「寿司魂」を読んで - LIFE,LOVE&PAIN

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タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。
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「寿司魂」を読んで


いや、じつはまだ全部は読んでいないんだけれども。

よ~~泣く登場人物たちやなぁ。
舞台が昭和39年の銀座やから、その頃の人々は、義理人情にあふれていたってことか?

しかし、ドライな現代人には、しっくり来ないよ。
わたしは昭和40年生まれで、漫画少女だったわけだけれど、そういう人間が読んでも、しっくり来ない。
たぶん、しっくり来るのは、それ以前の漫画世代じゃない人々なんじゃないかと思う。
だが、それならばこの漫画はいったい、誰のために描かれてあるのだ?
うーん。
出てくる寿司は、当時を繁栄してか、同じようなものだし、たぶんこの漫画、読み手がいないよ。
困ったね。

青年漫画の困ったところは、巨匠を除いては、みんな編集部に言われて、描きたくもないものを描かされていることだ。
「美味しんぼ」も原作者と描き手が異なるが、これは原作者が取材したときに描き手が同行している、もしくは写真を撮りまくっている、完成した絵柄を原作者がチェックしている、と思われる。
原作者と漫画家が、かなりうまくやっているのが見えるのだ。

でも、いまのところ、チェックしたグルメ漫画は、そこんとこがバラバラ。
描きたくもない漫画を描かされるほどの苦痛は、普通の漫画家にはないそうですぞ。
そして、また、そんな漫画家が描く漫画が面白いはずがない、とまで言及する大御所までいる。
まーたぶん、編集部としては、「グルメ漫画が売れる!」ってんで、適当な新人 にデビューさせて、喜ばせているんだろうな。
あとは、売れなきゃポイ。
うん、たぶんきっと、そんなところだ。

グルメ漫画家ではなくても、漫画家というのは厳しい重労働で、ある少女漫画家の巨匠は、美しい物語を紡ぎながら、大量のゆで卵を前にして、「これは朝のぶん、これは昼のぶん、これは夜のぶん」とどんぶり鉢を見せたという。
「食べている時間が惜しいから、まとめて茹でたのよ」って。
もうね、寿司魂の鱒さんの根性を超えているんじゃないかしら。
何しろその後、美しい物語を紡ぐ少女漫画家は、栄養失調のためか、目を悪くしたそうだから。
もう、こうなると、漫画キチガイだわね。

サテ、編集部に言われて描かされているだけの漫画家に、どんだけ斬新なグルメ漫画が描けるのかどうか…。
まだまだ、グルメ漫画の探究は続きます。

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