Sさんの告別式の日 - LIFE,LOVE&PAIN

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タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。
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Sさんの告別式の日


昨日は、Sさんの告別式に行ってきた。
なんと、予想外の家族葬だった。
ご家族は、死に際にデイケアでのSさんの存在の大きさを知り、どうやらわたしたちを招いてくれたらしい。

出来のいいSさんの弟さんが、喪主のお母さんに代わって、最後の挨拶をされた。
目をうるうるさせながら、昨夜はずっと兄といたこと、そしてデイケアスタッフが昨日やって来て、過去10年間にわたる行事などの写真と、大きな花を渡してくれたこと、写真には自分たちにはまったく知らないピースサインなどをするSさんの姿が写っていたことなどを話された。

Sさん…、家族の前では、とんでもない散財はするし、どうしようもない困ったちゃんみたいだったようだな。
まあ、ここは予想通りだが。

Sさんとの、最後のお別れに、棺桶に花をたむけたのだが、Sさんは、ほんとうに仏さまのような、安らかな死に顔をしていた。
あんなに、死んだら人って、顔が変わるものなの?
Sさんは、いつも眉間にしわを寄せて、険しい顔をしていた。
長い間の苦労が、そうさせたのかな…。

お棺が焼却炉(というのか?)に入ってしまうと、わたしは、悲しみでガックリきた。
Sさん…、もうほんとうにいなくなっちゃうんだね。

その後、弟さんに話しかけられて、なぜかお母さんと弟さんとわたしとMさんとで、記念撮影を撮った。
弟さんには3人の大学生の息子さんがいるのだが、どれも優秀で、上から京大・京都府大・京大で、見るからにマジメそーな子たちだった。
そんで、弟さん自身がカリフォルニア大バークレー校でしょ。
まったく、同じ兄弟なのに、なぜこうも出来が違う?
お母さんにとっては、2番目の、借金を作って夜逃げ中の息子を含め、最も優秀な息子さん夫婦が残ってよかったと思うよ。
ただ、わたしの女の勘では、いま弟さんと嫁さんは仲たがいしている。
なんか、発するオーラが違うのだ。
下世話な想像だが、今後、お母さんを引き取るか否かで揉めているんじゃないかな。
お母さんは、弱々しい優しい人で、あのぶんだと、一人で生活してはいけまい。
いままで、さんざんSさんに振り回された人生だったので、弟さんとしては引き取って、優秀な孫たちと一緒に暮らしてやりたいだろう。
でも、当然嫁としては、精神的・肉体的に大きな負担がかかるので、断固拒絶…といったところではないかな。
うむ、我ながら下世話過ぎるな。

告別式のあとは、なんかいつも通り、Mさんと飲みに行くか、という話になり、お腹も減ったからということで、ありきたりの食堂に入った。
店の趣味は、わたしとMさんはよく合う。
安くて、実質的な店だ。

その後は、気を晴らすために歌いまくろーぜ! とジャンカラに突撃し、2人で5時間歌った。
あ~スッキリした。
あれくらいしないと、収まりがつかないわよ。

こうして、Sさんとのお別れは、一区切りついた。
あとは、生きている者は、前に進んで行かなければならない。
Sさんのいないデイルームはトラウマになってしまったので、しばらく近づけないけれど、代わりにジャンカラ通いするわ。
Sさんも言っていたけれど、この世は宿業の場だから、せいぜい苦しみながら、生きていくわよ。
Sさん、天国で笑って見ているがいいわ。

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