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LIFE,LOVE&PAIN(旧)

タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。(新URL:○ttp://lifelovepain02.blog.fc2.com/)
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『美味しんぼ』にみるうつ病の嘘

oishinbo_yamaoka

『美味しんぼ』という漫画は、わたしは最初買い続けてしまったので、いまでも110巻くらいまで持っている。
たぶん、いまはもっと出ているだろうけれど。

先日、天才料理人・岡星さんが、うつ病にかかったあたりを読み直していたのだが、なんだかなあ…、うつ病ってこんなものじゃないし、主人公をはじめ、周りが病気を治そうとしてする努力って、空振りもいいところだよー。
うつ状態って、あたまが勝手に休止して、いつもの自分でなくなって、出来ていたことが出来なくなるような病気だよ。
だからこそ、本人は辛いし、周りも、まえに出来ていたことをさせようと、お膳立てなんかすべきじゃない。

それなのに、主人公たちは岡星さんに、美味しい料理を食べさせて、つくる喜びを再起させようとするのだが、こんなことをしたら、ふつう患者は「気持ちはありがたいんだけど、いまはそっとして欲しいんだ。なにもかも忘れて、家で寝ていたいんだ」、そして料亭では「ああ…、断りきれずに来てしまった。はぁ…しんどい。仕事柄、料理は料理人として見てしまうんだよな。仕事のことなんか、忘れたいのにな…」――という感じになるだろうと思う。

ところが、岡星さんが、「おお、この仕事は」などと料理に悦に入るあたり、なんか妙だし、それを見て肘をつつき合う主人公夫妻も見苦しい。
『美味しんぼ』では、数々の病気とか精神の弱った人を、これまで何人も料理で救ってきたのだが、うつ病に手を出したのはまずかったわね。
だって、うつ病は一度かかってしまったら、ストレッサーから永久に逃げなきゃ、何度でも再発して、やがて不治の病になるんだもの。
岡星さんの場合、料理がストレッサーなので、たちが悪い。
料理がストレッサーになってしまったうつ病料理人は、永久に天才の名に恥じない料理人として活躍することは無理だと考える。

というわけで、『美味しんぼ』の主人公たちの行きつけである小料理屋「岡星」は、ホームレスの辰さんに言わせると、「最近の”岡星”は断然味が落ちたね」ということになる。
どう収集つけるつもりなんだろうな。
つか、もう収集ついてんの?
岡星さんが完治して、「もう大丈夫です」なんて言いながら、超一流の腕前をふるっていたりなんかしたら、わたしは漫画を投げるわよ。

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