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フランスでの暴動にみる


france

若者雇用促進政策に反対、仏全土で大規模デモ (読売新聞)

9日に成立した同国の、「26歳未満の雇用について2年間の試用期間中は理由なしの解雇を可能にする」という法案に対して、大学生を中心に反発が出ている問題についてである。

つまりこれって、「いつでも雇用者を《若い》という理由で、自由に解雇できる」って法律である。
悪く言えば、若者は使い捨てで採用できるということである。
こういうのが、あえぐ若者の雇用率に対する支援だとするならば、そりゃ文句も出て当然だろうって気がする。

真剣に、自分たちの将来について考え、理不尽な法案に対して即デモという形で抗議するフランス人大学生らを見ていると、同じ若者雇用で不当とも呼べる扱いを受けている日本人学生らは、いったいどうなんだろうと思う。
彼らが、「仕事がこんなにもない世の中、大人、何とかしろ」ってデモを起こしても、私は全然不自然に感じない。
もし、いまフランスで行われようとしている若者雇用促進政策が、日本で施行されるという事態が起こった場合、彼らはフランス人学生のように、暴動を起こせるだろうか?
私は、しないと思うのである。

ひとつには、フリーターとして適当に生きていても、生活にあまり困らないという背景があると思う。
なんだかんだ言って、多くの若い人たちは、親に頼って生きることができる。
そういう社会を作ったのは、もちろん先人の責任である。
だが、一部彼らに抜け落ちていると思われるのは、「自分をスキルアップする」という意欲だと指摘せざるを得ない。

「使い捨てですけど、それでよければ雇用しますよ」
という雇い主が現れた場合、それに反発せずに従順に応じてしまうのが、フランス人と違う日本人の若者ではないかと思う。
こういう予見をもとに、国力ってものを考えると、これからの日本は、フランスを大きく下回るのではないかという気がする。
何しろ、従順なタイプの若者が多すぎる…、これは、一握りのエリートを除く大勢の子どもを骨抜きにしようという「ゆとり教育」の賜物ではないかと私は思うのだが。

フランスに勝てというわけじゃないが、なんだかあまりに違う若者像に、日本の将来を憂いずにはいられない私である。

  
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8 Comments

C介 says..."かと思うと大人びたコメント"
してるような小学生もいたりするわけで。
それは頼もしいととっていいのか、早く老いるのではと不安になるべきなのか。

今の若いもんも、なんか外観崩れてるやつのなかにこそ行儀良くて礼儀正しい性格のいいヤツが結構いるよね。馬鹿にしたもんじゃないと思うけど。

そもそも国の成り立ち自体が、革命で出来た国と、敗戦で出来た国だから、国民全部の意識も違うと思います。かといって今の日本は嫌いじゃないし。どうしたもんでしょうね。
2006.03.18 21:26 | URL | #- [edit]
由巳ゆみ@管理人 says..."C介さんへ"
うーんと、いまの若者(っていくつまでだかわかんないけど)って、1割弱のよく出来る子とその他大勢の羊って感じがまさにするんですよ。これは、高校教員を務める友人たちからの話、世間で見聞きする話、あと自分が数年前予備校・専門学校にいたときの印象からなんですが。
外観は中身とまったく関係ないと思います。ポイントはしゃべり方とその内容ですかね…。
革命でできた国VS敗戦でできた国の比較は、なるほどと思いました。
でも、ワタクシ、日本があらぬ方向に行き始めたのは、日米安保条約からじゃないかと思うのですよ(←しつこく持ってる自説・笑)。あの世代が作り始めた社会からが、なんかおかしくなっている気がする。
2006.03.18 22:26 | URL | #FRqFJ7NI [edit]
知恵の友 says..."うむむむ・・・"
難しいねぇ、この問題は。

ゆみさんのおっしゃる結論部分に賛成。また、今回の法改正の精神が「若い」という理由で、自由に解雇できる、というのも一つの切り口であることはほんとうにそうなんだよね。

ただ、世界中には一度雇用したら解雇できない国ってたくさんあって、そういう国ではモチベーションを保たせる方法がカネだけになったりする。つまり、スキルを向上させなくても雇用は確保されているわけだから、ちっとも働かないというケースはあるのよ。

だから、労働力の流動性を高めるためにも、年齢限定で(次の職場が探しやすい年齢のレンジで)こういった試行をすることは、一定の意味はあると思うんだよね。

だけど、反発する理由もよく分かるから、難しいねぇ。
2006.03.19 01:45 | URL | #Mbc4LqBw [edit]
オオノ says...""
昨年秋頃には、移民系の暴動があったばかり。これもフランスのお国柄なんでしょうか。
確かに、日本だったらデモが起きるかどうかは不明。デモをしたとしても、暴徒化するなんて事はないでしょうね。
基本的に日本は同一種族の人間の集まり。黒人や移民系の迫害とかがないだけに暮らしやすく、また政府もやりやすいハズ。実際、台風の被害を受け、ゴーストタウンと化した町でも、日本なら略奪なんて起こらない。
最近の日本の教育は間違っていると思います。政治も間違っていると思います。若者の意欲の低下を招いたのも政治の間違いでしょうが、フリーターでも生活に困らないのは日本という国が裕福な証拠。
これで、貧困層が増えたら、、、日本の若者でも暴動を起こすんじゃないでしょうか・・・。
2006.03.19 08:57 | URL | #- [edit]
由巳ゆみ@管理人 says..."知恵の友"ジョージ"さんへ"
そうねえ、こういう問題を語るとき、雇用者側の立場に立った場合と、被雇用者側の場合とで、ズレが生じるような気がするんですが、知恵の友くんのは、前者かなという感じがします。どっちがいい悪いというのではなく。
ただ、物事を見るときは一方向からでは駄目だと思うので、そういう意味ではなるほどなーと考えさせられました。
それにしても、終身雇用なのに、死ぬほど働きまくった日本人って、改めてすごいのかも知れない…。
2006.03.19 19:34 | URL | #FRqFJ7NI [edit]
由巳ゆみ@管理人 says..."オオノさんへ"
そうですねえ、フランスは何と言っても移民が多い。
日本とは事情がまったく異なりますが、デモを起こしたのは貧しい移民というよりは、ソルボンヌ大学などいわば知識層中心であることが、私の興味を引きました。
今後、日本の貧困層の出方は不透明ですね…。
食べるに困らないうちは暴動が起きたりしないと思えますが、衣食住が確保されなくなると、どうなるかわかりませんねえ。いずれにせよ、治安がよくなる方向にはいかない気がします。
2006.03.19 19:41 | URL | #FRqFJ7NI [edit]
ちかこベィベー says...""
今のゆとり教育の弊害について(私も含め)危機感を持つ親の多くは、塾とかで勉強させるんですけれども、今まで通り学校教育を信用する方々もしくは危機感を感じておられない方も多くいらっしゃる事も事実ですよね。
専門家の中でも、このまま行ったら、将来は平均的なレベルの子が減って、良いか悪いかに二極化するという見方がされています。
子供たちの将来が不安になるのは、私だけではないはず。
もちろん、学習だけでなく常識や知恵を授けられる大人が減った事も大きな原因ではありますよね。
少なくとも身近な子供たちから、見守りかつ意見する事のできる大人にならなくては…と思いますね。
えらそうな事言えないから、まずこちらが勉強しないとね。
大人みずから羊のままじゃ、いかんと。

口ばっかのライオンはもっといかんですけど…。
2006.03.20 16:15 | URL | #- [edit]
由巳ゆみ@管理人 says..."ちかこベィベーさんへ"
確かに。大人が羊ではいけませんね…。反省させられることしきりです。
子どもの二極化は、私が実感した限りでは、もう既に起こっているように思います。平均の子のレベルが非常に低いです。私の時代だと、おそらく下の中くらいが、いまの平均じゃないかと思います。子どもを持つ人たちが、子どもの勉強を学校だけにまかせていいものかどうか心配になって当然だと思います。
親の所得に応じて、子どもにかける教育費が変わってくるというデータが発表されていましたが、もし教育費が学力に比例するようなことがあれば、学校はもっと考えた方がいいんじゃないかと思います。私の時代でも、裕福な家庭とそうでない家庭の間では、行ける大学が違ったり(笑)、いろいろありましたが、最低限のことをしていればだいたい同じ機会は与えられるみたいなね。
それと、私がもうひとつ感じているのは、子どもの学力低下の問題って、単に学校での勉強量だけではない気がするんですよ。勘で申し訳ないのですが、もっと生理的なこと(寝不足とか食事内容とか)が、関係しているような気がしてならないです。
2006.03.20 23:00 | URL | #FRqFJ7NI [edit]

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