ジャズを歌いまくる - LIFE,LOVE&PAIN(旧)

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タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。(新URL:○ttp://lifelovepain02.blog.fc2.com/)
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ジャズを歌いまくる


昨日は、デイケア仲間のFさん(55歳男性)と、カラオケのフリータイムで歌いまくった。
あーしんどかった…。
最近、わたしは、あまりエネルギーを使わないジャズばっか歌っている。
声に色気がないから、わざとドスを利かすの。
ああ、低くてかすれた声が欲しいわ。

さて、そんななかで、わたしはFさんから、Sさん(人にモノをあげまくる癖のあった人)が、すでに入院していることを知った。
Sさんは、幼少時の予防接種による針の使い回しが原因で、B型肝炎から肝臓ガンにまで進行してしまい、国を相手取って訴訟を起こし、勝訴して、つい最近、3千万円を手にしたところだった。
それからの彼の金の使い方は、凄まじかった。
家のリフォーム、車のレクサス、家電の数々、タクシー使いたい三昧、贅沢な装飾品、そして知り合いへのプレゼント。
わたしにも50万円の時計をくれようとしたし、断ったら、今度は7万円のシチズンとベビーGをくれた。
その他、オーディオセット、キーボード、ウォークマン、…奢ってもらったりも、いっぱいしたなあ。

その頃は、まだ元気にしていたし、長生きは出来ないだろうけれど、まだ先の話だろうと思って、わたしはSさんに、「そんなお金の使い方をしていたら、また借金生活に戻っちゃいますよ」と生意気にも説教していたのだが、本人は、なにかわかっていたのかな…。

わたしの知る限りでは、こうしたガン患者が、いったん入院してしまうと、じつに早い。
だいたい、3ヶ月くらいで皆さん亡くなっていきますな。
わたしの主治医は、Sさんの主治医でもあるので、当然状態を把握しているわけだが、数ヶ月前、わたしが「Sさんみたいに、ほとんどうつのない躁鬱病なら楽なのに」とぼやいたら、彼は「Sさんといられる時間は、そう長くないで」と洩らした。
おい…、医者の守秘義務は……、なんて言っている場合ではなく、ああそうか、じゃ今生の別れに、なにか一緒にしてあげたいなと思っていたのだ。

その後、Sさんは、一度だけデイケアに来た。
でも、ぐったりしていた。
それなのに、みんなでカラオケ行こう! って言ったら「おお、行こや」と言うので、みんなびっくりしたのだが、 まあ2,3時間歌って、解散した。
そのときSさんは、通路の邪魔になるほどのスピードでしか歩けず、タクシーを拾おうとしたのか、「俺はあっちに行く…」とフラフラで駅とは逆方向へ去って行った。
あの後ろ姿が、わたしが見たSさんの最後だ。

その後はスマホは家族が管理しているらしく、だれが連絡してもほぼ繋がらない。
わたしとFさんは、話は出来なくても、一度顔は見に行きたいですね…、と話して、結局、わたしが診察のときに、H主治医に事情を話して、「どうしたらいいのでしょう…」と相談を持ちかける形で、H主治医の力を借りる方向でやってみよう、という話になった。

H主治医、女に甘いんだってさ。
Fさんによると。
でもわたしは、簡潔に要領よくしゃべられないFさんにも、医者をイライラさせる要素アリアリだと思うけれどね。

んなことで、我々は、Sさんの話を交えながら歌った。
わたしの歌った歌が、暗めのジャズになったのも、そのせいかしらね。

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