LIFE,LOVE&PAIN

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タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。
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GWと5月の緑

animal_shika

昨日は久しぶりに、元彼Sちゃんとスカイプで話をした。
Sちゃんは、ゴールデンウィークは、ハードスケジュールだったのだ。
それを知っていたので、ずっと連絡していなかった。

やっぱりと思ったが、彼は相当疲れていた。
「3・4日は祭事があってねー、5日は二日酔いのまま、奈良公園に連れて行かれて。孫が、鹿見たいーって言うからさ」
「なんで急に、鹿?」
「お父さんが、奈良に行ったことないって言うからさー」
え。お父さんって、初めて聞いたぞ。
ほんとうに、いるんだ。

「いまどきの鹿は、鹿せんべい食べないんだよ。草が生えてるからね」
「へー」
「あとは大仏を見て、興福寺を見て、屋台でいろいろ食べた。8号がものすごく食べるみたいでね。焼きそばやら塩タンやら」
なんだか、若い夫婦と子どもに付き添われた、おじいちゃんって感じだなあ。
Sちゃんは腰が痛いし、トロトロとついて歩くさまを、想像してしまった。

「そろそろ、緑が綺麗だよ」
「わたし、足にケガしてるから、全然外に出れてない。そのうち、梅雨になるしね」
「うーん。じゃあ、5月で調整できるかどうか・・・、ちょっと考えてみるか」

こういうときのSちゃんは、本気で言っている。
そして、だいたいはスケジュールを合わせてくる。
ただ、今月はかなり忙しいようなので、無理かもなという気がした。

このまえ話したときは、○ンキホーテでラジオを買い、公園でFMを聴きながら、芝生の上でおにぎりを食べようということだった。
わたしも、そのセンスはいいと思った。
木陰にチラチラ洩れる光のなか、眩しさに目を細めて、パクつくおにぎりは、きっと美味しいに違いない。

Sちゃんは、わたしにとって、最後の健常者の友だちだ。
だから、粗相のないようにしなければならない。
躁状態になったとき、なにか余計なことを言って、無意識にうんざりさせないようにしないと。
Sちゃんはかなり寛容だが、それでもここ数ヶ月間、一緒に出かけなくなっている。
本人は腰が痛いからだと言うが、どうだか・・・、まーあんまり疑い深くなって、あれこれ詮索してしまうのも、この病気の特徴かもしれない。

「木漏れ日がいいんだよ。お茶を持って。のんびりしよう」
こんなことを言うSちゃんは、まだ大丈夫かなと思う。
最近わたしは、「自分はもう、ふつうの人とはふつうに接することはできない」と悟ったので、どうしても、「お付き合いさせてもらっている」という感覚になる。
とりあえず、自分を主張し過ぎて、論争になるのは避けよう。
昨日も、「地球の温暖化の理由」について、危うく闘いになるところだったが、これは双方学習していてやめた。
Sちゃんが学習したのは、自分が理屈っぽいところなのか、わたしが絡んできてうるさいところなのかは、わからない。
Sちゃんも、相当うんざりさせられるところがあるからなあ。

Sちゃんは話を変えて、「若いときは、ほんとうにバカなことをした」と、ビールの栓を歯で開けようとして、親知らずを割ってしまったことを明かした。
「わたしも20年前は、すっごいバカだったよ」と思い出して言った。
しかしわたしは、「この病気になってからは、もっと恥くさいことばかりやってるよ・・・」と思った。
人から露骨に嫌がられたり、白い目で見られたり、バカにされたり、自分から喧嘩を売ったり。
これ以上、人から軽蔑されないように、訓練していかないといけないな。
のんびり、鹿せんべいの話をしているのがいいな。

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