LIFE,LOVE&PAIN

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タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。
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躁患者と大阪のおばちゃん

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じつは、前回の診察から処方されている精神薬を飲んだら、あたまがフラフラになるのである。
それで先日、フト気がつくと、いつの間にか、おでこにデカイたんこぶを作っていた。
どこでぶつけてきたの・・・、と思っていたら、今度は朝方に「ギャー!」って飛び跳ねるほどの痛みを、左親指に覚えたのである。

でも、どうやらそのときは、痛みに耐えたあと、寝てしまったようだった。
朝起きると、ものすごく痛い・・・。
いったい、どこで引っかけたんだろう・・・。
なんとなく、内出血もしているし、左足を引きずらなければ、歩けない・・・。

わたしは、去年の今ごろ、同じようにケガをして、しばらく整形外科に通っていたのを思い出した。
あのとき、2週間くらいほったらかしにして、治りにくくしちゃったんだよな・・・。
診せた方がいいよな、これ・・・。
というわけで、自転車は大丈夫なので、それに乗って、まえの整形外科を訪ねた。
そこのT先生は、相変わらず、慇懃無礼だった。

「どうしましたか?」
「じつはわたしは、眠剤を飲んでて、ふらつくんですけど、朝方どこかにぶつけて、どういうコケ方したのか、わからないんです」
「ふーん。トイレには何回行くんですか。ふらつくのは、そっちの先生にね。じゃあ、診せてください」
その後、レントゲンを撮り、T先生はその写真をカチカチと拡大させて、「骨折はしてないですね」と言った。
「これは打撲と捻挫ですから、固定しましょう」
げ!

処置室で、ぐるぐる巻きにされていく足を見ながら、わたしは「これじゃ、ニューバランスが履けないじゃん・・・」と、去年の悪夢の再現を呪った。
そして、駄々っ子のような気持ちになり、思わずポロッと、「あっ、おでこにたんこぶもあるんです~」と隠していた軽薄な、軽躁患者の化けの皮をはがしてしまった!

T先生は、まったく表情を変えずに、ぼそっと「それはそっちの先生に」と言った。
看護師さんも、どこかよそを見ていた。
わーー! やっちまったー!!
軽躁患者は、これだから、あっちこっちで変な人だと思われるんだよー!!

しかしわたしは、こういうシーンはこれからもあるから、前向きに考えなければならないと思った。
そうだな・・・、この、ペラペラと何でも軽くしゃべる感じはどこかで・・・・・・、
あーーー!! そうだ!! 大阪のおばちゃんだ!!

それからわたしは、あたまの中で、「大阪のおばちゃん、大阪のおばちゃん」と唱えていた。
そうよ、わたしだって、大阪のおばちゃん。
どーでもいいことを、誰彼かまわずつかまえてしゃべり、手首をペコペコ屈伸させている人たち。
あれになったと思えば、軽躁患者はふつうの人になるじゃない。

だけど、処置があらかた終わったところで、「でもなんか、服装が違うな」と思った。
大阪ならではのヒョウ柄は、いまは埼玉かどっかに負けているらしいから、最近のトレンドはたぶん、黒地に大柄プリントの長袖シャツ、黒ゴムズボン、黒ぺたんこシューズ、やたら赤い口紅、ゴツイ指輪と結婚指輪、必ず短髪、みたいな感じだろうか。
うーん・・・。そういうファッション、嫌いだなあ・・・。

やっぱり、先日書いたように、サングラスをあたまに乗っけた、奇妙なばあさんになるか。
大阪のおばちゃんの方が、絶対生きやすいだろうけどなあ・・・。
しかし、大阪のおばちゃん、最強だな。
軽躁患者も負けていられないな。

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