LIFE,LOVE&PAIN

LIFE,LOVE&PAIN

タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。
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元彼との距離

higanbana

週末に、元彼Sちゃんと会うまでは、わたしたちは毎日スカイプで話をしていて、わたしはこのまま彼と友人関係を続けていけると信じていた。
けれど、実際会って話をしてみると、妙なのである。
妙って、わたしの方がである。・・・

わたしのジョギング用品を一緒に見てくれて、本屋に立ち寄ったあたりまではよかった。
でも、昼ごはんを食べてから、急にわたしは身体がしんどくなり、車で座っているのも辛くなったのである。
「どこかドライブしようか」とSちゃんが言ってくれているのに、わたしは目を閉じて「うーん」と唸っていた。
Sちゃんは、適当に車を走らせていたが、わたしはまったく目を閉じたままだった。

マンションに帰ってからも、わたしは気怠くて、Sちゃんがまめまめしく食糧を冷蔵庫にしまうのを横目に、ぼけーっとしていた。
ただ、Sちゃんがしゃべってくれることに、「うん」「あ、そう」と返事するだけ。
Sちゃんに、「それどういうこと?」とでも訊こうものならば、10倍くらいになって説明が返ってくるので、しんどいときは話ができないのだ。
それでもSちゃんは大人だから、機嫌よくふるまってくれていた。
でもその日は、なにを話したんだか、話さなかったんだか、まったく覚えていない。

夕食のときは至福のはずだが、わたしはビール2本とかつおのタタキ2切れで終わった。
いつもなら、もっとSちゃんの食べっぷりを見たり、いろんな話をして楽しむのだが、それができなかったのは、たぶんTVをつけていたせいだと思う。
なんでTVなんかつけていたんだろ?
人間の眼は、動くものを捉えるようにできているから、TVがついていたら、どうしてもそっちの方を見てしまう。
SちゃんはSちゃんなりに、このままでは間がもたないと考えたのだろうか。

翌朝、わたしが興奮しながら、話らしい話、ウォーキング中、妹と父に遭遇しそうになったことを話したのだが、Sちゃんは「あっそう」程度で終わらせたので、わたしはがっかりした。
そこで、「へー」と聞いてくれたら、わたしは楽になったのに・・・。
Sちゃんは、自分からふったネタ以外では、話をしようとしない。
その後は、わたしは再び貝になって、なにを言われても「うん」「へー」しか言わなくなってしまった。
言えないのだ・・・。昨日のように、というか昨日よりさらに、心身ともにしんどくなって、Sちゃんといることさえ苦痛になってきた。
そんなストレスのうえ、Sちゃんの食事時間に合わせたために、自分の昼食が入らなかったことで、わたしは爆発した。

そうしてわたしは、「帰りたい」とSちゃんに白旗を上げた。
もう、Sちゃんとここに来ることはないだろうと確信した。
Sちゃんもおそらく、ちゃんとわかっている。
なぜか自分が理由で、わたしが取り乱していることを。

毎日のスカイプも、2回断ったら、「毎回連絡しなくていいよ。ゆみがしたいと思ったときに、メールをくれればいいよ」と優しい言葉をかけてくれた。
まー半分以上は「付き合いきれん」だろうな。
優しくて、頼りがいがあって、気配りの利く兄貴、Sちゃん。
こんないい人を、わたしはなぜ受け入れることができないんだろう??
今度また、スカイプするときが来るだろうか。
わからない。

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草原のなかの親子

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週末、Sちゃんとマンションにいるときも、じつはわたしは、早朝ウォーキングに出かけていた。
マンションに、ちょうどジョギングシューズがあったからである。

ちょっと遠いが、いつもの河川敷へ歩いていき、ああ、今日も涼しくて気持ちいいなと思っていたときだった。
数メートル前の階段から降りてきた男女2人組がいる。
そのうちの、女性が足をさらけ出していたので、何気なくわたしはそれを見て、「細いけど、筋肉がついてないからイマイチだね」なんて思っていた。

しかし後ろからじーっと見ていると、ん? となにかを感じて、その女性の服装を見た。
あっ、このやんちゃな感じ・・・、ちょっと、これ、妹じゃないの?!
そしてその隣の男性を見ると、あっ、これ、父親だよ!!

わたしは、そのとたん、見つかったらどうしよう! とあわあわした。
妹とわたしは断絶していて、だからこそ、彼女はわたしがいないときにしか実家に帰ってこないのだ。
父親にとっては、5か月ぶりの再会となる。
久しぶりの愛する我が子と、仲良く並んで歩いているときに、もう一人の我が子が出現したら、とたんに非常に険悪なムードになって、父親が悲しむに決まっているのだ。

わたしは、一直線で逃げることができない河川敷で、くるりとUターンして、もと来た道を歩いた。
見つかりませんように! と早足で歩いた。
そして、もうここまで来れば大丈夫だろうというところで、階段を上がって堤防へ出ようとしたら、はるか彼方遠くの彼らもまた、同じタイミングで階段を昇ろうとしているじゃないか。
このままでいけば、いくら距離が離れていたって、正面衝突する。
わたしは、急いでいちばん近くの階段を降りて、そそくさと堤防から離れた。
そして、来たときの道とはべつの道を使って、マンションへ帰った。

危なかった・・・!
あと少し、気がつくのが遅れていたら、わたしは彼らを追い越していくところだった。
それにしても、あの感じ。
妹と、命の残り少ない父が、仲良く並んで草原をトコトコと歩いている。
そして、目をこらさなければわからないくらい遠くまで、ずっと一緒にいる。
それはまるで、天国とこの世の境にいる二人のようだった。
幸せで、牧歌的で。

本来は、父はあんなに遠くまで散歩したりしない。
きっと、話が弾んだんだろう。
わたしは、そのことが父のためによかったと思った。

だが、妹が帰り、わたしがマンションから実家に戻ってきたとき、わたしのジョギングシューズや3DSが、見えないところに隠されているのを発見して、ちょっと気分を害した。
そこまでしないと、妹は実家に帰ってきても不愉快らしい。
わたしという人間が、消せるわけじゃないのに・・・。
父のために、わたしは今後もときどき消えなきゃいけないのかなと思うが、妹の執念深い呪いには、ちょっとめげる。

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幕の内弁当に惨敗

shogayaki

週末は、元彼Sちゃんと過ごした。
友だちとしてだ。そもそも、わたしが彼に用事を頼んだのだが、それが済んでしまったので、彼の手は要らなくなった。
しかし、予定は組まれていたので、とりあえず食事でも、となったのである。

初日は、昼食に和食の店で、しょうが焼きを食べたのだが、わたしの食べっぷりが凄まじかった。
しょうが焼きを1枚、がばっと口に入れて、そのままごはんをさらに押し込む。
ビールを飲む。さらに、付け合わせを口に押し込む。もぐもぐ!
鼻水が出る。終始無言。
ごはんが足らん! おかわりだ!!
そこはごはんおかわり自由の店だったので、わたしはさらにごはんを食べた。
それを漬物でばくばくやっつけて、わたしはようやく、ふーっと人心地ついた。
まともな食事なんて、ほんとの久しぶりだったよ・・・。
ダイエットの後遺症で、食べ方がおかしくなっているからさ。

でも、翌日の昼食は失敗した。
マンションの近くのお弁当屋さんで、わたしはいつもの通り、幕の内弁当を買ったのだが、食べる時間がちょっと早すぎた。
まだ12時になっていなくて、わたしは正直、あまりお腹がすいていなかった。
でも、Sちゃんは当然、買ってきたらすぐ食べるので、わたしは合わせる形で、12時前に弁当を開いた。
すると、やっぱり食べられなかったので、わたしは無念のあまり、怒りがこみあげてきた。
いまのわたしは、一日のうちでまともに食事できるのは昼食だけなので、その快楽が奪われると、こころの均衡を失ってしまうのだ。
わたしは思わず、机を叩いて、「食べきれへん!」と毒づいた。
「どうしたの?」
「食べきれへんから、腹立つねん!」

この答えに納得のいく人が、果たしているだろうか。
ただSちゃんはこういうとき、なにも言わずに静観する。
わたしは完全に取り乱して、ギリギリ激しく歯ぎしりしながら、物に当たったり、ウロウロしたりしていた。
そしてこころから、「もう帰って一人になりたい」と思った。

しばらく悶絶したあと、Sちゃんに「帰りたい」と言ったら、彼は了解してくれた。
その頃には、わたしはもうぐったりしていた。
自分のペースで昼食が食べられなかっただけで、こんなになるなんて完全におかしい。
やっぱり激しいダイエットで、脳がやられちゃったのか・・・。

Sちゃんには、多大な迷惑をかけてしまった。
ふつうじゃなくて、申し訳ない・・・。
せっかく来てくれたのに、不穏になってしまって、ほんとうに悪いことをした。
どうもわたし、精神科でいうところの「体調が悪い」みたい。
こういうときは、人に会わずに、家でじっとしているのがいちばんなんだ・・・。

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和食弁当の日

washoku

今日・明日は、元彼Sちゃんと遊びの日である。
いや、元さやに収まったのではないよ。
わたしが彼に用事を頼んだのがきっかけで、こうなっているだけである。

しかしわたしは楽しみにしているものがある。
それは食事だ!
わたしはいま、来る日も来る日も、同じものを食べている。
朝はハーブチキン、昼は幕の内弁当、夜は生春巻きである。
ダイエットしているうちに、なぜか同じものしか食べられなくなったのだ。

でも、Sちゃんが外に連れ出してくれたら、たぶん少しは違うものが食べられると思う。
そこで今回は、昼食は和食をリクエストした。
Sちゃんは、あらかじめ店を検索したりするのが大好きだ。
「どんなのがいいの」と訊かれて、わたしは「なんとか弁当みたいなのがあるところ」と答えた。
わたしの食生活は、いま昼食だけで成り立っているので、昼食はバランスのいい、そしてけっこう量のあるものを食べないと、もたないのだ。
それには和食で、天ぷらなんかが入った弁当形式のものがいちばんいい。
いつもの幕の内弁当とどう違うんだと訊かれたら返事に困るが、まあたぶん、スーパーで売っているものよりは美味しいでしょう・・・。

夜は、今回はわたしはビールは3本まで、あとは刺身数切れと決めている。
それ以上食べたら、体重が増える。
いま、わたしは体重が減り過ぎるのも困るが、増えていくのも困ると考えている。
やっと手に入れた、ぺったんこお腹を、絶対に手放したくないのだ。
元来、我慢強い性格なのと、もともと食が細いというのがあるので、そんなに苦痛には感じていない。
しかし、このような偏った食生活をずっと続けていくのかというと、それはいかんだろうとも思う。

どっかで折り合いをつけて、家族と一緒のものを食べられるようにならないといけないな。
それにはたぶん、ビールの量を減らすのと、ジョギングの距離を増やすことが必要じゃないかと思う。
どっちも、いまのわたしにはキツイ話である。
Sちゃんとも、いつもと違った料理を食べるのは初日だけで、2日目は朝はハーブチキン、昼は幕の内弁当と、いつもの食事をさせてもらうことになっている。
少しくらい多めに食べても大丈夫とわかっていても、いまのわたしは、翌日乗る体重計がどんと増えるのは、絶対許せないのである。

思えば、2か月で8kg減のダイエットは、考えている以上にきつかったんだろう。
おそらく、二度とあんな思いはしたくない、という気持ちがわたしにあって、それがいまの偏った食生活に繋がっているのではないかと思う。
ダイエットの途中から、そんなに食べなくても大丈夫になったのは不思議だけれどね?
ともかくいまは、昼食だけはガッツリ食べれているので、そこが救いだと思う。

サテ、Sちゃんとナントカ弁当を食べて、ビールを思い切りガーッとやって。
気持ちいいだろうなあ。
食べるのって、ほんとうに至福のときだよね。
食べなくなってからの方が、そのことを強く感じる。

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ふた昔前の結婚観

kekkon

毎度おなじみ、田辺聖子の小説に、ケチをつけるというあくどい趣味をしていたわたしである。
嫌なら読まなきゃいいのに・・・、いや、それは違うんだな。
ケチをつけるために読んでいるのだ。
ストレス解消だね。

ずいぶん昔の小説だったが、主人公の女性は、結婚したくてもできない34歳の女で、ある日知り合った大学生の男の子に恋をして、すったもんだの挙句、最後は男の子に「結婚しよう」と言われるのだった。・・・

って、ナンダコレあほかー。そんな都合のいい終わり方があるか。
だいいちその男の子、女の子とみれば誰にでも声をかけ、女の子たちもまんざらでもないような様子なんだよ。
なんで、そんなにもてる男の子が、大学生の若い身空で、34歳の女にプロポーズせにゃならんの?
いまからが楽しい時期なのに。
おかしーでしょ。
これはもはや小説ではない・・・。ただの少女の夢物語だ。

「結婚したいというよりも、結婚式と新婚旅行がしたい、相手は誰でもいい」という一文にも驚愕した。
いまは、そんなこと言う女子、いないよね??
小説は、まったくの嘘は書けないから、これふた昔まえの女子は、ほんとうにそう思っている人がいたんだよ、きっと。
そして、たぶんそれを実行した人もいて、いまは、お互い空気でやり過ごしてます夫婦とか、仮面夫婦とか、離婚しちゃってるんじゃないのかな。
「夫元気で留守がいい(古)」って、もしかして、その結婚したい病だった人の、慣れの果ての言葉??
相手が誰でもよかったんなら、そうなってもおかしくないよね。
楽しいのかなあ、そういう生活・・・。
まー人間には順応性というものがあるから、子どもをつくったり共通の喜びを得て、日々だましだましやっていくもんなのかな。

「結婚式でみんなの注目を浴びたい」なんて一文もあったが、これもわたしには理解不能だった。
注目を浴びるっていっても、長い人生のうちのたった一日じゃない?
わずか一日だけお姫さまになって、みんなの前に座ったら満足って、ふだんどんだけ地味で注目されてないんだよ・・・。
それに、わたしが出席した結婚式の経験で言うと、少なくともわたしは、花嫁・花婿の方はほとんど見ていないよ。
何してるって、同じテーブルの人としゃべったり飲んだりしてんの。
周りを見ても、みんな酔っ払っているし、誰も彼もが「花嫁、綺麗だなー」なんて、じっと見つめて羨んでいるとは思えないなあ。
あれが、「みんなの注目を浴びる」って呼ぶんだろうか。
よくわからん。

まーでも、「結婚式のときは、みんなの注目を浴びたい」は、いまの女子も考えているかもしれないね。
でもその数は、ふた昔前よりも、かなり減っているんじゃないのかな。
地味婚流行だもんね。
いまさら、ゴンドラだのドライアイスだのやっとったら、注目どころか笑いものである。

そういうわけで、ふた昔前の女性が夢見ていた結婚というものを、「アホらしー」と存分に堪能して、わたしは本を閉じたのであった。
ああ、痛かった。
いまのおばあちゃん・おじいちゃんは、そういう時代を生きてきた人だったのね。

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マンション一人生活

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昨日の朝は、母はとても上機嫌だった。
わたしに突然、「今日もマンションに行くの?」とニコニコしながら言う。

わたしはすぐに、「行く」と答えた。
やった、いつもの詮索されずに自分のマンションに行ける・・・。
母は、「そうね、今日もお弁当を持って、ビールを持って」と楽しそうに言った。
あれ?
なんで楽しそう?・・・

わたしは、フト気がついた。
もしかして、わたしが彼女といて疲れるように、彼女もわたしといて、疲れているんじゃないか。
わたしがマンションに行ってしまうと、一人の時間ができて、ホッとするんじゃないか。
じゃないと、この上機嫌・・・。
こころから「行きなさいよ、ねっ」という声が聞こえてきそうである。

わたしは、昨日と同じように、途中スーパーでお弁当を買って、マンションに閉じこもった。
12時のニュースを、たった一人で見ながら、食べる昼食・・・、美味しい!
そうなんだよ、TVを見ながらごはんを食べるのはいいけれど、それについてあれこれ意見しているのを聞いているのは、しんどいんだよ。
そんな、ちょっとしたことの積み重ねで、疲れているんだね。

その後は、けっこう量のある漫画を1巻から読んだ。
いつも、実家では同じ本ばかり読んでいるので、新鮮だった。
ただ、あまりにも急にできた自由のため、わたしは少々落ち着かなかった。
自分だけの自由って、どんなんだっけ?
自由がありすぎても、いまのわたしには持て余してしまう。
一人の部屋で、わたしはずっとソワソワしていた。

母の真意はわからない。
彼女自身が一人になりたいのか、あるいはもしかすると、わたしが実家で疲れているのがわかって、マンション行きを勧めてくれたのか。
だとすれば、今後、わたしの方から「今日はマンションに行く」と言っても、「また漫画を読みに行くのね」「実家にずっといて疲れたのね」と見逃してくれるかもしれない。
また、週末、元彼Sちゃんとわたしはマンションに泊まるのだが、それを聞いた途端、さっそくわたしと犬猿の仲の妹を実家に呼び寄せたところをみると、ほんとうはわたしに、たまには実家を離れてほしいという気持ちがあるのかもしれない。

ともかく、わたしはまだ漫画の読みかけがあるので、またマンションに行くと思う。
何ヶ月も行っていないのに、急に「行く」と言ったら、またあれこれ訊かれる可能性があると思うが、いまなら「また、お弁当とビールを持って、漫画を読みに行くのね」ですむ。
マンションに行くのを自然な行動にするには、マンションに行き続けることかな・・・。
そのことで、わたしの実家での閉塞感が、改善されればいいと思う。

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金魚鉢の金魚

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昨日は、気分転換に、自分のマンションで過ごしていたのである。
着いて、ひとまずビールを1本。
はーーー。
安らぐ・・・・・・。

そういえば、実家でもビールは飲んでいるけれど、必ず誰か人がいて、わたしは軽く酔いながら「ふー・・・」って、あたまを空白にすることができなかったんだよな。
これじゃあ、息も詰まるよな・・・。
なにかと口をはさんでくる母親がいて、ビールを飲んでぼーっとすることもできない毎日に、わたしはほんとうに疲弊しているのかもしれない。

だからといって、ずっとマンションに来れるかというと、そうはいかないのだ。
うちの実家からマンションまでは微妙に距離があるので、父に車を出してもらわなければならない。
つまり、「マンションに行くから、車を出して」と言わなければならないのである。
すると、母親が出てきて「あっちでのごはんはどうするの」「4時ごろまでおったらええわ」などと、勝手に決めつけられ、いろいろ詮索される。
それが、とても疲れるのだ。
一人になっているのに、一人にさせてもらえている気分にならない。
車を出してくれる父にも、頻回に頼むことはできない。
だからわたしは、自由にマンション生活を謳歌できる環境にないのだ。

感じとしては、常に両親がわたしにくっついていて、どこへ行くにも離れないっていう様相だ。
実際、ずっと3人で行動している。
朝ごはんを食べて、昼の買い物に出かけて、昼ごはんを食べて、それぞれ昼寝したりTVを見たりして、夕ごはんの支度をして、夕ごはんを食べて、TVを見る、である。
この、退屈かつのんびりした老夫婦の生活に合わせるのは、けっこう辛い。
だいいちわたしは、TVが大嫌いなのだ。
老夫婦が的外れなTVの感想を言い合っているのを聞いたら、「けっ、そこはそうじゃねーだろ」と、じつはこころのなかで毒づいている。
でも、次の瞬間、「言っても仕方ないし、こんなの大したことじゃない」と言い聞かせている。
これはもう、仕方ないことだが、ジェネレーションギャップと老いだな・・・。
そもそも、20歳も歳の違う老人たちと、話題や意見が一致するわけがないのだ。
たぶん、わたしが求めるべきは、外に出て、同年代の人と接することなのだ。

そういう意味では、今度元彼Sちゃんに会うことができるのは有意義だ。
やっと、外の世界の人と会って話ができる・・・。
わたしはいま、たぶん金魚鉢のなかで、アップアップ空気を求めている金魚なのだ。
どれだけ息継ぎができるかわからないが、この閉塞感をなんとかしなければと思う。

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異常な食生活

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体重が、44kgを切って、43kg台に落ちた。
なんか、どんどん落ちていくな。
正しいことしか言わない元彼Sちゃんが、「それは拒食症じゃない」と断言するから、大丈夫なんだろうけど、朝夕ほとんど食べないで、昼に爆食(といっても弁当1個)、ビール4・5本という食生活は、たぶん改善した方がいいんだろうな・・・。

でも、もとの食生活に戻すのって、難しい。
まず、いまストレスがすごくかかっているから、ビールを減らせない。
すると、お腹がいっぱいになって、ごはんが食べられなくなる。
そのうえ、なぜだか食べられるものが限られている。
さらに、家のごはんを食べなくなってから気づいたのだが、わたしは案外、家のごはんが好きじゃないのだ。
偏食家の母がつくる老夫婦のための食事だから、言っちゃーなんだがしょぼい。
もうあんまり食べない老夫婦はそれでいいと思うが、わたしの箸はそれでは伸びない。

そんな感じで、もとの食事に戻すのも、当分は難しいかもと考えている。
せっかく今度、Sちゃんが来るから、なにか楽しいものを食べたいのになー。
トンカツごはん大盛りとか、ラーメンとか、カレーとか、串カツとか、焼肉とか。
なんで食べられないんだろう。
あたまでは食べたいと思っていても、いざ料理を見ると、あー無理ってなると思う。
なんか精神的なロックがかかっているんだろうな。
ダイエットが関係しているかもしれん。

昨日、精神科の診察に行ったときも、看護師さんに「あら? また痩せたんじゃない?」と言われた。
「もう、そのくらいでね」
・・・やっぱ、専門家にはなんかわかるのかな。
わたしが、ちょっと異常な食生活をしていること。

なんだかんだ見てみると、わたしって、常に精神的なトラブルを抱えている。
でもこれ、病気になってからのことだよ。
周りの精神疾患者を見ていても、みんなどっかストレスやなんかに弱い。
そういえば、歯ぎしりが止まらない話は書いたっけ?
一日中、歯ぎしりが止まらないの。
これも、なんか精神的にあるんだと思うわ。

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母の過干渉

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今日は、精神科の診察日だった。
母が、「食欲の話、しなあかんで」としつこく言うので、仕方なく話す。
が、食欲の話より、どちらかというと母親に対する文句になってしまった。

「朝・夕食べんと、昼だけ? それでビール5本? アル中の飲み方やな・・・」
「朝は飲んでませんよ、昼から夕方までです」
「うーん」
「とにかく、母親がうるさいんですよ、また食べたら太るやろうって。でもね、わたしのダイエットのモチベーションになったのは、母親の言葉ですよ。お腹ぽっこりのわたしに向かって、わたしはいくら食べても太れへんとか、ぺっちゃんこのお腹を何回もしつこく見せたりとか、お腹ぽっこりの父親指して、遺伝やから仕方ないとか言って笑ったりとか。わたしは二度と、太ろうとは思いませんねえ」
「でも、いまの自分の食事がおかしいってことはわかるやろ?」
「おかしいですか? ビールはわたしの息継ぎですよ。母親が過干渉してきて、しんどいんです」
「また、そんなふうに言うて~・・・」
「いえ、ほんとにそうですよ。ほかにも、マンションの植木に水をやるのに、わたし一人で十分なのに後ろからついてきたり、友だちが飲みに誘ってきたとき、目でやめろの合図を送ってきたり、そんなん言われなくても自分で決めるんですよ。いまは、どこへ誰となにしに行くか、全部言わないと駄目なんですよ。しんどいんですよ」
「マンションで一人で過ごしてみるとか」
「そういう問題じゃないんです。例えば、ある物体を机の上に置いたとすると、彼女は次に来たとき、必ずこれ何? って聞いてきます。それに答えないと変に思われるから、結局答えさせられるんですよ。でも、わたしのマンションに何があろうが勝手じゃないですか。そういう息苦しさなんですよ」
「まー、おかあちゃんも心配やねんで。娘がへんな男につかまらんよう・・・」

って、わたしをいくつだと思っているんだ。
でもやっぱり、母の過干渉は異常で、これは父も抗議している。
父曰く、「俺のことは俺が決める、おまえは黙っとけ」である。
その言葉、よくわかる。
母は、家族を自分の一部のように考えて、あれこれ世話しないと気が済まないのだ。

最近は、そんな母にとても疲れている。
外向きは仲良くしているし、彼女もそう思っていると思う。
でも、ビールを一日5本飲まなきゃやってられないくらい、しんどいもんなんだよ。
勝手に掃除されたり、郵便物を見られたりするの、嫌なんだよ。

ましてや、「いまから太れ」という母親の言葉なんか、わたしが聞くわけがない。
痩せさせる原因をつくったのは、あんだだろーが。
でも、こういうふうに言うと、彼女はいきなりひがんで「なんでもわたしのせいにして」と言いだすから、これも言えない。
うっとうしい存在だ・・・。
ほんとうに、ガンの父が亡くなったら、どうなるんだろうかと思う。

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家でお弁当

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「あれ? またウエスト細くなった?」と、元彼Sちゃんから言われた。
スカイプをしていて、席を外したときである。

「うん。痩せてきた」
「ゆみを太らさなあかんなー」

わたしが、ダイエットをきっかけに食べられなくなったのを知っているSちゃんは、今度会う日の食事をあれこれ考え始めた。
「肉は?」
「肉って、焼肉?」
「いや、ステーキとか」
「うーん。(単品って食べにくいなー・・・)」
「海鮮丼は?」
「わたし、丼もの嫌い」
「スッポンでもなんでもええで」
「(鍋物は全然駄目なんだよなー・・・)」
「なにがいいの」
「弁当」
「弁当?? どんな??」
「幕の内弁当」
「あの、塩鮭とかが入ってるやつ?」
「うん」
「じゃあ、それにしようか。俺もタルタルソースかかったやつにしよう」

いつもの寛大なSちゃん。
しかし、久しぶりに会うのに弁当ってなんだ・・・。
わたしも、たまには外食してみたいが、食べられるものが限られる。
皿数が多いのは駄目、鍋物その他、複数でつまむものも駄目、単品もちょっと、油ものは食べきれない、ラーメンもたぶん食べきれない、うどんそば・丼ものはもともと嫌い、相当わがままな話だが、これはべつに「痩せたい」と思ってそう言っているわけじゃないのだ。
なぜだか知らないが、まえに拒食症になったときも、幕の内弁当がいちばん食べやすかった。
これさえやっつければいいんだって思えるからかな?

食べられないことについて、あまり心配はしていない。
まえの拒食症も、いつの間にか治ったのだ。
正確には、まずアルコールが飲めるようになって、それで一日中飲んでいたら、勝手に体重がもとに戻ったのである。
あんまりよくない形だったかもしれないが、あのまま拒食症から過食症に移行しなくて、ほんとうによかったと思っている。
今回も、朝・夕はほとんど食べられないが、昼は幕の内弁当をばくばく食べている。
ビールもぐびぐび飲んでいる。
拒食症ではない。

「お弁当を持って、××公園へ・・・」と言いかけたSちゃんを、わたしは制した。
「暑い!」
夢はないけど、この季節、弁当なら家で食べたいよ。
ぬるくなったビールと一緒に、暑い暑いって言いながら弁当なんて、あんまり嬉しくないよ。
まえにも書いたが、わたしは昼食1食にすべてを賭けているのである。
これがなかったら、一日中なにも食べていないのと同じになるからね。
わりと必死なの。

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人にものを頼むこと

himawari

元彼Sちゃんのことで悩み過ぎたわたしは、ついに爆発して暴挙に出た。
「そもそも、人に用事を頼んだりするから、ややこしいことになるんだ!」
怒ったわたしは、わたしには困難と思える仕事を、コノヤロー負けるもんか! と、火事場の馬鹿力でやっつけた。
み・・・見たか、バカヤロー。もう、誰にも文句は言わせない。

突然、発奮したのは、わたしの仕事の狡猾な師匠の言葉を思い出したからであった。
「絶対、人に借りはつくるなよ。もし、借りをつくってしまったら、その人に一生あたまが上がらなくなる」。
その通りなんだよな。
たとえ、Sちゃんであっても、もし頼み事を聞いてもらったら、たった1回スカイプに返事しなかっただけで、嫌味を言われても、「ごめん」としか言えなくなってしまう。
とくにSちゃんは、快く引き受けてくれたわけではなかったから、今度またスカイプで返事をしなかったら、どんだけ嫌味を言われるかわかったもんじゃない。
そんなの、主従関係じゃないか。
わたしは、誰の奴隷にもなりたくない!!

そこで、わたしは自分自身を守るために、強行突破に至ったのだ。
これでSちゃんも、「用事をさせるために呼びつけやがって」とは思わないし、わたしも「そんなふうに思っているなら、もう来なくていいですよ」と言わずに済む。
でもわたしは一応、彼の本心を試すため、SちゃんにLINEで、「うちに来るのは、用事をするため? それとも来たいから来るの?」と質問してみた。
するとSちゃんは、「用事もあるけど、ゆみの顔が見たいから」と返してきた。

うん。それならいいんだ。
もしここで、「用があるからだろ? どうせ元彼だけど仕事はするよ」とか言ってきたら、「じゃあ、それもう済んだから、来なくていいよ」と嫌な女になるつもりだった。
わたしは、Sちゃんが友好的な関係を築こうとしてくれているなら、なんの問題もないのだ。
適当にどこかへ遊びに行って、一緒に酒を飲んでしゃべっているぶんには、楽しい相手なのだ。

しかし今回の件で、つくづく感じたのは、簡単に人にものを頼むべきじゃないってこと。
先方がややこしいことを言い始めたとき、あるいは仲たがいしたとき、どうするんだっていうリスクが伴う。
頼れるのは、身内までだな・・・。
こんなことにいまごろ気づくわたしは、ほんとうに温室育ちだなあと思う。

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苦悩の日々

saboten

元彼Sちゃんの対処に、まだあたまを痛めている。
彼は、わたしが頼み事をしたことについて、本音として「元彼だと思って、使いやがって」みたいに思っているらしいことがわかったからだ。

もっとも彼は昨日、LINEで「寝不足でイライラしてた。ごめん」と謝ってきた。
でも・・・、本音を聞いちゃったら、もうそれ引っ込まないよ。
わたしはこの件は、彼には頼めないと思った。
わたし自身が、「別れても友人でいいじゃん」の人なので、つい頼んでしまったが、やっぱりふつうの人は、「コノヤロー」になるんだろうな。
悪いこと、しちゃったな・・・。

でも困るのは、会う約束をしていた日だ。
この日は、彼が仕事の都合をわざわざつけてくれたのだ。
こっちから、「もう頼みませんから、来なくていいですよ」とは言えない。
どこかへ遊びに行こうという話もしていたけれど、「用事はもういいですから、それ全部なしですよ」とは言えない。
あーあ。

じつはこの日は、わたしがSちゃんとマンションに泊まると聞いて、母が大喜びで、わたしと犬猿の仲の妹を実家に呼び寄せ、ガンの父とともに団らんをすることになっている。
もしSちゃんがLINEでややこしいことを言ってこなければ、うちの実家はハッピー、Sちゃんとわたしも遊びに行って酒飲んでハッピー、いい一日だったね、とみんながハッピーになれる日だったはずなのだ。
なんで、今ごろ、それをぶち壊すようなことを言ってきたかなあ。
「どうせ俺は元彼だから、使ってんだろ」みたいに言われて、わたしが黙っているはずないことくらい、わかっていると思うけどなあ。

Sちゃんと会う約束がなくなったら、わたしは実家に戻るわけにはいかないので、マンションで一人弁当をぼそぼそ食べることになる。
そのことに、両親は気兼ねする。
Sちゃんはどうなるか知らないけれど、約束を反故にされて、いい気分はしないだろう。
誰が幸せになるんだ、これ・・・。

やっぱりここは、何事もなかったかのように、やり過ごすべきなのか? とわたしは苦悩している。
でも、こころの底で「使いやがって」と思っている人と、「この人、ほんとは信頼できない」と思っている人の組み合わせで、酒を酌み交わして、面白いんだろうか??
なんか、すげー悪酔いしそうな気がする。
やめた方がいいよなあ・・・。
「わたしのことをそんなふうに思っているなら、もう頼みませんから、来なくていいですよ」って言わなきゃならないのか。
わたしって、なんかすげー嫌なやつになるな。
嫌なやつになるのは嫌だーー!!

で、あたまが禿げそうなくらい、いまだに悩んでいるのである。

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苦悩のLINE

lion

昨日の元彼Sちゃんは、おかしかった。
夜8時ごろ、突然LINEで「調子どう?」と聞いてきて、すぐ「おやすみ」になったのだ。
いつもなら、7時半~8時にスカイプが入ってくる。
わたしはそれを待ちながら、漫画を読んでいたのだ。

「寝るの?」
「ゆみ、そっけないし」
「そっちがでしょ」
「こんな日は寝るほうが安全」
「なんか勘違いされたな」
「勘違いしていないよ。用事を頼まれただけ」

用事?? 勘違いとどう関係があるのだ。
そこでわたしは混乱した。
確かに、Sちゃんに用事を頼んだが、なんでそれがここで恩着せがましく出て来るのだ??

さらに、Sちゃんは言うのだった。
「立場は元彼っす」
「なんか喧嘩売ってない?」
「喧嘩売る必要がある?」

わからないから聞いているんじゃないか・・・。
前から後ろまで、さっぱり意味のわからない文章だった。
それでわたしは、あっと思って、パソコンを見たら、音声がコードに繋がれたまま、つまり音が外に出ないようになっていた。
「もしかして、スカイプで呼びかけてくれた?」
「呼んだけど返事ないから」

そして、Sちゃんはすぐ、「寝るわ」と言って寝てしまった。
わたしは憤然としていた。
スカイプのログを見たら、呼びかけてくれたのは、7時台に1回だけだった。
この人は、たった一回、電話が繋がらなかっただけで、もうその人は機嫌が悪くて出ないのだ、って結論になるのか??
ふつうは、時間をおいてもう一度コールするか、LINEで「どうしたの?」って聞くところじゃないのか?

腹が立ったので、夜なのにビールを1本飲んだ。
わたしは、人からのスカイプ電話を無視するような人間じゃない・・・。
Sちゃんは、わたしのことを信じていないのだ。
わたしが用事を頼んだから、元彼だから、利用されたと思っているんだ・・・。
今度会うとき、Sちゃんは「どこでも行きたいところ、考えときな」と言った。
わたしはそんなふうに、ときどきSちゃんが遊びに連れていってくれたりして、友だちとしてやっていけるのかと思っていた。
でも、甘い幻想だったかもしれない。
あの社交的な顔を一皮むくと、「この女、どこまでも人をバカにしやがって!」になっているんじゃないだろうか。

Sちゃんの中身は、わたしが思っている以上に、ドロドロしているのかもしれない。
そう考えたとき、わたしは用事をSちゃんに頼んで、借りをつくるのはどうなんだろうと思えてきた。
会う日にちは決まっているのだが、これがなかなかキャンセルしにくい・・・。
せっかくSちゃんが仕事の都合をつけてくれた日だし、実家もわたしと最悪の仲の妹が、ガンの父に会いにやって来る。
動かせん・・・・・・。

そんで、わたしはまだ苦悩している。
でもな。Sちゃん。
Sちゃんの本音が出るまえは、ほんとうにSちゃんと楽しく飲み交わしたいと思っていたんだよ。
たとえ、それが幻想だと言われてもね。
それが出来なくなったのが、いちばん残念。

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友人の謎の言動

coffee5

今年4月に出所してきた友人Kさん(52歳♂)が、またなんか言ってきた。
「おまえんち、泊めてもらったらあかん?」

あかんに決まってるやろ。
このまえ、OD(薬の大量摂取)したところやのに。
そういうことをする不安定な患者には、患者は近づかない方がいいのだ。
「引っ張られる」といって、いい状態の患者まで悪くなってしまうからだ。

「もうちょっと、元気になってからにしとき」と返事した。
「了解」と返ってきた。
ほんとにもう・・・、この人はなにをやっているのだ。
生活保護ではなく、障害年金の申請をしようとしているなら、仕事が必要なはずなのに、どうなっているのかわからないし、元嫁との関係がどうなったかも不明、それに伴う引っ越しもどうなったかも不明、いま売りに出している家は売れたのかどうかも不明。
わからんことだらけやないかー!
なにを、陰でごそごそしとんねん。
だいたい、この人、勤続年数13年だから、障害年金2級もらえたとしても、たかだか月11万円ちょっとだよ。
いま、どうやって生活費を捻出しているんだ?
わたしと遊んでいる暇なんか、絶対ないはずだ。
なんか用があるってことか?
わたしがお金を貸さないことなんか、百も承知のはずだがな。

とにかく、ODしたかと思えば、泊まっていい? とくるなど、謎が多すぎるので、わたしはしばらくKさんとは距離を置くことにしている。
すると、今度は謎のメールが。
「このメールを読んだら、すぐ電話してください」

って、あのう、うちスマホなんで、ふつうに電話するととても高くつくんですけど。
それに通常、用のある方が電話かけてくるだろ。
・・・と思い、わたしはそのメールをほったらかしにしていたら、しばらく忘れていて、数時間後に思い出して、こっちからメールした。
「いまから、両親と買い物に出るけど、なんか急用?」

すると、直後にKさんから電話がかかってきて、なんだと思ったら、今度はもっと謎なことを言った。
「ロヒ、持ってない?」
「ロヒ?」
ロヒというのはポピュラーな眠剤ロヒプノールの略だが、わたしは持っているものの、余分には持っていなかった。
昔、多剤投与の時代は、病院は患者にたくさんの薬を出していたから、みんな薬を余らせていて、患者同士でよく「あれ持ってない?」と回し合いしたもんだが(薬事法違反)、いまどきそんなことを言ってくる人は珍しい。
「ロヒ? 切らしたん? うちに余分はないわ」
「そうか・・・、わかった。ありがとうな」

それにしても変なんだよね。
病院に通っているなら、薬が切れるはずないんだよ。
ODしたならODしたって言いそうなもんだし、もしかして病院に行っていない??
でもそれじゃあ、ロヒだけ要るってどういうこと?

・・・と疑問に思っていたが、今朝コーラを飲んでいる最中、突然フト思いついた。
「ロヒ・・・売れるんだよな・・・・・・」
そうなのだ。
大阪・西成あたりで、たぶん出回っているはずだよ。
なんで、あんなものが売れるのか、わたしには皆目理解できないけれど。
まさかKさん、ロヒを売ろうとしたんじゃないだろうな。
うーーん??
わたしも、かつては190錠ものロヒを持っていた。
しかしいまの時代、そんなに大量のロヒを集めるのは、至難の業だと思えるがな??

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お墓参りの日

ohaka

昨日は午前中、突然「お墓参りに行くぞ」と言われ、わたしは狼狽した。

「えっ。じゃあ、ごはんはどうなるの?」
「ごはん? そんなの、どこかで食べればいいでしょ」

困るのだ。
いま、食欲がおかしくなっているわたしにとって、昼食は命だから、そこらへんのそば屋なんかで軽くすまされると、困るのだ。
昼食時、わたしは強烈な空腹感を覚える。
実際ガツ食いして完食できるわけじゃないのだが、ガツ食いしないと気がすまない。
それも、弁当がいい。
ちんまい皿が何個もあると、どれを口にしていいのかわからなくなるのだ。

わたしは、狼狽のあまり、「ビール飲ませて」と言って、飲んだ。
最近、午前中はまったく飲まないわたしなので、母親が心配し始めた。

「どうして、そんなに動揺するの?」
「だって・・・、わたし、昼ごはんのときはすごくお腹減ってるねん。食べるのいつになるかわからんとか、どこに行くのかわからんとか言われたら、困るねん」
「うーん」
「ほら、まえ拒食症になったときもそうやったけど、皿数多いのもあかんねん。弁当が楽やねん」
「そうか・・・」
思い当たるふしのある母親は、考え込んで言った。
「じゃあ、弁当を買って、車で食べるのはどう?」

それならOKだった。
わたしたちは、途中のスーパーで弁当を買い、お墓参りをし、そのあと会館で弁当を開いた。
わたしは、ビールとともに、弁当を夢中になって食べた。
油もの!
ダイエット中は完全に断ち切っていたものだ。
卵焼きだって、食べちゃうぞ。
ぱく。ああ美味しい~。
そして、ビールをきゅー。
ああ、幸せだ!!

こんなにも、昼は食欲があるのに、朝と夕方がまったく駄目なのは、なぜだろう?
とくに、夕方がひどい。
食欲があるどころか、「きもちわるー」と思って、食卓を眺めている。
なんだこれ・・・。
元彼Sちゃんによると、「水分の摂りすぎじゃないのー?」とのことだった。
そういえば、朝はジョギングしてきたあとで、コーラをがぶ飲みしているし、夕方は4時くらいからビールを飲んでいたりする。
胃が小さくなっているうえに、水分の摂りすぎ??
ともかく、あんまり間違ったことを言わないSちゃんが、「昼間、ガツ食いしてるなら、拒食症じゃないよ」と言ってくれて、安心した。

しばらくは、いまのように、朝はチキンを無理やり口に押し込んで、昼はガツ食い、夕方はぼーって感じになるんじゃないだろうか。
しかし、なんだってこんなことになったかね。
ダイエットのしすぎっていうほど、していなかったつもりだけどなあ。
よっぽど、自分に強い暗示をかけてしまったのか。

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拒食症もどき

obentou
ごはんが食べられない毎日だが、昼食だけは別である。
昼食だけは、なぜか普通の食欲で、普通に食べられる。

だから、わたしは昼食に賭けているのだ。
このときこそ、カロリーの高い弁当を食べなければ!
あ、なんで弁当かっていうと、まえに拒食症になったときに、なぜか皿数が多いと駄目で、弁当のような、一つにまとまったものだと食べやすかったからね。
今回も似たような感じで、弁当がいちばん食べやすい。

そういうわけで、わたしは昨日も入念にスーパーで、昼食の弁当を考えていた。
どれがいちばん美味しそうか・・・、これは惣菜がしょぼいな、こっちの天ぷらはたぶん衣を剥いじゃうな、とかいうふうに、わたしなりに、一生懸命、食べやすいものを選んでいたのだ。

しかし、結果的に選んだ弁当は、母にあっさり却下されてしまった。
理由は、「あんた、この豆を残すでしょ」であった。
彼女は、残り物をつくるのが嫌いなのだ。

だけどさ、食欲がないどころか、どんどん体重が減っていて、拒食症を恐れている人間に対して、「残すから」という理由で、食べたいものを却下するってどうなのよ。
やばいと思うよ。
なぜなら、拒食症患者は、ほんとうは太るのを恐れているから。
カロリーの高いものを一生懸命食べようとしているのに、それを拒否したら、「じゃ、カロリーの低いもの」と、簡単に流れてしまう。
そして、わたしも簡単に「じゃ、こっちの500㎉以下のやつにするわ」と思って、そうした。
でも、こころのなかでは無念だった。
コロッケ、食べたかったのに・・・。
だがそんなこころの声も聞こえずに、彼女は500㎉以下の弁当を見て、「これくらいがちょうどいいんじゃない」と言った。

実際、食べてみて、全然足りないと思った。
それをビールでごまかした。
真向いで、甘いブルーベリージャムをたっぷりつけた食パン2枚と、くるみパン1個を、母親はばくばくぱくついていた。
それを見て、わたしは今日の夕食は抜いてやれと思った。
ビールがあれば、なんとかなる。
実際、お腹はビールで膨れて、そのときは満腹感を感じた。

しかし、わずか1時間もしないうちに、胃に穴があいたような空腹感が生まれ、「コロッケが食べたい!」という気持ちになった。
しばらく悩んだのち、無理はよくないと考えて、わたしは「ごはん足りなかった」と言って、冷蔵庫を開いた。
コロッケみたいな、油っぽいものは何一つなかった・・・。
わたしは、ココナツ豆腐と、大根の切干を出して、ごはんをそっとよそって、ビールとともに食べ始めたが、全然楽しくなかった。
ココナツ豆腐はごはんと合わなかった。
切干大根は固くて、美味しくもなんともなかった。

夕食は鶏のから揚げだったが、まったく手をつけなかった。
この時間帯になると、もう駄目なのだ。
夜は食べられない・・・。
夕食を抜いてやれもなにも、ほっといてもどうせ食べられないのだ。
母親は、単なる食欲不振とみているが、わたしはこれはちょっと違うと思う。
体重が落ちたらまずいよ、過食症になったらどうすんの! と思う自分と、もういいじゃん、太るの嫌だよ、と思う自分がいる。
これはもう、精神科のH主治医に持っていった方がいい話かもしれない。
激太りする副作用のあるジプレキサとかドグマチールといった薬を出されたら、飲まないけど。

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母の豹変

ringo

食べられない、体重が減っていくことに恐怖を覚えたわたしは、なんとかして食事量を増やすことにした。
まず、朝食にパンをつける!
それから、いつでも食べたいときに、なんでもいいから口に入れる、ことを始めることにした。

そのことを朝、母に言うと、母は「うん、そうしとき」と言った。
それから、急に機嫌がよくなった。
それはもう、気持ち悪いほどに。

昼、回転寿司に行ったときも、母は上機嫌だった。
わたしはなぜだか知らないけれど、昼ごはんは普通に食べられるのだ。
ただし、食べたあとで気持ち悪くなるのだが・・・。
でも、わたしがビールもつけて、普通に食べているのを見て、彼女はニコニコしていた。
食べたあとで、「気持ち悪いー」と言っても、「気持ち悪いだって、あはは」と笑っていた。
このまえは、「あれだけしか食べてないのにっ!」と怒ってたのに・・・。
どうも、よくわからない。
わたしが、「普通に食べるように頑張る」と宣言したのが、よかったのか?

夕食のときもそうだった。
夕食はわたしは事前にりんごをかじってしまったせいか、まったく食べられず、恐る恐る「ごめーん・・・、りんご食べたから、入れへんようになった」と言ったら、「いいよいいよ、好きなときに好きなもん、食べ」とびっくりするくらい寛大だった。
なんだ、この豹変ぶりは・・・。
不気味だ。

元彼Sちゃんに話したら、Sちゃんは親の立場だから、「お母さんは心配なんでしょ」と言った。
「まえに拒食症をやったことがあるから、そのときのイメージが残ってるんでしょ。そのイメージしかないから、心配してるんでしょ」
「そりゃ、Sちゃんは親だから、親のかた持つけどさー」
「親と子ども、どっちが楽かって、そりゃ子どもよ。子どもでいるのが絶対楽」

まあ、そうなんだろうけどなー。
でも、うちの家は、Sちゃんちみたいにキチンと教育して子どもを育てましたっていう柄じゃないしな。
子ども時代の思い出って、母親に鬼のように怒鳴られ、嵐のような毎日を送っていたことしか覚えていない。
いまさら心配しているなんて言われても、寒いんだよね。
まー、こういうのを親不孝って言うのかな。

とりあえず、これ以上体重を減らさないように、ちょこちょこ食いをするのだ。
まえの拒食症のときは、モッツァレラチーズがやたら大活躍したなあ。
なぜか、チーズなら食べられるんだよね。
さっそくチーズを買ってきて、頑張ろう。

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もう叫ばないで

makunouchi

今日の体重は、また減って44.6kg。
まずい。ほんとの拒食症になるまえに、なんとか頑張って食べなきゃ。
でも・・・、母親のプレッシャーが・・・。

昨日の昼は、幕の内弁当を食べた。
最初はお腹が空いていて、ばくばく食べていたのだが、そのうちストップして、半分くらいを残して終わりにした。
まあ、自分としては頑張った方だった。
だが、お腹いっぱいになり、ちょっと気持ち悪かった。

わたしはいったん横になったが、トイレに降りたとき、フト母親に「食べ過ぎて、気持ち悪いわー」と言ってしまった。
すると彼女は、キンキン声で、「あれだけの量でお腹いっぱいなんておかしいわ! ごはんも残してたやないの!」と責めたてた。
あっ・・・、まただ。
この一方的な責め口調が辛いんだ。
この人は、「大丈夫?」「頑張ったね」などという言葉は決して吐かない。
常に、相手を攻撃するような口ぶりなのだ。

わたしはそのまま2階へ上がったが、どうも気分が落ち込んで仕方ないので、また1階へ降りていって、冷蔵庫を開けながら、「あの、お願いやから、おかしい、とか言うのやめてくれる? わたしそういうの気にするねん。拒食症の怖さを知ってるから」と言った。
すると彼女は、「わかった」と言ったが、そのあとずっと黙っていた。
わたしはおかしいと言われて、本気で気になって、幕の内弁当の残りを必死で食べていたのだが、彼女はわたしの存在を無視していた。
気まずくなったわたしは、そこで「ふー。やっぱりお腹いっぱい!」とシューマイとひじきの煮物を食べた時点で言ったのだが、その言葉にも彼女は完全無視・・・・・・。

(なんだ、無視かよ)とわたしはこころのなかで思った。
この人って、ほんとうにやりにくい。
これって、無言のプレッシャーだよな・・・。

そこで、皿洗いをしていた彼女に、もう一度、「プレッシャーかけられると、しんどいねん」と言ってみた。
そして、彼女の次の言葉に驚いた。
「なんでも、人のせいにしてればいいでしょ」

えっ・・・?!
食べられないのを、わたしが母親のせいにしたってこと??
わたしは真剣に、「人のせいにしようなんて、まるっきり思ってないよ!」と3回言った。
すると彼女は、「あんたも大人やねんから、一人で考えなさい」と当たり前のことを言った。

なんだ、この人??
「××をやめてくれる?」と言ったら、「なんでも、人のせいにすればいいのよ」になるなんて、思考回路がまったく読めない。
なんて、訳のわからない人だ・・・。
ガンの父が死んだら、この人と2人でやっていかなければならないのだ。
もしかして、茨の道かも・・・。
ああ、将来のことまで考えたら、ますますわたしは食べられなくなる。

-

追い詰める人

bouhan_camera

体重がまた減って、44.8kgになった。
うーん。
わたし、神経質になっている。

どう神経質かっていうと、母親の監視・過干渉にすっかりまいっているのだ。
昨日の昼食は、わたしは久しぶりにでっかいお弁当を買ったのだが、食べ残したあと、「台所に置いといて」と言うからなんだと思えば、わたしがどれだけ食べたか、チェックしてんだよ・・・。
「ごはんまで食べれて、よかったね」と言うけれど、あんた、わたし子どもじゃないんだよ?
食べたあとのチェックまで受けて、嬉しいはずがないだろ。

それに夕方も、わたしがトイレから出たあと、何気なく体重計に乗ったら、飛んできて「これ以上、減らしたら駄目よ」と言う。
減らそうと思って、乗ったんじゃないのに・・・。
それに、体重計に乗ったのって、一瞬だぜ?
どっから見てんだよ。
なんて疲れる存在なんだよ。

わたしは、ほかにもいろんなところで、この人わたしのことをチェックしているんだろうなと思うと、歯ぎしりが止まらなくなった。
ギリギリギリギリ、ああ止まらん。
ひたすら、ビールが飲みたい!
飲んで、しんどいのを忘れたい!!

そういうわけで、昨日の夕食は、ビールばかりでほとんど食べられなかった。
だから、体重が減ったのである。
母親は、わたしを追い詰めて、意図しているのとは逆の方向に、わたしを向かわせている。

今日の体重44.8kgは、黙っておかなければなるまい。
まー、自然とそういうことになるな。
正直に申告して、さらに締め付けがきつくなるのを、指をくわえて見ているバカはいない。

人を思い通りにしたいときは、と思う。
その人を追い詰めちゃいけない。追い詰めたら、その人は逃げる。あるいはキレる。人を追い詰めて、自分の思い通りにしようという考えは、無意味で浅はかだ。
・・・わたしは、そんなふうに考えるのである。
でもわたしは病人で、逃げることもキレることもできないから、今日もギリギリ歯ぎしりしているのである。

-

母親の監視下で

ikura

昨日はやばかった。
夕食のとき、わたしは90㎉相当の春巻きを食べたのだが、それ以上がどうしても入らない。
昼の残りの寿司をじーっと見ていると、母親が目を光らせて、「それ、食べなさい」と言う。

でも、気持ち悪いんだから、入らないよ・・・。
わたしは思ったが、なんとなく春巻きだけで満腹する自分って、おかしいんじゃないかと思って、無理してイクラを食べた。

するとその直後から吐き気。
うう~~~、気持ち悪い! 吐きそう!!
わたしはすぐ夕食を切り上げ、自分の部屋へ戻った。
そして、横になりながら、えずいていた。

「母親は、自分はいくら食べても太らないわーなんて自慢しながら、ダイエット中のわたしに食べさせようとする。 父親のぽっこりお腹とそっくりねーなんて挑発しておきながら、今さら食えなんて言う」

母はわたしに、自分のぺっちゃんこのお腹を「ほら」と見せびらかすことも、しょっちゅうあった。
「どんなに膨れてても、トイレに行ったらぺっちゃんこやで」
妊婦腹だったわたしにとって、それは複雑な思いのする行為だった。
ダイエットがいつから始まったか定かではないが、母親の一連の行動は、深く関与している。

もう、二度と妊婦腹に戻りたくないと思っている。
母親の優越感に浸った、「わたしはいくら食べても太れへん」という自慢は、もう聞きたくない。
ただ、今朝、わたしが「走っていると踵が痛い」と言うと、彼女は「栄養失調のせいじゃないの」なんて言いだした。

「踵の痛みと栄養失調と、どう関係があるの」
「いや・・・、栄養失調やと、踵も痛くなるのかも・・・」
そりゃないだろう。
いくらなんでも、踵の痛みを栄養失調に結びつけるなんて、無理がありすぎる。
わたしは、ポロッと、「だけどお父さんのお腹と一緒って言われたり、自分のお腹を見せびらかされたりしたら、あの妊婦腹には戻りたくないって思うよ」と言った。
すると彼女は突然逆上して(いつものことだ・・・)、「あんたには何も言えんわ! 昔のことまで覚えていて!!」とヒステリックに吐き捨てた。
なんで、穏やかに話ができないのだ・・・。
なんで、一言「そうなの、ごめんね」が言えないのだ・・・。

ほんとうは、わたしは今朝の体重が、やっと完全目標の45.0kgに達したので、「今日から普通食を食べる」と報告しようとしていたのだ。
でも、あんなふうにヘソを曲げている人に、言いたくない。
どうせ、「ヒステリックに叫んだら、それが通った」って話になるだけだ・・・。
わたしだって、寿司一貫食べただけで気持ち悪くなるのは、よくないと思っている。
だけど、また食事のたびに、わたしの食欲をチェックされて、あれ食べなさいこれ食べなさいってやられるのかと思うと、ものすごく気が滅入る。

しかし、わたしはここでキレるわけにはいかないのだ。
ふつうに腹が立って声を荒げるのでも、わたしの場合、「躁がひどくなった」と言われて、病院に連れていかれる。
しんどい話だ・・・。
もう、いまから檻に入れられているみたいだ。

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両親といることのストレス

beer10

昨日、元彼Sちゃんとスカイプで話していたときだった。
わたしは、飲みかけのビールが飲めなくて、一階にちょっと片づけに行ったのだ。

「ビール飲めないから、残すね」とわたしは母親に言った。
すると母は顔をしかめて、「飲まないと話もできないの?」と非難した。
わたしは少しうろたえた。
この態度、もしかしてわたしが元彼と話をすることを快く思っていないのかな・・・。

いまSちゃんは、わたしにいろんなことを話してくれる。
外の世界のこと。
わたしはじつは、ここ数ヶ月間、実家に幽閉状態にあって、同じ部屋をぐるぐると回り、大嫌いなTVの音を聞き、外の誰とも話をしない生活がずっと続いていたのだ。
それは、両親は気づいていないかもしれないが、ものすごいストレスになっている。
Sちゃんと話していると、そのストレスに風穴が開いて、楽になるのは事実なのだ。

だが、このストレスについて、両親に話すことはできない。
「家にいるのがしんどくて、両親とばかり顔を突き合わせているのが嫌だ」となったら、感情的な母親は、「もう一人で住みなさい」と言い出すだろう。
わたしはいま、日常生活を一人でまともに行うことができない。
だから、20歳年上の老夫婦の、退屈なやり取りに耐えている。
正直言って、辛い。
わたしと同年代の友だちで、しゃべってくれる人がいない。
わたしは日々思っていることを、半分も言えずにずっと黙っているのだ。

「飲まないと話もできないの?」と母に言われてうろたえたのは、たぶん、「そんな付き合いならやめなさい」と言われるのが怖かったからだと思う。
母は、わたしの行動や友人関係まで、すべてを掌握している。
今度、どこそこに行くとか、誰とスカイプしているんだとか、全部しゃべらないと訊かれてしまう。
このことも、わたしにとって、大きなストレスになっている。
なんでいい大人が、自分のスケジュールや行動を、母に報告しなきゃなんないんだよ・・・。
わたしには、自由なんかない。
過去になにがあろうと、いまのわたしにとって、Sちゃんは社会の窓で、あらゆるストレスから解放してくれる存在だ。
でも、そんなところまで説明しなきゃならないんだろうか。
男女の機微までも?
どこまで無神経なんだよ・・・。

高校野球とか、何度も同じ映像を流すNHKとか、わたし大嫌いなの。
老夫婦の趣味に付き合って、たいがい我慢に我慢を重ねているんだよ。
もう、ほんとうに疲れているの。
もうこれ以上、わたしを追い詰めないでほしい。

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食卓の監視の目

toriniku

ダイエットを始めて、約2か月。
もう目標の45.5kgは達成したので、普通食に戻そう~・・・と言いたいところなのだが、今度は食べられないのである。

今朝も、わずか120㎉のチキンを残してしまった。
お腹いっぱい。
あれ以上食べたら、胸が悪くなるよう・・・。

最近、そんなわたしを母が監視しているので、それもプレッシャーになる。
「もうそんなので食べないの。これも食べたら? あれはどう?」
うう・・・、気持ち悪い。
「そんなに食べなかったら、病気になってしまうわ」と、さらに彼女はプレッシャーをかけてくる。
心配なのはわかるけど、そっとしておいてくれた方が、食べやすい気がするなあ。
ああ、食卓での監視の目。
やめてほしいわー。

ところで、なぜこんなに食べられなくなったのか、原因がよくわからない。
ダイエット中は、低カロリーのものをお腹いっぱい食べていたし、我慢なんてほとんどしなかった。
一つ考えられるのは・・・、眠気かな・・・。
いま、わたしの眠剤は調整がうまくいっていなくて、全然睡眠時間が取れていない。
一日中、ぼーっとしているのだ。
半分眠りながら、夕食を摂っていたこともある。
眠気のせいで、食べるどころじゃなくなっている可能性はあるな・・・。

昨日、元彼Sちゃんとスカイプで話をしていたら、また食事でもしようということになった。
しかし、果たしてわたしは食べられるんだろうか。
「××ラーメン、行きたいでしょ。わたしは食べられないから、小チャーハンにしとくから行こう」と言ったら、Sちゃんは「いや、あれは二人でふーふーやりながら食べるから美味しいんであって、一人じゃ美味しくもなんともないよ」と言われた。
そんなもんかね・・・。
でも、母の監視の目がないなかで食べると、なんでもけっこう食べられるかもしれないな。
まーいいや。
とりあえず、いつも実家で親と顔を突き合わせているから、たまにはマンションで息抜きさせてもらおう。
あ、Sちゃんとはよりを戻したわけではありません。

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過ぎ去っていく人

kappa

元彼Sちゃんと連絡を取って、いまさら気づいたことがある。
わたしって、座標軸を失ってフラフラしている人間で、一人じゃ全然立てないんだということ。
困ったことが起きれば、すぐに誰かの力を借りようとする。
全然駄目だ・・・。
この先、どうやって生きていくつもりなんだろう。

次から次へと彼氏をつくっていくのも、たぶん誰かに支えになってほしいからだ。
こころの穴を埋めるためじゃない。
支えがあって、「ほら、こっちだよ」「次はこっち」と、正しい道へ導いてほしいのだ。
その点、Sちゃんは大人でしっかりしていて、常にわたしの先を読んで、「ほらこっちだよ」と方向を示してくれた。
あれが、楽だったんだなあ・・・。
でもSちゃんは、昨日書いたとおり、話がくどすぎるので、ずっと一緒にいるとキツイ。
たまに会う友だち、くらいの距離感だといいんだがな・・・。

なんて、わたしは勝手に考察しているが、たぶんSちゃんの方は、「別れたあとで、面倒なことを頼んでくる。なんて自分勝手なやつだ」と思っているに違いないのだ。
頼みを聞いてくれたあとで、わたしは「ありがとう」のメールを送ったのだが、返事はなかった。
怒ってんのかな・・・。
忌々しいよな、やっぱ。

そんなわたしは、物事をすぐ忘れてしまうので、Sちゃんと別れてから、まだ3ヶ月しか経っていないことに全然気づいていなかった。
「スマホ買ってん」と言ったら、「それ、俺がwi-fiの使い方、教えたったんやんか・・・」と言われた。
そ・・・そうでした。
別れ話も、ラインでやったんでした。
さぞかし呆れられただろうなあ。
なんで今さら、こんなやつの手伝いをしなきゃなんないんだよ、が本音だろうなあ。
うーーん。
わたしって、なんで「こんなやつ」なんだろう。
人から嫌われるのは嫌だけど、これじゃ逃げていく人も出てくるよね。

正直言って、わたしはSちゃんには嫌われたくないと思っているけれど、たぶんそんなの無理なんだろう。
人のこころは動かせない。
いくら楽しかった日々があっても、それは昔のことだ。
出会いと別れ。
いろんな喜びや悲しみや憎悪なんかがあって、いつかすべての人に去られていくのが、わたしの宿命なんだろうな。

-

元彼と連絡を取る。

photo

今朝、用があって、元彼Sちゃんに連絡を取った。
用とは、先日、わたしがイカレポンチと認定したKさんに、頼もうと思っていた件である。

イカレポンチKさんは、わたしと会う日の直前にOD(薬の大量摂取)なんかしやがって、まったく役に立たないとわかったので、わたしはどうしようかと考えた。
夜中の2時に目が覚め、そのことについて考えていると、フトSちゃんの存在が浮かんだのだ。

それで、真夜中にわたしはメールした。
「おはようございます。じつは相談したいことがあるのですが」
そしてそのまま朝のウォーキング&ジョギングに出かけて帰ってくると、もうSちゃんからの返事は来ていた。
「おはようございますじゃなくて、こんばんはの時間だろ」

確かに。
わたしは、その後、長話になるかもしれないので、スカイプで話がしたいと申し出ると、Sちゃんはその通りにしてくれた。
なんというか・・・きちんとしてるな。
SちゃんはイカレポンチKさんとはまったく違って、まっとうもまっとうな人間だもんな。

わたしが用件を伝えると、Sちゃんは最初、それはこうすれば? ああすれば? と間接的なアドバイスをくれていたが、どれもわたしには不可能だったので、ついに「家に行ってあげる、ただしすぐというわけにはいかないよ」という返事をくれた。
いえ、そのお返事だけでじゅうぶんです・・・。

その後、どうでもいい話をした。
Sちゃんは全然変わりなく、そこがいかにも熟成した大人だった。
大人って楽だよなー。
前述Kさんなんか、わたしと同じ歳だけど、精神的には未成熟で、気分や言うことがコロコロ変わるのだ。
そういう人間と付き合うのって、しんどいよね。
その点、Sちゃんは安定していて、安心して話ができるのだった。

だからといって、Sちゃんとまた付き合おうとは思わない。
たぶん、Sちゃんもそのつもりだと思う。
Sちゃんは、短時間しゃべるぶんには楽しい相手なのだが、長時間になると、同じことを何度も繰り返して言ったり、政治経済企業歴史などの難しい話を始めるので、うんざりするのだ。
あれさえなけりゃ、よかったんだがな・・・。

なんにせよ、別れた相手に頼み事をするわたしは、虫がよすぎると言われても仕方ないだろう。
すまないね、Sちゃん。
その節は、誠心誠意を込めて、感謝の意を表そう。
まーSちゃんの性格を考えると、「俺は頼み事を聞きに来ただけで、ほかになにも期待したわけじゃない」とか言って、用事が済んだらとっとと帰りそうな気もするけれど。

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無駄話の診察

metabolic

一昨日の精神科は、ものすごく混雑していた。
さぞかし、H主治医は、次から次へといろんな患者を診て、疲れていただろうと思うのである。

そういうときにこそ、また出ました、病気と関係ない無駄話。
「それで、前の彼氏と復活してうまくやってんの?」
「復活してないですよ。いま、次のを目指して頑張っています!」
「何歳くらいがいいの?」
「上はあんまり離れてると困りますけど、下は・・・、2・3歳下くらいがやりやすいですね」
「ネットで知り合うの? またお見合いパーティ?」
「もう、お見合いパーティは行きませんよ! あれは回転寿司です。古い皿ばっかり流れてくるという」
「回転寿司か。いまK寿司とか、古い皿は自動的に回収したりするやん? そんなに古いんか」
「古いですよ! あれ、またお会いしましたね、とかしょっちゅうですよ」
「じゃあ、どこで出会うの?」
「うーーん・・・、サークルとか? 精神病の人は困りますしね。先生、なんかいい方法ないですか」
「うーん・・・・・・、○○さん(わたし)も、もう51歳やのに、・・・たぶんずっとこうなんでしょうね」
「そうですね。あっ、先生、わたしダイエットして、お腹へっこんだんですよ!」
「えっ(どれどれ)」
「ほら(お腹を出して見せる)」
「おー! (お腹をペンペン) へっこんだやん!!」
「そうでしょう」
「あんなにパンパンやったのに・・・、ナニが入ってたんや・・・」←なぜかカルテになんか書いてる。
「エイリアンですよ」
「生まれてよかったですね」

それで、薬はいまのままでいきます、とH主治医は言って、診察は終わったのだった。
診察時間の5分のうち、4分は関係ない話をしていたぞ。
いったいなんの診察だろう・・・。
でもまー、必要ない話をするときは、体調がいいということなんだろうな。

体調の悪いときは、ひたすら病気や薬の話をしている(当たり前)。
ものすごくしんどいときなんかは、「とにかく、楽になる薬を出してください・・・」と項垂れている。
こんなに状態がコロコロ変わるのも、精神科ならではって感じだ。
楽しい話をしているうちが華なんだよな。
いま、調子がいいから、これがずっと続くといいな。

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友だちを抹殺する。

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昨日は、不愉快なことがあった。
今度の日曜日、服役から帰ってきたKさん(52♂)が、うちのマンションに泊まりに来る予定だったのだが、急きょキャンセルになったのである。

問題は、そのキャンセルの仕方だ。
いつまで経っても連絡が来ないので、わたしが「今度の日曜日、どうなるの」とメールすると、たった一言「やめとく」と書いてあった。
なんだこれ? 一言か?? とわたしが不審に思ったのは言うまでもない。
わたしはすぐ、「いいけどなんで?」とメールした。
すると電話がかかってきて、「OD(薬の大量摂取)してもうた。明日病院に行く」と言ってきた。

ODか・・・、だいぶ病状が悪いんだな。
それじゃあ、来れないよな。

でも、こころのどこかで納得がいかなかった。
だって、「やめとく」のメールのあとで、もしわたしが「なんで?」って訊かなかったら、たぶんそのまま電話もしてきていないよ。
「やめとく」のままだ。
わたしもODを何度もしたことがあるけれど、「やめとく」が打てるなら、「ごめん」の一言だって打てるよ。
要するに、人の家にお邪魔して泊めてもらうという、相手にとって負担のかかる予定なのに、断る理由もなく「ごめん」の一言もなく、ただ「やめとく」だけで済ませようとしたのが、わたしにとって問題なのだ。

こんないいかげんな一言メールで家に泊まるような予定を断ったら、まともな人間ならその場でKさんを相手にしなくなると思う。
わたしにしても、Kさんを友人だと思っていたが、こんな人の好意をゴミ箱にポイするみたいなメールをよこすなんて、Kさんにとっては、わたしは単に利用できる相手じゃないのかと思ってしまう。
じつはわたしは、彼が服役中に人が変わって、よくなったとヘルパーに言われたと言うのを聞いて、どんな具合になったのか見定めようという目的も持っていた。
でも、これじゃあ、見ないでもわかったよ。
たぶん、生活も精神もすさんどるわ。

わたしは病気以外ではまともな人間の方なので、さっそくKさんを友だちの枠から外した。
もう二度と、彼とまともに接しないし、彼をマンションに招待したりしない。
こうやって、彼はまともな友人を失っていくんだな。
人をだますような悪い人間との付き合いは一切やめたと言っていたが、結局そんなのしか寄ってこないんじゃないの。

せっかく親身になって、いろいろ話を聞いてあげようと思っていたのに、ほんとうに残念だよ。
自分で言うのもなんだけど、そんな人間、あんまりいるもんじゃないと思うよ。
バカなやつ。

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食欲減退との闘い

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昨日、あんなに「食べる!」って宣言したのに、食べられなかったのである。

夕食は、たこの酢の物、かつおのたたき、ポテトサラダ、ごま豆腐だった。
わたしは、よーし食べるぞーと思って、まず勢いよく、たこの酢の物に手をつけた。
うん、夏の味だね。美味しい!
次にごま豆腐を崩して、「ん? これなんかかけた方がいいんじゃないのか?」とハテナマークを飛ばしながら食べ、ポテトサラダに手を伸ばしたとき、急に戦意喪失したのである。

もともとわたしは、ポテトサラダが好きじゃない。
この、ぼそぼそした感じが嫌なんだよなー・・・と、ポテトサラダにはそれ以来、手をつけなかった。
それからかつおのたたきに入り、「うん、にんにくと合うじゃないか」と2切れ食べ、そしてまた、たこの酢の物に戻ってさらに2切れ食べた。

そこで、もうお腹いっぱいになったのである。
わたしの箸が、急に止まった。
でも、今日はダイエット食じゃなく、普通食を食べたよね。
わたしは母に、「これだけ食べた」と申告した。
すると母は、「全然足りてない」と言うのだ。

「えっ、もうお腹いっぱい、これ以上ほんとに入らないよ」
「そんなんじゃ全然少ないわ。もっと食べなきゃ」
「でも、たこの酢の物も食べたし、かつおのたたきも食べたし」
「そんなの、2切れか3切れじゃないの。ごま豆腐もポテトサラダも残ってるでしょ」
「・・・・・・」

わたしはうろたえた。
また、夜中になって、アイスクリームを食べるという、異常な行動が出たらどうしよう。
たぶん、パニくるだろうな。
でもそこで、母の救いの言葉があった。
「食べられへんねんやったら、小分けにして食べるしかないな。夜中でもなんでもええ。食べれるときに何でも口にしたらええねんや」

あっ、そうなんだ。
母からすれば、夜中にアイスクリームを食べるのは、異常じゃないんだ。
いっぺんに食べられないから、仕方ないんだ。
これからは食べられるときに、なんでもちょこちょこつまもう。

わたしは、ひとまず安心した。
それにしても、わずかしか食べていないのに、ほんとうにお腹がはちきれそうだった。
おかげで昨夜は、夜中に起きてお腹が空くということはなかった。
よかった。なんにせよ、変わった行動はない方がいい。
あまり気にせず、自然に治るのを待ちたいと思う。

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真夜中の衝動

icecream

ダイエットのさなか、「全然食べてないのに、満腹になるなんておかしい」と、母から心配されていたわけだが、今日の真夜中、わたし自身も「おかしい」と気づく事件があった。
夜中の3時ごろ、ふーっと意識が戻ってきたところで、突然「アイスクリームが食べたい!」という衝動にかられたのである。

わたしは冷蔵庫へ行って、冷凍室に眠っている母のアイスクリームを皿に盛って食べた。
その後、ビールを飲み始めたが、母が起きてきて「ビールはやめなさい」とさすがに止められた。
「なんかあったでしょう」と、冷蔵庫の奥からフルーツゼリーを出してくれたので、わたしはそれも食べた。
満腹であった。
でも、なんだって真夜中にアイスクリームなんだ?
わたしは、ふだんからアイスクリームみたいな甘いものは食べないぞ??

わたしの胸はざわざわした。
なにか、脳に異変が起きている。
夕ごはんが食べられないくせに、真夜中に起きてアイスクリームを食べているなんて、変だ。
もしかして、こういうのが過食症の入り口なの?

過食症とはじつに恐ろしい病気で、一日中食物のことがあたまから離れず、畳2枚分くらいの食糧(人によると思うが)を買ってきて、吐きながら全部食べる、髪の毛は抜ける、歯は胃液でボロボロになる、もう患者さんはみんな「死んでしまいたい」って言ってるよ。
ダイエットがきっかけとなって発症する人が多い。
あんなふうに苦しまなきゃならなくなったら、地獄だよ。
やばい!
これは食べなきゃ!!

わたしは、今日から普通食に切り替えることにした。
自分の脳のなかで起こっていることが、恐ろしい。
とにかく、テーブルの上に自分が載せたものは、全部食べよう。
胃が苦しくったって、頑張るんだ!
時間をかけてでも、ちゃんと食べよう。
ちょっと狂いかけている脳の機能を、ちゃんと働くようにしなければ。

夜中にちょっと恐ろしい思いをして、わたしはこれまでのダイエットから、維持に向けての方向転換をすることにした。
深追いすると、ダイエットは怖い。
ほんとうにいま、ビビっているので、むしろ今日なんかは食べまくるわ。
お昼は、大好きなお寿司とビールにする!

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妊婦腹とさよなら

ninpu

フェイスブックで、友だちから「最近、投稿がないね。どうしたの」とメッセージが来たので、「いまダイエットしてるの。ビール腹が治ったところをUPするわ」と宣言したのである。
そんで今朝、ジーンズを穿いて、ジーンズとお腹の差がわかるように写真を撮って、投稿した。
ドキドキ。
わたしの友だちは、ほとんどが男性なので、「あっそ」で終わるかな。
でも、ダイエットの成果を人に見せられるようになって、嬉しいのである。

ダイエット前のわたしは、ほんとうに妊婦のようにお腹がせり出して、どうかしたの? っていう体型だった。
なにしろ、手足には全然脂肪がつかないのだ。
もう、誰が見ても妊婦。
席を譲られたこともある。
そんなわたしは、買い物などに行った先で、みんなのお腹を見てため息をつき、「はー。なんでみんなは、こんなふうにお腹だけ出たりしないの? あの人なんか太ってるのに、自然だ。全身のバランスが取れてる。あの人もあの人も、みんなふつうに服着てるよね。わたしは妊婦腹を隠すために、胸にタックの入った服しか着られない。はー。みんな、どうして? わたしよりたぶん、たくさん食べてるよね? なんでそんなに普通なの??」と、心底うらやましく思っていた。

一度は歳かなとあきらめかけた。
精神科のH主治医にも相談した。(また病気と関係ない話してる。)
「ビールを飲み過ぎるから、ビール腹になるんでしょうか」
「違うで! あれは摂取量と消費量の差やで!」
そうかあ・・・ビールは関係ないのか。
単純に、摂取量を減らして、消費量を増やせば、このお腹は治るのか?

そんなことを考えていたからではないが、ダイエットはある日知らない間に始まっていた。
最初の4kgが、勝手にスルスルと落ちたからかもしれない。
次からの2kgは難航した。
でも、見かけは着実に、妊婦からふつーの中年腹くらいまで変わっていた。

いまは、あと1kgも落とせば完璧でしょうというところまできている。
とりあえず、「普通の人」になれてよかった。
Tシャツを着ても、ぽっこりお腹が出たりしない。
う・・・嬉しい・・・・・・。
よく頑張った、わたし・・・・・・。

しかし、継続が大事なのである。
おそらく、わたしが妊婦腹になったのは、運動不足のせいなのだ。
いままで実家の2階に住んでいて、母によると、ほんとうにトイレにしか降りてこなかったらしい。
たぶん、一日100歩も歩いていなかったはずだ。
わたしはこれからも、病状が許す限り、ウォーキング&ジョギングを続けようと思う。
もう、ほんとうに妊婦腹は勘弁して。
せっかく治ったんだから、維持するのも頑張る。

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食べられなくなる。

tofu2
ダイエットで、一日1200㎉ぶんの食物をテーブルに並べ、きちんと食べていたのだが、最近、様子がおかしくなってきた。
食べられないのだ。たった1200㎉が。

「また残すの? もうちょっと食べないと、身体壊すよ」と母が言う。
「食べられへんねん」
「これだけの量が? おかしいわ! 脳のコンピュータが狂ってきてる」
「そうなん?」
「そうよ! だんだん食べれなくなって、なる病気あるでしょう。あんなのになったらどうするの」

たぶん、摂食障害のことを言ってるんだろう。
確かに、あれは恐ろしい。
拒食症ですめばまだ可愛くて、過食症に転じると、地獄の日々を送ることになる。

実際、わたしは30代の頃、拒食症の診断を受けたことがあって、そのときの体重は36kgだった。
スキニージーンズがぶかぶかになり、足からは粉を吹いていた。
あのときも、知らない間に食べられなくなっていたんだよな。
お腹が減るのを我慢してダイエットしているならともかく、食べていないのに気づかないって、おかしい。
むう・・・、これは気をつけた方がいいのかもしれない。

わたしは、いままで体重を落とすことばかり考えていたが、ちょっと身体のことを考えなければと思った。
明日から、摂取量を少し増やそう。
朝食は、いつもたんぱく質を摂ろうとチキンを食べていたが、そんなの無視して、大好きなパンを食べよう。
たぶんわたしは、ストイックすぎるのだ。
1200㎉と決めたら、それ以上は絶対食べない。
いままできっと、無理しすぎたのだ。

ハメを外さなきゃ。
そう思ったわたしは、母に「明日か明後日、Sに半額のかき氷を食べに行こう」と言った。
「いいよ」と母は少し笑った。
目標体重にはあと1kg残っているけれど、ここらでちょっと一休み。
ダイエットしているのに、無理に食べなきゃならないって、少し辛いけれど、過食症になるの嫌だもんね。
食べたいもの、食べたいもの。
セブンのマンゴーアイス!
ふわふわのパン!
モッツァレラチーズ!
寿司たくさん!
ぜーんぶ、食べてやらなきゃ。
あ、セブンのマンゴーアイスはいつも売り切れなんだよね。
夏のあいだに手に入るといいけど。

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