろうか。
わからない。

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別れとその逆転劇

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そういうわけで、わたしは恋人Sちゃんに別れを告げた。
わたしが、意見を言わせてもらえないことにストレスを感じて、吐き気をもよおしていると言っているのに、Sちゃんが「俺の言うことをハイハイ聞き流してくれればいい」などと、およそ逆のことを言ったりするからだ。

Sちゃんから、ちょっと待てが入った。
「そんなニュアンスで言ったんじゃない」
――たぶんSちゃんは、長年一緒に暮らしてきた夫婦のうち、旦那が会社の愚痴なんかを言っているのを、奥さんが「ハイハイ」と聞き流しているのをイメージしたんだと思うが、わたしたちは長年一緒に暮らしてきた夫婦じゃない。
それどころか、たった数ヶ月前に知り合ったばかりの仲だ。
なんで、積年の夫婦と同じの対応ができるのだ。

「今度、なにかあったら、サドンデスで別れるって約束したよね。文句ないよね」とわたしは言った。
「文句言えない」と向こうが言った。
「じゃ、そういうことで」とわたしはいったんスカイプから去った。

しかしである。
ここがSちゃんの不思議なところなのだが、その後何分もしてから「給水してくる」と何事もなかったようにログを入れているのだ。
わたしは呆れて、階下へ行き、どうしたものか母に相談した。
母は大抵わたしにとって正しい道を教えてくれる、わたしの道標なのだ。

母はSちゃんのことを気に入っているせいか、「夜のスカイプとやらだけが、しんどいんでしょ。だったら、それだけをやめたらいいじゃない」と言うのであった。
確かに、Sちゃんに対して嫌悪感を感じるのは、夜スカイプでビデオチャットしているときのみで、その他のときは、Sちゃんを見たときだけ吐き気が起こるということはない。
たぶん、外で会うときは、お互い対峙することもなく、だいたいの場合はSちゃんは横にいて、わたしはあちこち風景を見ていて、話の内容も突っ込んだことはしないからだと思う。
また、ふつうのチャットにしても、お互い顔を合わせないし、チャットというのは基本、交互に話をするので、わたし自身の意見も言える。
向こうが長話することもできない。
だから、おそらく楽なのだ。
夜のスカイプで、真正面から対峙して、逃げられない状態のまま、向こうから一方的に情報を流され、わたしはそれに「ふーん」しか言えない、それがわたしにとって苦痛なのだ。

わたしは、Sちゃんに再びメッセージを送った。
「母と相談の上、夜のスカイプだけをやめたらいいのではないかと思うに至った。この案でどうだろうか」といった話である。

Sちゃんは、「それでいいよ、ハイハイと言えなんかももう言わないから」と言ってきた。
そんなら、というので、その場は「寝る」と言って、さっさと立ち去った。
なんだか、とても疲れた。
別れるのって、エネルギーが要る。
いったん決めたことなのに、それを覆して、また新たに始めることができるだろうか。
わたしは、ほんとうに疲れた。
1週間くらい、自分一人で自由に生きたい。

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都合のいい女

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恋人Sちゃんが、とんでもない発言をした。
わたしが再び、スカイプでSちゃんと対峙して話しているときに、吐き気が出るようになった件について、わたしは「Sちゃんは、いつも人の意見をさえぎって、自分の話ばかりする。わたしは、言いたいこともいえないのが最大のストレスになってる」と言った。
するとSちゃんは、「ハイハイって聞き流せないの?」と言うのである。
ハイハイって聞き流すって・・・、あの長い話を?
それって、「黙って俺の話をハイハイって聞いてろ」と言っているのと同じじゃないか。

わたしはもちろん、何言ってんだと思って、「人の話聞いてるふりして、ハイハイ言ってるだけの女がいいの?」とあきれた。
向こうは、そうじゃないと言ったが、それでも「その考え、改められるの?」と聞いたら、自信がないと言うのであった。

なんてことだ・・・。
誰が、壁みたいにボールを打ちつけられるのみの一方的な会話で満足できるのか。
こいつに似合うのは、1.誰でもいいから結婚したいだけの40~50女、2.財産目当ての女、3、頭カラッポの河内女で、なんでも「うるさいわ!」の一言で片づけられる女、この3種くらいじゃないだろうか。
いずれも、結婚したとたん、がらりと態度を変えて、「ハイハイ」も言わずにTVばっか見てる嫁になりそうだけどね。

ともかく、Sちゃんが思い描いているような、都合のいい女は存在しない。
Sちゃんはよく、「朝行ってらっしゃい、夕方おかえりなさい、これだけ言ってくれればいいんだ」と話しているが、その上、旦那の話をニコニコと黙って聞いてるだけの女って?!
そんなもん、地球の裏側まで探してもおらんわ!
女だって人間だ。
主義主張、言いたいことは山とある。
そんなの無視して、旦那だけがしゃべり続けて、結婚生活がもつわけないだろ。
ほんとに昔、結婚してたのかよ。
19年もまえだから、Sちゃんも若かったし、いまみたいに説教臭くもなく、おそらく夫婦の会話というものが成立していたんだろうな。
でも、いまのSちゃんだったら、たぶんまともな頭の女は、相手にしないよ。

そんで、じゃあ、わたしはまともな頭じゃないってことになるのだが、わたしなりに必死の抵抗をしていて、なにしろ吐き気が止まらない。
全身全霊で、Sちゃんを嫌がっているのだ。
わたしはもう、昨日マジで思った。
「わたしのことは、友人ということにしといて、自分はハイハイ女を探せば?」と。
いまでもそう思っている。
Sちゃんがまさか、「俺の話をハイハイ言って聞き流せ」なんて言うと思わなかった。
もうこれ以上、続けられる自信がない・・・。

母はなんとかSちゃんを引き留めようとしていて、「あんただってSちゃんがいなければ、平日も休日も暇になって困るわけでしょ。この歳で、なかなかそういう相手は見つからないよ。大事にしないと」と言う。
確かにそうなのだが・・・。
あとは、主治医のH先生にでも相談してみるかな・・・。
診察は恋愛相談の場ではないが、H先生は恋愛相談を引き受けてくれる。
それがよく当たる占いのように、ピタリと言い当てるので、一種の指標としているのだ。
まあ、最初に言っていたとおり、「向こうは生涯の伴侶を探してて、あなたにその気はないわけでしょ。最初から向いてる方向が違うじゃないですか。別れた方がいいですよ」っていう話になるのかもな。
まあ、それならそれでもいいけど。

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胃が痛い。

cosmos

胃が・・・胃が・・・、朝起きたら、すごい激痛が走った。
すぐ治ったけれど。

もう、完全に胃がやられたっぽい。
わたしは、今日、無事にパソコンの前に座って、恋人Sちゃんとスカイプできるか疑問視している。
胃がしんどいのって、こんなに苦しいとは知らなかった。
いままで、ストレスが胃にくるなんてことはなかったのである。

こんな体調の悪いときに出て来るのか、Sちゃんとスカイプで話しているときの吐き気である。
Sちゃんは、政治・経済その他の難しい話はやめにしてくれたが、わたしはすぐ、簡単な漫画の話でも同様のことが起こることに気がついた。
結局、なにがしんどいかって、Sちゃんがわたしの意見を聞いてくれないことなのである。
Sちゃんは、わたしが話の途中で「それは・・・」とか言いかけると、「いや、だから!」とか「いや、そうじゃなくて!」と制して、自分の話をやめようとしない。
でも、「いや、そうじゃなくて!」に続くのは、反対意見じゃなくて、わたしが話そうとしたことと同じじゃないかということが、よくあるのだ。
つまりSちゃんは、自分の話を他人に横取りされそうになったら、「いや、そうじゃなくて!」とさえぎる癖があるということになる。

その調子で、「いや、そうじゃなくて!」をやられるものだから、わたしは自分の意見がなにも言えない。
従って、「ふーん」の連続になるのは、政治の話をしているときと、なんら変わりないのである。
そして、自分の話を終えてニコニコと満足げなSちゃんを見ながら、わたしはうんざりすることとなる。

だいたい政治の話って、どっちが正しいってことがないから、賛成・反対派が入り乱れて、最後には大喧嘩になるので、テーブルマナーでも禁じられているのである。
その問題が、簡単かどうかなんて関係ない。
Sちゃんはこれはニュースレベルの簡単な問題だからとして、賛成派としての意見をこれでもかという史実まで出してきて述べるが、これ、もしわたしが反対派だったらっていう仮定はないのかね。
実際、わたしは「なんだかなあ」と思うことがある。
でも、「それはちょっと」とでも言おうものならば、圧倒的発言力・知識にものを言わせて、10倍・20倍になって返ってくるのがわかるから、言えないのだ。
実際それで、喧嘩になったこともある。
もしわたしが、Sちゃんほどの知識を持っていたら、おそらく「たかじんのそこまで言って委員会(関西系TV)」の世界に突入し、みんながマイクの取り合いをやって、ギャーギャー自らの意見を叫び合う、阿鼻叫喚と化すであろう。
そんなの、カップルの話か?

体力のあるうちは、まだなんとかなるのだ。
でも、いまみたいに弱っているときは、Sちゃんの意見にひれ伏すしかない。
なんだか、主従関係みたいだ・・・。
Sちゃんによると、わたしは8月頃から「わたし、○○したい」じゃなくて、「わたし、○○してもいい?」と言い方が変化しているそうだ。
そのあたりに、なにか心境の変化があったのかなあ。
もう、主に従うことに諦めを覚えたのかなあ。

まーこうは言っても、Sちゃんにはいっぱいいいところがあり、わたしも他の男だったら「えーかげんにせえ!!」と怒鳴られるようなことを、Sちゃんにいっぱいしてきているのだ。
文句は言えまい・・・。
だがそれでも、おしゃべりという大事なコミュニケーションツールの一つが機能していないというのは、なんだか致命的な感じにも思えてくる。
わたし、いろいろしてもらわなくていいから、楽しくおしゃべりできる相手がいいな。
最近は、そんなふうに考えなくもない。

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シルバーウィークの惨敗

hakike

シルバーウィークに、3泊4日で、恋人Sちゃんとマンションから日帰り旅行3日の予定だった。
ところがである。

1日目、ボーリングなんかして楽しんでいたのはよかった。
しかし、その夜、わたしはどうも体力を思うより消費したような気がして、Sちゃんに2日目と3日目の予定を入れ替えてもらうことにしたのだ。

Sちゃんは快諾してくれた。
だが、問題はここでは到底終わらなかったのである。

2日目、わたしたちはドライブを楽しんだ。
ところが、ドライブ先の遊園地に着いたあたりから、わたしは気分が悪くなり、吐き気がしてきた。
ときどき、「おえっ」とえずいていた。
なんだか、ものすごくしんどいのである。
人並みか・・・、日光か?
いったい、なんなんだろう。

察してくれたSちゃんが、早く帰ろうと言ってくれて、わたしたちは乗り物一つ乗らずに帰ってきた。
帰りの車では、わたしは疲れ切って、眠っていた。
家の近所まで近づいたとき、助かった・・・と思った。
家に帰ったら、バッタリ倒れるまえに、「おえっ、おえっ」と盛大にえずいた。
また、夜に焼肉を食べに行ったのだが、そのときも帰りに、吐いたかと思ったくらい、げげえっとえずいた。
いったい、なんなんだよう。

3日目は、そういうわけで、外出を取りやめて、家にいることにした。
わたしがぐったりベッドで寝ていて、Sちゃんが静かに読書しているの図だった。
申し訳ない・・・。
それでも、夕方はなにか食べ物を買ってこなければならないので、わたしたちは歩いて2分のスーパーに行った。
そのときもである。
スーパーのなかで、気分が悪くなり、「Sちゃん、しんどいよう」と言ったのだが、Sちゃんは「ちょっと待ってね」と言って、あれこれ買ってくれていた。
そして、青色吐息で帰宅して、帰ったとたん「げええっ、げええっ」である。
どうも、「外出する」というストレスに、わたしは反応しているらしかった。
それにしても、歩いて2分のスーパーでも駄目だなんて。
どこにも行けないじゃないか。

夜、わたしは飲んで調子にのって、踊っていたのだが、そのあとに悲劇は起こった。
そんな調子で、16ビートで踊るなっての・・・。
わたしは案の定、また気分が悪くなり、今度はほんとうに吐いた。
えーん・・・、シルバーウィークのあいだ、ゲロゲロしてばかり。
Sちゃんには、ほんとうに悪いことをしてしまったと思う。

そういうことで、4日目も、わたしはベッド、Sちゃんは椅子で読書となり、なんのことやらわからなくなってしまった。
もっと、楽しい休日を過ごすはずだったのにね・・・。

Sちゃんが帰ってからスカイプしてきたので、わたしは出たのだが、そのときはもう、しんどくてスカイプどころじゃなかった。
Sちゃんに、「疲れたやろ?」と訊くと、「そんなことないよ」と言う。
「あれだけ動いてて? 疲れるやろー」と弱弱しく言ったら、「あんなの、ふだんの仕事の方がしんどいよ」と返ってきた。
嘘でしょ・・・。
ふつうの人って、そんなに元気なの?
「ゆみかって、昔、トレーナーしてた頃は、一日中立ちっぱなしで仕事してたわけやろ?」
「それはそうやけど・・・」
「ふだんの仕事の方がきついよ。製造業の人なんかも、一日中立ちっぱなしなわけだしね」

わたしのあたまはぐるぐるした。
なんかわたしはどうやら、しんどさの座標軸を失ってしまっているらしい。
でも、障害者仲間なら、たぶんみんな、わたしと同じ反応をする。
みんな、ストレスに弱いのだ。

ともかく、スカイプを続けているのもしんどいので、わたしはSちゃんに断って、スカイプをやめて早く寝た。
体力がない。
それも、度を超すほどに。
これでは、どこに行くこともできない。

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お風呂に入れない恐怖

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何度も書いているが、わたしは風呂に入るのが難しい。
両親によると、今日も4日間風呂に入っていないそうだ・・・入れ入れと言われても、まだ嫌がっている自分がいるのである。

風呂に入ってからも、石鹸は使わない。
石鹸を使って風呂に入ってたのって、2年くらい前の話になるんじゃないか。
オソロシイ。

さて、そんなわたしは、今日も風呂に入るつもりはない。
なぜなら明日、恋人Sちゃんが、あたまから足の先まで洗ってくれることになっているからだ。
えっちなどない。
そこには、ただ黙々とブツを洗うSちゃんと、洗われているブツのわたしがいるだけである。

前回は、わたしは自分で頑張って洗って、Sちゃんに見せたのだが、Sちゃんがわたしの腕を触って「なんかツルツルしてるぞ」と言いながらごしごしこすったら、皮脂つまり垢が出てきた。
それでSちゃんが、「今度は自分がちゃんと洗う」と宣言したのである。

・・・そりゃまー、自分の彼女が汚かったら、誰だって嫌だよな。
しかし、Sちゃんは偉大だ。
そんな汚いモノを、自ら洗おうという気概がすばらしい。

それにしてもなんだかなー。
わたしも、自分で風呂にきちんと入れるようにならないと、いつまでもSちゃんに頼っているわけにいかないしなー。
だが、なぜか石鹸を使うのって、ハードルが高いのだ。
言い換えると、浴槽から出るのが、キツイのだ。
なぜなんだかわからない。
いつからこうなったのかもわからない。

そういうことで、わたしの風呂の苦役はまだまだ続くのである。
誰か、身体を洗ってくれるヘルパーいないかなあ。
わたし一人じゃ、無理っす。

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恋人Sちゃんの努力

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恋人Sちゃんが、政治経済その他の難しい話を始めると、わたしが吐き気をもよおすようになってから、Sちゃんは、そのような話をするのをスパッとやめた。
代わりに、漫画の話である。
まーそれはそれで、わたしも言いたいことがあるのだが、ともかくSちゃんは、わたしの持っている漫画を「貸して」と言い出した。
「エロイカ読んでみるよ。駄目なら駄目でいいでしょ」
「でもあれ、背広の男の魅力を描いた作品だからなあ。男にわかるのかなあ・・・」

どーも疑問符を持ったわたしは、代わりに吾妻ひでおの「失踪日記」を勧めた。
「吾妻ひでおって、ギャグでしょ?」
「ギャグだけど、笑えないところもある作品だよ」
なんとなく不安を持っているっぽいSちゃんに、わたしはべつの作品も勧めた。
「やっぱり、青年漫画がいいよね」
「そうだね」
「吉田戦車、あるよ・・・」
「吉田戦車かあ」
「相原コージのコージ苑もあるよ」
「コージ苑か、あはは」
「相原コージのサルでも描ける漫画教室、面白いよ。本のサイズ大きいけど」
「サイズが大きいって、B4くらいかな」←このへんに本性が出る。
「かなあ? 厚さは5センチくらいだよ」
「ふむ」

あと、青年漫画はいろいろあるのだが、一応会話はそこで終わった。
Sちゃん、わたしの世界を知ろうとしてくれてるんだな。
そこは感謝だ。
同じ話題がないと、話がなかなか続かない。
同じ漫画、同じ映画、いろんなものを見ることは、悪くないと思う。

わたしは、Sちゃんの努力をみた。
これに応えなければなあ。
でもわたしが応えられるとしたら、滋賀に行くことくらいだろう。
これは絶対駄目だ。
昨日も、娘が孫のためのおもちゃを送ってきた、と聞いただけで、おえーっと思った。
何度も言うが、子どもが嫌いなのである。
子どもと一緒に住むなんて、とんでもないよ、我儘だけど。

まーいまは、わたしが家事もなんにもできないので、自分がやるよ、どうせいまでもやってることだから、と言ってくれているが、もし娘さん夫婦と孫が帰ってきたら、家事は全部娘さんがやるんだろうし、Sちゃんは楽になって、そこから離れられなくなるだろう。
いつか、生涯の伴侶を求めるSちゃんと、一人者でいたいわたしとの対決が待っていると思う。
Sちゃんは数々の努力をしてくれているが、それ実を結ぶんだろうか。
わからない。

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Sちゃんと漫画の話

inaho


昨日のスカイプでは、恋人Sちゃんは、完全に政治経済の話は抜きにしてくれて、わたしは楽だった。
でも、それがなくなると、Sちゃんの方で話題に困ってくるのである・・・。

Sちゃんは、漫画好きなわたしのためか、漫画の話をたまに持ち出してくる。
でも、小さい頃から漫画ばかり読んできたわたしとは、その絶対量が違い過ぎるのだ。
彼の漫画のネタは、エリア88、ファントム無頼、パタリロ、こち亀、星野之宣の一部、大友克洋の一部、サザエさん、赤塚不二夫、こんなもんである。
少ない。
あまりに少なすぎる。
漫画の話で、わたしと対等になれるわけがないのだ。

パタリロのクック・ロビン音頭にしても、彼は元ネタはマザーグースだと言っているが、漫画好きからすれば、それはちょっと違う。
萩尾望都の「ポーの一族」で、マザーグースとして使われたのが始まりで、それをパタリロがお笑いネタにしたと思われる。
それを言ってんのに、Sちゃんは「いや、あれはマザーグースだよ」と言って聞かない。
漫画の系譜を知らないから、そういう結論になるのだ。
漫画は、ずっといろんなところにアンテナを張って見ていれば、「あ、このシーン、あそこからぱくったな」とか、「この作家、いまあの作家の影響受けてるな」とかいうことが、わかるのである。
だから、あれは萩尾望都のマザーグースだって。
魔夜峰央という作者が、シリアスな萩尾望都の物語をパロディにすることで面白がってんじゃないか。
ただのマザーグースで遊んでも、面白くないでしょ。
そういうことなのよ。

わたしは、わたしが好んで読んでいる漫画の話をしても、たぶん知らないだろうなと思いつつ、青池保子の「エロイカより愛をこめて」をおずおずと出してみた。
軍事オタクの話になったからだったと思う。
そしてトイレに行っているあいだ、Sちゃんはそれをぐぐったらしく、「大泥棒の話か。大泥棒の話といえば、ほかにはルパン3世かな?」などと言うのであった。
・・・・・・・・・なんで「エロイカ」とルパン3世が結びつくの?

わたしは一生懸命といった風情で、「エロイカ」は、NATOの将校とKGBが闘う物語で、バックには軍事評論家も従えていて、かなり精巧な話になってるんだよ、と説明した。
さらに、最初は東西冷戦のもとで闘っていたのに、冷戦がなくなってから、赤の広場で敵同士が鉢合うようになってしまって、物語としては困ったことになったんだよ、と言った。
するとSちゃんは、またトンチンカンなことを言い出して、それはつまり「作者はアシスタントか担当に惚れて、そういう話になったんだな」と言い出すのである。
ちがーーーう!!
青池保子という人は、9人きょうだいだかで、男きょうだいが多かったから、もともと男っぽい発想・メカを描いたりする人なのである。
打ち合わせで、「NATOがいいです」と自分で言ったという話も残っている。
女が軍事関係の話を描くと、必ずそういうのが好きな男に惚れているという話になるのか??
もう、訳がわからん。
なんにも知らない人は、黙っていればよろしい。
やっぱり、Sちゃんに話すんじゃなかったとわたしが後悔したのは、言うまでもない。

そういうわけで、漫画の話は、Sちゃんとしたくないのである。
どうせわたしは、自分の好きな漫画の話は、もうしないだろう。
だから今度、漫画の話をふっかけてきたら、どう対処したらいいか悩んでいる。
「こち亀」の話ばかり、一方的にされたくないしな。
ああ、困る。

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母は強し

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昼、いつまで経っても恋人Sちゃんからのレスがないので、わたしは母のところへ「氷結」を持って、話に行った。
「Sちゃんに愛想つかされたよ」
「まあ」
「スカイプの応答がない」
「まあねえ。話をしていて吐き気がするくらいなら、よっぽど嫌いってことになるからねえ」
「そうだねー」
「でも、よさそうな人に見えたのにね。いい年して、口の上手い男は駄目よ。遊び人に決まってるから。ああいうのはあかん」
「わかってるよ」

そうして、部屋に戻ってみたら、Sちゃんから「遅くなってごめん」とスカイプに書いてあった。
素直になれないわたし。
返事しようかどうしようか迷っていたが、10分くらいしてから「ごめん、下で母と話してた」と返事した。

その前のレスには、H主治医が言ったことを、そのまま書いていた。
7つも歳の差があるのに、話が合うわけがないこと、相手が一生の伴侶を求めているなら、滋賀には行かない、家事もできない自分は撤退すべきだということ、相手も疲れてるんじゃないですかと言われたこと、などだった。
Sちゃんはそれに対して、「大丈夫、俺は打たれ強いから。ちょっと難しい宿題を出された気分」と言った。
家事については、折り込み済みだと言った。
老後の世話に関しては、期待していないといういうことを言った。
ただ一つ、仕事から帰ってきたときに、笑顔で「おかえり」と言ってくれる人が欲しい、という点に対しては、わたしはご期待に沿えないのだった。
だって、娘さん夫婦と孫たちがいる家なんかに、わたしが住めるわけないもん。・・・
家事はもちろん、孫の世話さえできない。
わたしは、子どもが大嫌いで、子どもを抱くことさえできないのだ。
どんなことを許せても、そこだけはSちゃんのフラストレーションが溜まるような気がした。

わたしは母のもとへ帰り、「Sちゃんから応答があったよ」と言った。
母は、さっきとは打って変わって、「これから、たまに一緒に出かけるような友だちは残しといた方がいいよ。歳をとったら出来なくなるから。そりゃ、その方がいい」と言うのだった。

母は強しというが、ほんとうに強い。
わたしはその言葉で、そうだよな、わたしも歳だし、これから何人ものいい恋人ができるわけじゃない、と思った。
Sちゃんにはさんざん気にらないところを言ってるし、これから直ってくれるかも知れない。
わたしはそう思って、夜のスカイプに臨んだ。

夜のスカイプでは、Sちゃんは、政治の話になりかけると「こんなの興味ないよな」と言い、わたしが「ふーん」を無意識に繰り返していると、「ふーん」ばっかりやから、この話はやめよう」などと言ってくれた。
そうなんだよ。
出会って間もない頃は、彼も無意識に難しい話題は避けていたはずだから、できないことはないはずなんだよ。
お願いだから、こんなふうに普通の話をしてほしい。
政治・経済・企業・歴史の深い話、もうこりごり。

そんなわけで、不安の残る再スタートを切ったわけだが、もしわたしが吐き気を起こしたら、サドンデスで別れとなる。
じつは、昨日もスカイプ中に吐き気がしてきて、げっとえずきたくなったのだが、必死で我慢した。
終わってから、盛大にげっ、げええっとえずいた。
ああ不安だ。
冬、こたつを買って、湯豆腐を一緒に食べられるまで、もつのだろうか。

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H主治医の示唆

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今日、通院してきた。
「引っ越しに失敗しました」と言うと、早くもH主治医はそのことを知っていて、「ビール10缶も飲んどんのやろ! 電話があったんやで!!」と怒りモードに入ってきた。
「電話?」
「あれ? これ本人に内緒って書いてあるわ。まあええ。お母さん、心配して電話してきてんで」
「10缶も飲んでませんよ。5缶です」
「5缶でも多い!! そう思いませんか?!」

わたしはそのことを避けて、恋人Sちゃんの話にすり替えた。
「じつは、引っ越しが失敗したのには、彼氏と危うくなってきたからなんですよ。わたしは家事ができないから、料理も宅配弁当にお願いしようとしてたんですけど、土日はやってないから、彼氏が業務用スーパーに行ってくれると言ってくれて。書類関係も全部書いてもらったし」
「書類?」
「ネットの開通とか、宅配弁当とか、マンションでいついつに何があるかとかですよ。つまり、引っ越しは彼がいるというのが前提だったんです」
「上手くいかなくなったって?」
「わたし、彼のしゃべり方とか内容が嫌いなんです」
「それ、ふつうにあの人のこういうところが嫌、とかじゃ解決できない問題なの? どういうふうに嫌いなの?」
「部下を前に、爪をぱっちんぱっちんやって、”どこどこの何々だがねー” ぱっちんぱっちん ”これこれがこうこうでね” ぱっちんぱっちん ”だから、こうこうこういうわけで” ぱっちんぱっちん、みたいに、話に間が空くんですよ。それ10秒で話せるやろって話を、30秒かけてやるんですよ」
「ほかには?」
「あとは、同じ話を何回もするとかですねー、それと内容的に、専門的すぎるんですよ。知識はあるんですよ? 政治・経済・歴史・企業、でもそれ、内容が深すぎるんですよ。10人聞いたら10人知らん話ですよ。それにね、だいたいの人は話すとき、相手の表情を伺いながら話すでしょ? 彼はそれをしないんです。だからわたしが退屈して、ふーんばっかり続けてても、気がつかないんです。あれ、絶対女に疎いですよ」
「ふむ」
「例えばですね、ある所に行って、わたしが暑さのあまりえずきながら、暑い、涼しいところに行きたいって言ってるのに、彼はその涼しいところへ行く途中で足を止めて、「ほら、あれがりんごの木だよ」って言うんです。なにがりんごの木ですか!! わたし非常事態に入ってんですよ!! ふつうの男なら、横にいる女がヘトヘトになってたら、「大丈夫? 涼しいところへ行こうか」とか言って、さっさと連れていくじゃないですか。それなのに、りんごの木ですよ!! 絶対女に疎いです!!」
「それで、話をしてて吐き気がするって? そりゃね、7つも歳が離れてるんだから、話が違って当然ですよ」
「・・・・・・」
「まー、相手は一生の伴侶にと思っているのに、滋賀に来ないわ、家事はできないわじゃね。相手ももうしんどいんじゃないですか」
そう言われてみればそうかも。
すでに、Sちゃんの方で疲れている?

H主治医は、遊び人KJのことも、最初から遊び人だと看破した人で、恋愛相談にかなり役に立つ人だ。
わたしは、いろいろ考えながら、診察を終えた。
てか、これって診察っていうより、恋愛相談だよな・・・。

Sちゃんの方ですでに疲れているという視点は、わたしにはなかった。
わたしばかりがしんどいんだと思っていた。
Sちゃん、7歳の年の功でがんばっていたのかなあ。
いっぱい要求を突き付けて、悪いことをしたのかも・・・。

なんだかわたしには、よくわからなくなってしまった。
こんなときって、結論を急がない方がいいのかも知れない。
Sちゃんが、疲れ切っていなければの話だけど。

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破局の予感

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1泊2日で、恋人Sちゃんとマンションで過ごした。
わたしはそこで、どうしてもSちゃんに知ってもらいたくて、言った。

「わたしはね、遊び人と付き合ってたけど、まだそれ2・3年前なの。生傷なんだよ。遊び人は遊び人だけあって、口が上手い。あんなふうになれって言わないけど、Sちゃんの話し方とか内容って、カップルのものじゃないよ。わたしは、あの遊び人を超える人が欲しいの。女を捨てるって言うけど、乳が出るまで太るっていうのは、わたしに言わせれば男を捨ててるよ。もちろん、いまから痩せろとか言わないけどさ」
「・・・・・・ごめん」
「話し方とかって、ほんとに直るのかなあ。どうも、わたしは直らないような気がすんだよね」

これは本音だった。
わたしの、ストレスがかかったときに出る歯ぎしりは、絶頂に達していた。

「極めつけはParis Matchよ。あれは、彼とわたしの思い出の曲なの。わたし、だから嫌いだって言ったでしょ。それなのに翌日、実家にあったとか言って、持ってきたじゃない」
「彼氏との思い出だったなんて聞いてない」
「でも嫌いだって言ったでしょ。なんでわざわざ持ってくんの」

ほんとうは、Paris Matchは大好きだ。
でも、それを土足で入られたことに腹が立ったのだ。

わたしは、だんだんSちゃんの顔を見ていると、気分が悪くなってきた。
だから、逃げるように寝た。
こんなんで、二人は続くのか。・・・
Sちゃんはわたしのことをとても気に入ってくれているが、わたしはSちゃんのことを避けるようになっているのだ。

結局、あのしょうもない遊び人のKJを、Sちゃんは超えられないんじゃないか。
それどころか、嫌いになって、逃げてしまう存在になるんじゃないか。

わたしは、実家からマンションへの引っ越しを中止した。
なぜなら、マンションへの引っ越しは、Sちゃんがいることが前提だったからだ。
書類書き、いろんな手続き・・・、わたしが出来ないことを、Sちゃんは全部やってくれた。
このままSちゃんに頼っていけば、大丈夫だと思っていた。

でも、もしSちゃんと別れるとなれば、わたしは途端に立ち行かなくなる。
生活が軌道に乗るまでは、やはりSちゃんの力が必要だ。
しかしそれでは、Sちゃんを利用していることになる。
だいたい、利用のためだけに付き合うなんて、わたしにはできない。

残念ながら、Sちゃんとの別れは近いような気がする。
冬にはこたつを買って、湯豆腐しようねって言った約束が、虚しく感じられる。

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元彼KJを思い出す

sanma2

昨日、わたしが「うん」しか言えない状況に対して、打開すべく、恋人Sちゃんに文句を言った。
わたしとしては、「相手の表情を読みながら話をする」なんて、コミュニケーションの第一歩だと思うのだが、Sちゃんは「うーん・・・」と考え込んでしまうのだった。

「相手の目を見て話をするなんて、コミュニケーションの基本中の基本でしょ。なんで、それがそんなに難しいことなのかなあ?」
「会社では確かに出来てるんだけどね。プライベートで出来ないのはなぜかなあ」

という具合に、のらりくらりとかわすのである。
わたしは語気を荒げて言った、
「会社で出来ることが、なんでプライベートで出来ないのよ! そんなんじゃ、わたし以外の他人もうんざりするよ!!」
「努力はするよ・・・」

そんなことで、どうもこころもとない返事なのである。
なんでこんな簡単なことをやるって、約束できないのか。
新入社員でも知っていることだぞ。
上司になると、社員の顔を見なくてもすむのか?

わたしは突然、元恋人KJを思い出してしまった。
彼は、Sちゃんより2歳年下だ。
歳が近いから、どうしても比べてしまう。
はっきり言って、KJはとんでもない遊び人だったが、それはまだ生傷として残っている。
あの人は、こんな上司病みたいなもの、微塵にも持っていなかった。
会話に苦労したりすることはなかった。

それからわたしの気は、KJの方に向いてしまい、KJに対する恨み節をずっと考えていた。
そしてふと思うと、この上なく優しいSちゃんがいる。
こんな、優しくて自分のことを考えてくれる人はいない。
Sちゃんのことを、もっと好きになれたらいいのに。
会話で苦労しなければ、こんな最高の人はいないはずなのだ。

わたしは深く考え込んでしまった。
男として、外観がカッコよかったKJ。
男として、一人の女を深く愛するSちゃん。
Sちゃんに軍配が上がるのは明らかだ。
それなのに、なぜKJのことが思い浮かぶのだろう。

そんでまた、朝から酒を飲んでいる。
飲まなきゃ、やってられん。
今日と明日は、Sちゃんと会う日だ。
わたしはうまく、やれるだろうか。

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「うん」しか言えない生活

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昨日も、恋人Sちゃんと話をしていて、ムカついていた。
最近のわたしは、Sちゃんとスカイプで話すときは、アルコールが欠かせなくなっている。
おかげで、胃が痛い。

話す内容は、だいぶ改善されて、昨日は政治ネタはまったくなかった。
しかし、相変わらず、人の顔色を伺わない人なのである。

昨日は、土曜日にユニクロでスエットを買おうというので、わたしが「ヤンキーみたいで嫌だ」と何度も言っているのに、ゴリ押しで買わされることになってしまった。
「パジャマよりスエットの方がいいよ、そのまま外に出れるから」というのが、その理由だ。
まあ、そりゃそうなんだけど、わたし、うつに入ると通院日しか外に出なくなるのよね。
家にいるときでも、いやそうだからこそ、かわいーパジャマが着たいのになあ・・・と思いながら、最後は「うん・・・」と言わされてしまった。
相手が嫌がってんのに、あそこまで言い張るのも珍しい。

また、風呂に入るのも、「最小限、女は捨てないでほしい」というのはごもっともなんだけれど、わたしは大の風呂嫌い。
夏でも1週間入らないことがあるのに、冬なんて余程気の向いたときにしか入らない。
すると彼は、「洗ってあげるよ。どうしても嫌だっていうなら、身体を拭くだけでもやる」とおっしゃるのである。
なんて優しい・・・と思うのだが、こころの中では「ほっといてほしい」というのがあって、わたしはうつのときはとくに、誰にも会わずにじっと布団にくるまって、電気代やガス代の節約をしているのが好きなのだ。
パジャマを1週間で1回洗う?
嘘でしょ。
去年は、1冬で1回しか着替えなかったわよ。
そりゃ、世間一般でいうと、わたしの方が間違っているってわかるけれど、そんなの個人の問題じゃない?
でも、これについても、さんざん嫌がった挙句、「うん・・・」と言わされてしまった。
とにかく敵は、相手が「うん」と言うまで、攻撃をやめないのだ。

そのほかにも、11月初旬に温泉に行こうという話をしていたのだが、その頃になるとわたしは戦意喪失して、アルコールばかり飲んでいた。
わたしが、口をはさんでも、聞かずにそのまま話を続けるところは、変わっていない。
あれはもう、無意識だな。
またどうせ「うん」を言わされるまで、ずっと同じ話を続けるに決まっているので、わたしはしまいに「うん」を続けて言っていた。
普通なら、そこで絶対、「さっきからうんしか言ってない」と気がついて、自分も黙り込むとか、「なんかあったの?」とか、なんらかのアクションを起こすと思うのだが、Sちゃんは何にも気づかず、ずっと自信たっぷりに話を続けていた。
なんで、相手の顔色を伺うということをしないのかなあ。
あれだけ、ニコリともせずにアルコールばっか飲んで、「うん」「うん」ってやってたら、だいたいの人は気づくと思うんだけどねえ。

そういうことで、なんかだんだんSちゃんと話をするのが、辛くなってきた。
あれだけ優しくて、いろんなことをしてくれる人だから、なんとか仲良くしたいんだけれど、しゃべるのがキツイというのは致命的じゃないだろうか。
「ふーん」と「うん」しか言えない会話って、言葉のキャッチボールといえるのか?
わたしは壁じゃない。
感情のある人間なのだ。

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知らない話ばかりされて

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恋人Sちゃんのしゃべり方・内容に、相変わらず困っているのである。
わたしは昨日、ついに、その件についてSちゃんに話をした。

「Sちゃん、自分の話ばかりしてるでしょ。わたしが話して、興味のないことは全部スルー。結果、Sちゃんばっかが話して、わたしが話をできないって状態になってんの。それでわたし、ストレスためてんのよ。このまま、放っておくのはよくないよ」
「ふーむ」
「それとさ、その話10秒でできるでしょって話を、30秒もかけてするじゃない。その間、空白の時間があって、文節ごとに区切るから、わたしその間、ずっとふーんって待ってなきゃいけない。ストレスかかんのよ」
「それを言われたのは初めてだなあ」
「上司病なんじゃない? 自分の話を確認しながら、もったいぶって話すっていう。でもそれ、なんでプライベートでやらなきゃいけないのよ」
「上司病かあ。そうかも知れんな」
「あのね、わたしの周りの全員は、そんな30秒もかけて話しないの。もっと普通に、ピンポンみたいに話が弾むのよ。もちろん、Sちゃんは歳とってるから、そんな話し方しろって言ってんじゃない。でも、このままだとまずいよ。たぶん、話し方は変えられないんだろうから、どっかで折り合いつけないと」
「自分の話ができてないの?」
「最初の頃はできてたと思うよ。でもいつの頃からか、言っても無駄だって思うようになったの。わたしが興味をもつことは、Sちゃんは興味をもってないし。なんか、根本的なところで、違うような気がする」
「うーん」

そのあと、どういう流れになったんだか忘れたが、Sちゃんは話を途中にしたまま、昔の中国ではね・・・、とお得意の歴史の話を始めた。
「1月1日、3月3日、5月5日、なんだか彼らは奇数が好きなんだよなあ。なんでか知らないけど、9月9日はないけどね」
――でもそれ、わたしはすでに一度聞いた話だった。
Sちゃんにのしゃべり方にはもう一つの課題があって、それは同じことを何度も話すというところなのだった。

わたしはほとんど切れていた。
すると、Sちゃんは、「こんな話、興味ねえよな」と言った。
わたしは、ぶち切れて言った。
「というよりもね、なんで一回した話を二回もするのかなって思ってんの」

彼は、どうやら自分は何度も同じ話をするらしいと知っているので、「そんなこと言っても、話の流れから、こういうことになるでしょ」と言った。
違うだろ・・・。
わたしの知り合いに、ここまで同じ話を繰り返すやつはいない。
76歳になる父親でもしない。
Sちゃんって、知識と記憶力はあるんだけれど、もしかして、年齢にそぐわない脳の老化が始まっているんじゃないだろうか。
わたしは、Sちゃんについて、かなり考えるようになってしまった。
恋人同士で、片方が会話にストレスがかかるってナンダ?
恋人同士って、話をすればするほどに楽しくて、いつまでもこうしていたいって、少なくとも付き合って数か月間は、思うものじゃないのか?

そんなわたしにでも、Sちゃんは優しく慈悲深く接してくれる。
そこんところは、年の功だと思う。
でも、それを上回るストレスが来たとき、わたしは耐えられる自信がない。

「気をつけるよ」とSちゃんは言った。
でも、話し方なんて、57歳にもなって、直るものなんか?
少なくとも、何度も同じ話をする件については、本人が自覚していなければ、無理だろう。
漫画好きなわたしに合わせてくれているんだろうが、「こち亀」の話はもういいよ。
「こち亀」、読んだことないって言ってるのに、知らないものに関して、長々と話されるのが辛いってこと、どうしてわからないのかなあ?
もう、ほんとうに腹が立っている。

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しゃべり方の癖について

suidou

恋人Sちゃんが、プロバイダとの話もつけてやる、COOPとの話し合いにも付き添ってやる、と言ってくれたので、わたしの気は相当楽になった。
やはり、人との話し合いがいちばん辛いのだ。
とても簡単なことが理解できなかったりする。
なぜ、こんなふうになってしまったのか、さっぱりわからない。

水道・ガス・電気などは通じているので、問題ない。
ガス・・・2年ほど前に通しておいてよかった。
あれは、1時間ほど立ち会わなければならないんだよね。

「こんな面倒なことしなくても、うちに来ればいいのに~」と、Sちゃんは簡単に言う。
確かに、いちばん合理的なやり方だ。
わたしが滋賀に行って、両親がいまの不便な実家を売却して、うちのマンションに住む。
そうすれば、一見誰もがハッピーなのだ。

でも、わたしにはそれができない理由があった。
一つは、病気のこと。
こんな面倒くさい病気は、たぶん他人の誰にも理解できない。
そんななか、娘さん夫婦がいる家に住んで、うまくいくはずがない。

二つめは、Sちゃんといつまで続くかわからないじゃないかということ。
わたしは、Sちゃんという人が好きだが、しゃべり方と内容は好きじゃない。
Sちゃんのしゃべり方は、回りくどい。
「それ、5秒で話せるだろ?」という話を、10秒かけて話す。
その間、5秒くらい「・・・」という空白の時間があるのだ。
そのとき、わたしは「へー」と言って、待っていなければならない。
なんで、ピンポンみたいにお互いやり合える話にならないのだ。
わたしは、「へー」「ほー」「はー」と、相槌を打っているだけで、こころのなかでは「おい、その話いつ終わるんだよ」と思っている。
わたし自身が話したい話は、させてもらえない。

内容的には、政治・経済・企業・歴史・電車と、こっちからすれば、固い話が圧倒的に多い。
こんなの、カップルで話し合うやつらが、何%いるんだ?
大抵、女が退屈するだろ。
要は、Sちゃんは女に対して不器用なのだ。
ちょっと気の利いた男なら、相手が「ふーん」を連発し始めたら、「面白くないのかな」と話題を変えるか、「さっきからふーんばかりだね」とお伺いを立てたりするだろう。
それなのにSちゃんは、およそカップルのする話ではない話をして、相手がふーんを連発しているのに、表情を伺うこともなく、ずーっとその話を続けるのだ。
これは、ほんとうにしんどい。

あと、何度も同じ話をするという癖がある。
これは本人も意識していて、「その話聞いた」と言ったら、「そう、言ったね」と言うのだが、そう言いながら、最後まで話してしまうのだ。
聞いたって言ってるんだから、結末まで知ってんだろーが。
なんで、そんなに繰り返し同じ話をするのだ。
なんだか、そこんとこ、おじいさんみたいだ。

というわけで、わたしはSちゃんのことを、物知りで愛情もって接してくれて、ほんとうにいい人だなあと思うのだが、これで長続きするのか? と考えると、どうもそんな気がしないのである。
ましてや、その彼の家に入るなんて、いくらみんながハッピーになっても、わたしはアンハッピーのどん底じゃないだろうか。

今回の引っ越しでもいろいろしてくれて、感謝している。
でも、同居できるかどうかとそれとは別だ。
しゃべり方については、本人に注意している。
でも、そんなの直るもんかね?
そのへん、わたしには懐疑的だ。

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がんばれ自分

kumatta

まいった状態は、まだ続くのである。
昨日、わたしがあんまり暗い顔をしてまいっているので、恋人Sちゃんが話をしてくれた。

「プロバイダとの契約時に立ち会ってやるよ」
「COOPの契約時にも。とにかく、書類は全部書いてあげる」
と言ってくれたのだ。

これで、だいぶ楽になった。
なにしろわたしは、COOPから来た「宅配弁当のお知らせ」も読めないのだ。
書類という書類が、さっぱり理解できない。
なぜ、こんなことになったのか、見当もつかない。

荷物の方は、どの宅配便でも、梱包されたものを運ぶのが条件で、梱包のできないわたしは困り果てた。
すると、母が「この程度、すぐできる。大丈夫」と言うのだ。
どう大丈夫なんだ・・・?
すごい量の本と服があるんですけど。
それに、その場合、わたしもいちいち立ち会わなければならないだろう。
気が重い・・・。

とにかく、わたしはなんにもできないので、一人暮らしは明らかに無謀である。
とわかっていても、もう走り出してしまったものは止められない。
Sちゃんは、「面倒だからやめた」って言うのも、勇気だよ、と言うが、うちの家の場合、そうはいかないのだ。
「頼むから、考え直してもらえないか」と、元鬼ババの母親が言ったりすると、ふん、いい気味だとさえ思ってしまう。

あたりはだいぶ涼しくなってきた。
引っ越しにはいいシーズンだ。
あと少し遅くなったら、わたしはうつで引きこもるので、引っ越しは不可能になっていただろう。
がんばれ、自分。
それしかない。

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引っ越しにまつわる倦怠感

danboru

金曜日の昼から、日曜日の昼まで、恋人Sちゃんがマンションに来ていた。
土曜日は、和歌山方面に出かけて、BBQを楽しんだりもしたが、わたしはまた暑さでばててしまい、かき氷なんか食べてへたっていた。

わたしのこころのなかは、ずっとよどんでいた。
これからしなければならない引っ越しのこと。
自分には、到底できないと思っていたことを、一人でしなければならないのだ、
引っ越しの見積もりや、COOPとの契約や、パソコンの回線変更のことや、その他もろもろ。
「なーんだ、簡単じゃないか」と思われることが、いまのわたしにはできないのだ。
できないから、障害者だともいえる。

Sちゃんは、「引っ越しだけは自分でやりや。ほかのことは手伝ってやるから」と言っている。
引っ越しがいちばん大変なんだがな・・・。
わたしは気が立っていたこともあって、ズケズケ言った。
「肉親なら、絶対そんなこと言わないでしょ。でも、赤の他人なら言う。わたしは、そういうのがしんどいの。だから、家にSちゃんが来たときずっと寝ているのも、それから逃げるためもあると思う」

実際、わたしはSちゃんがマンションにいるとき、ほとんどの時間を、酒を飲むか寝るかの時間で過ごした。
さすがのSちゃんも「俺のせいじゃないか・・・」と思ったほどである。
残念ながら、Sちゃんのせいもあると思う。
いろいろ言われたくないのだ。
「俺は、引っ越しだけは手伝わないよ」とか、言われたくないのだ。

わたしは、実家にいる猫のことを思い出した。
猫とは離れたくない・・・。
ほんとうは、実家から離れたくないのだ。
でも、母がわたしに言った言葉は、的を得ていて、妹はわたしがいたら、まず100%実家には寄り付かない。
だが、わたしがいなければ、自分の具合が悪いときは、帰ってくるのだ。
母が、それを望んでいるなら、仕方ないじゃないか。

わたしは、いまはとにかくやらなければならないことの山に、うんざりしている。
Sちゃんは勘違いしている。
引っ越しが全部完了してから、なにか手伝うと言っているが、引っ越しが終わって軌道に乗れば、そんなのどうでもいいのだ。
書類書きが超苦手なわたしのことを、わかっているんじゃなかったのか。
字が書けないのだ。
書けても、それは大人の字じゃないのだ。

そういうわけで、いま酒量がものすごく上がっている。
一日350mlの缶ビールを10本以上は飲んでいるんじゃないか。
もう、酔わなければ我慢ならないのである。
酒だけが、わたしをなぐさめてくれる。

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両親の泣き落とし

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実家を出ていくとなると、ひるがえって母が謝りに来た。
「ほんまに、悪いこと言うた、それは土下座してでも謝る」
「土下座なんかされても困るよ」
「せめて、パソコンの回線は、ここに置いたままにしといたらどうやろうか。いつでも帰ってこれるし」
「じゃあ、パソコンはどうすんの」
「・・・パソコンっていくらくらいすんの。2・3万か?」
「・・・7・8万はするね」
「7・8万か・・・」
「回線料払って、パソコン買って、使わないなんて、ばかげてるよ。却下」

すると、父までやって来て、同じことを言うのだった。
「パソコンの回線だけ残しておくわけにはいかんのか」
「4・5000円、毎月払うの? パソコンもないのに?」
「パソコンも回線料も、俺らがもつから」
「あほらしい。使えへんものにお金払ってどうすんの」
「いつでも、帰ってこれるやないか」
「わたしが帰ってけえへん代わりに、妹が帰ってくるよ」
「いや、あいつはもうあかん。帰ってけえへん」
「まあそうかもね」
「俺かて、あと数年の命かも知れんねんや。何とかならんのか」
「(案外、何十年も生きたりしてね)」

そういうわけで、両親ともども、泣き落としにかかってきたのだが、もうわたしの決意がゆるがされることはない。
一度決めたら、滅多に変えないのがわたしなのだ。
いままで面倒をみてくれたことには感謝しよう。
でもまあ、いまから出ていくことは、たぶん世間でそんなに珍しいことではないはずだ。
夫が転勤になって、他の都道府県に移動するなんて、ざらにある話ではないか。
それを考えると、自分のことを人非人とは思えないのだ。

マンションに戻ったら、たぶんしんどい生活が待っている。
でも、なんとかやっていかなきゃならない。
家事は50%。あとはゴロゴロ。
恋人Sちゃんから「女は捨てるなよ」と言われているのが、少々プレッシャーになっている。

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家に帰らせていただきます

dorobo

唐突だが、実家からマンションに移ることになった。
一昨日、母にこう言われたためである。

「あんたがここにいるから、Y(妹)が帰ってこないのよ。わたしはもう、1年以上もあの子に会ってないねんで。あの子に会いたくて仕方ないねんで」

確かに、わたしと妹は仲が悪くて、いま絶交状態にあるのだが、こんな言い方ってあるだろうか・・・。
わたしは耳を疑った。
彼女は続けた。
「親やねんから、子に会いたいと思うのは、当然のことやろ」

あの・・・わたしも子なんですけど・・・。
わたしは、がっくりした。
そして、「潮時やな」と言った。

どうせ、実家には仮住まいしていただけなのだ。
確か、3年ほど前に具合を悪くしてからだったと思う。
いつかは、出て行かなきゃいけないと思っていた。
いまが、きっとその時期なのだ。

わたしは、自分のマンションに帰ることを決意した。
でも、すぐというわけにはいかない。
ネットの移設が必要なためだ。
わたしは恋人Sちゃんにいきさつを話して、ネットの移設の手伝いをしてもらった。
Sちゃんは「身体、大丈夫なんか」と心配してくれた。
正直に言って、自信がない。
いままで、なにもかも両親にしてもらって、自分は好きなことだけをしてきた。
うつで寝込んだときも、看病してもらった。
でも、頑張って自分で生きていくしかないのだ。
家事なんか、100%を目指すと出来ないが、50%出来ればいいじゃないか。
食事も買い物もCOOPに頼めばいいじゃないか。

「昼は99円のカレーだけを食べるよ」とわたしは言った。
これはほんとうに、ある期間していたことで、夜はCOOP弁当、朝はぬきで、昼はCOOP弁当の残りのごはんに99円カレーを食べていたことがある。
まあ、あれはあれで楽しかった。
それを聞いたSちゃんは、「業務用スーパーに行こう。中華丼とか、いろんな冷凍パックが売られてるから」と言ってくれた。
「それ、いくらよ」
「130円くらいかな」
「(・・・高いな)」

これからは、少ない障害厚生年金で生活していかなければならない。
金銭感覚が錆びついているので、しばらくは苦戦すると思う。
でも、もともと貯金大好き人間なので、節約はできると思う。
がんばろう。

-

鬼の母

kazoku

昨夜、恋人Sちゃんと話していて、びっくりしたことがあった。
一般家庭で、子どもに対してやっていることである。

S「通信簿をもらって帰る日は、ケーキを買って帰ってあげてたよ」
私「なにそれー!」
「ふつう、どこの家でもやってることでしょ」
「はぁ?? なにそれ。マジで?」
「やってあげてるでしょ」
「なにそれ?? 何%の家がそんなことしてんの?」
「7割か8割か」
「嘘でしょーー!! なにそれ。じゃ、成績がオール5だったらどうなんの?」
「家族で宴会だよ、わっはっは」
「!!!!!」

ちょっと待って。
その話、ついていけないわ。
通信簿をもらって帰る日はケーキ??
オール5だったら宴会?????
そんなの、してもらったこともないよ。
それどころか、ほめてもらったことも一度もないよ。・・・

わたしは、商社で勤めていた頃にいた後輩のことを思い出した。
彼女はいつも、幸せな自分の家族の話ばかりするのだ。
「お兄ちゃんがね、お母さんがね、妹がね、・・・」
わたしは正直言って、彼女をバカにしていた。
なに職場で、自分の家の自慢話してんだよ。
――しかし、周りの反応はまったく違って、ニコニコと笑顔でその話に聞き入っているのだ。
その頃、わたしは普通の家庭は、こんなにも温かくて幸せに満ちているのだと知って、仰天した。

わたしの母は、わたしたち双子に虐待ではないが、恐怖政治をした。
小学校5・6年までのことだ。
言われたとおりのことを、きちんと守っておとなしくしているのに、なんの前触れもなく、いきなり怒鳴られる、叱られる、邪見に扱われる。
言われたとおりのことをしているのに、「口答えだけ一人前で、ひねくれてて、憎たらしい。あの子の方がよかった」と、ぜんぜんなにも出来ていない他人の女の子を指して言う。
1時間のうち、たとえ59分が幸せでも、いつ落ちて来るかわからない1分間の雷に、びくびくおびえていなければならない。
いつも、母のご機嫌を伺っている。
妹が冷蔵庫からカルピスを出そうとして失敗し、こぼしてしまう。
すると、恐怖の怒号が飛び散り、「出ていきなさい!!」と、関係のないわたしまで一緒に、玄関から放り出される。
泣きながら、開けて、開けてと扉を叩いても、返事はない。
怖い、怖い母親。鬼のような人。

大人になってから妹に、「小さい頃、母親のことをどう思ってた?」と尋ねてみたら、即答で「冷たい人」と返ってきた。
だから、わたしたちには、いまがどうであれ、母親、家庭というものが温かくて優しくて光に満ちたものとは、どうしても思えないのだ。
なので、いまでもSちゃんが言う7割から8割の家庭が、通信簿の日にはケーキを買って帰ったり、クリスマスにはこっそりとプレゼントを用意してあげた、などという話を信じることができない。
そういう家庭はあると思うが、7割8割という数字が信頼できないのだ。

同時に、そんな幸せいっぱいの家庭に対して、強い憎しみを感じる。
嫉妬じゃない、憎しみだ。
腹が立って仕方ないのだ。
Sちゃんが、自分の子どもにはこんなことをしてあげたよ、とか言うのを聞くと、ものすごく複雑な気持ちになる。

いまはどちらかというと、わたしの方が鬼で、誰の目からみても、母の方が弱弱しくて優しい天使だ。
それでも、いまだに夫婦喧嘩などで腹の立つことがあると、この母は家のなかで、わざと乱暴にバーン! と音を立てて扉を閉めたり、ドスドスと歩いてみせたりする。
すると、大人になってはるかに強いはずのわたしなのに、やっぱり「やめて、やめてよ。怖いよ」とこころのなかで縮こまってしまうのである。

繰り返すが、いまはもう、どちらかというとわたしの方が暴君で、母は優しくて思いやりのある母である。
でもわたしが物心ついた頃から、家庭をもつことは自分にはないと思っていたのには、おそらく鬼のような母が関係している。
双子の妹は結婚はしたが、子どもはつくらない前提であった。
やはり、幼心に沁みこんだなにかは、一生消えることはないのだと思う。

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眠れない夜

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眠れない。
昨日が頓服を飲んで6時間、その前が4時間足らず、その前が午前2時に起きてアカシジアのため家じゅう徘徊。
片頭痛がする・・・。

いや、片頭痛なんかかわいいほうで、眠れなくてなにが困るかというと、吐き気が始まることである。
あれは苦しい。
神経が過敏になって、気に入らないことがあると、胃から何かがせりあがってきて、ぐえっとなる。
恋人Sちゃんともしゃべれなくなる・・・。
わたしはこの事態を打開すべく、昨日病院に行ったのだが、出された眠剤は効かなかった。
それがショックなのである。

ほんとうにいいのは、たぶん激太りする、躁を下げる薬を飲むことだと思うのだが(躁が上がると眠れなくなる)、激太り薬は1ケ月で20kg増えることもざらだというオソロシイしろもので、わたしは絶対飲みたくない。
一度、どうしようもなくなって飲んだことがあるが、一日中飢餓感との闘いだった。
食べても食べても、満腹にならないのである。
あれはあれで、恐怖の副作用である。

で、仕方なく飲んでいるのが、比較的新しい薬で、H主治医のお母さんも飲んでいるという眠剤なのだが、どうやらこれは駄目だ・・・。
次となると、最初H医師が出そうとした「コントミン」という薬になると思うのだが、わたしはその名前を聞いただけで、憂鬱になってしまった。
今度は、「遅発性ジスキネジア」という、最強の恐ろしい副作用というか後遺症を残す可能性のある薬だからだ。

「コントミンにしますか」
「コントミン! ・・・・・・・・・(いや~~~な顔)」
「どうしてですか? マイルドな効き方をする薬ですよ」
「でも、ジスキネジアの副作用がありますよね」
「う~~ん。難しいなあ・・・」

ふつうの医師なら、ここで「もう出て行け」となる。
しかし、H医師はわたしのわがままを、我慢強く聞いてくれて、わたしが安心して飲める薬をなんとか探し出してくれるので、わたしは密かに絶大の信頼をもっている。
マジで、こんなに患者の意向をくんでくれる医師はいない。

しかし、コントミンの代わりに出してくれた薬が効かないんじゃ、また通院しなきゃいけないのだろうか。
コントミンか、激太り薬か、どっちかが出るだろうな。
でも、眠れない夜が続いて、吐き気に苦しむよりも、一時的にそういう薬に頼った方がいい時期かも知れない。

Sちゃんと話をした。
H主治医についてである。
H主治医は、なぜかキティちゃんが大好きだ。
だから、こんなにもよくしてくれる先生に、なにかプレゼントを・・・と話し合った結果、「キティちゃん柄のトランクス」がいいのではないかと決まった。
ほかのキティちゃんグッズなら、おもちゃ売り場で誰かへのプレゼントとして買えるが、トランクスだけは無理だろうというのがSちゃんの考えである。

どうでもいいけど・・・。
でも、いつもお世話になっている先生に、なにか一品あげるのも悪くないかもしれない。
ほんとうに、先生、助けてくださいよ。
眠れないです。片頭痛がします。吐き気がきます。

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