LIFE,LOVE&PAIN(旧)

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タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。(新URL:○ttp://lifelovepain02.blog.fc2.com/)
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死ぬまえに見るもの

yama4

昨日、両親ともども、大阪・伊丹空港の下見に行ったわけだが、わたしは家で、大丈夫か・・・と案じていた。
ゴールデンウィーク中は人も多いだろうし、搭乗するわけでもないのに、どこをウロウロするんだ。
きっと、ヘトヘトになって帰ってくるぞ、と思っていた。

しかし意外なことに、母は比較的元気で帰ってきた。
「あんまり、混んでなかったよ」と言う。
「あ、そう」
「JALの人が親切に教えてくれてな、65歳以上は空きがあったら、安くなるんやて」
「へー」
「周り、旅慣れた人ばかりで、ウロウロしたわ」
「そりゃ、お年寄り2人がキョロキョロしてたら、助けたろって空気になるやろ」

わたしは、これで2人の九州旅行が可能になったなと思った。
あとは、父が6日に受ける検査の結果である。

それにしても、そんなに強行軍をしてまで、故郷に帰りたいもんかねえとわたしは思った。
つい先日、帰ったばかりなのに。
父の部屋には、自分が育った土地の山が、たくさん貼られている。
山・・・、わたしには、なんの変哲もない、不愛想なものに見えるが、あれを見ながら子ども時代を過ごしたから、懐かしいんだろうか。
でもあの写真、かなり山奥だから、見て回るとしたら、タクシーになるぞ。

しかし、ガンの進行に伴い、いつまで動けるかわからないから、好きなようにさせておくしかない。
わたしは、近々、また猫と留守番だなと思った。
そして、なんだかんだ言って、家族の手助けを得ながら、死を間近に迎える人って、これからの時代、少数派になるかもなと思った。
幸せの部類だってことだ。
わたしなんか、完璧に一人で死ぬことになるから、死の直前に「あそこへ行きたい」なんて言っても、誰も願いを叶えてくれないよ。
たぶん、だーれもいない部屋で、心電図の音を聴きながら、「わたしって、どういう人だったんだろう・・・」とか考えていそう。
健康で楽しく過ごせたのは若いうちだけ、37歳からあとは全部暗黒時代。
なんだか、過去も未来も全然明るくないな・・・。
やっぱり、人間は働けなくなると、人生終わるね。

でも、もし見るとしたら、空だな。
6年前、躁が大爆発して、幻覚・幻聴だらけの訳わからん世界に行ったとき、なにも信じられなくて、ただ空を時計代わりにしていた。
ちなみにそのとき、時計は数字の並びが入れ替わっていて、読めなかったのである。
「空だけは、なにがあっても信じられる」とそのとき思った。
真っ青に晴れた空、少し陰っている空、うろこ雲が広がる空、いつも空はわたしのこころを洗ってくれる。
そうだなー・・・、たぶん死ぬ前に見たいものって、空かもしれないな。
地球にいる限り変わらないもの、地球上からいなくなるとき、最後に見るものだからな。

それにしても、こんなしんどい終わり方をするなら、生の意味ってなんだと考えないでもない。
少しでも、毎日を快適に過ごすことか・・・?
これがうまい具合に、働けない人は、遊ぶこともできないのである。
「デスノート」、1週間以上も経っているのに、まだ全12巻を読めていない。
わたしはもともと漫画が好きで、いろいろ読破しているのだが、その趣味でさえも奪われている。
仕事もできない、遊びもできない、遺したものもない。
わたしには、やっぱりふつうの人と比べて、生きている価値がなかったかもなと思う。

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