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LIFE,LOVE&PAIN(旧)

タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。(新URL:○ttp://lifelovepain02.blog.fc2.com/)
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Sさんの遺品


デイケアから連絡が来て、わたしがSさんの歌声とギターが入ったテープを持っていることを知ったお母さんが、それを欲しいと仰っていることがわかったので、早速準備をする。
お母さんは、やはり、いま家のリフォームでごった返しているので(←嘘だろう、Sさんはもう終わったと言っていた)、デイケアメンバーから何かしてもらうことは、ご遠慮します、と言われたそうだ。
ほーら、そうでしょ。
ニセうつのFさんが、変な音頭を取って、「病院葬をしてもいいくらいですね」なんておバカなことを言うから、「えー大人集団の考えることですか?! ご家族に迷惑に決まってるでしょう!」と叱責したところだ。
でも、本人の肉声が入ったテープが届くのは、あちらにとって、絶対ウェルカムよ。
その違いかわからんのは、ほんとにバカだね。

わたしは、そうだ、確か他にも、Sさん直筆の文字があった、と思い出して探した。
テープに入っている曲は、「THE_WATER_IS_WIDE_(悲しみの水辺)」と「カントリーロード」の2曲なのだが、2曲とも、Sさんが勝手に和訳して、「この方がいい」と、書きなぐって、もう一人のメンバーMさんとともに、渡してくれたものだ。
Sさんの性格を表すかのような、豪快な文字で和訳が書かれている。
しかし、これが結構意訳なんだな…。
なんだか、Sさんの、僕は生きたいんだ、でも僕には力がない、というメッセージが伝わってくる。
「悲しみの水辺」なんか、まさにそんな感じ。
彼女と二人で、こぎ出してゆける舟をください、僕一人では連れてゆけない、という切ない歌なんだよね。
あの人、発声がもそもそしているから、やっていたときは、歌詞がよくわかんなかったわ。
あのお母さんに英語の理解力がどれだけあるか疑問だけれど、仮に弟さんが見たら、一目瞭然だから、Sさんの真意がわかると思う。

あとはそうね…、このテープ、ちょっと難点があって、最初の30秒くらい、うちの父親とわたしのやり取りが入ってんのよ。
「……(がさごそ)おい、これどうしたら……」
「………」
「…再生出来んぞ?…」
「……(横暴な声で)赤ボタンって、録音じゃないのーー?」
「あはは、そうか。……(がさごそ)〈ブチッ〉」
そんで、途中から、わたしたちの出場の前のアナウンスが入るの。
音楽が消えていなくて、よかったわよ…。
いくらメカ音痴だからって、どこでも押していいわけじゃないでしょ。
まだ70歳そこそこなのに、カセットテープレコーダーの使い方くらい、覚えなさいよ…。
つか、わからんのに、あちこちいじるのが一番よくない!
せっかく録ったものが無駄になるかもとか、考えないのかなあ?
あの父親は、ほんとに駄目よ。

ということで、少々変なテープだけれど、お母さんが喜んでくれたらいいと思う。
今ごろ、遺品の整理をされているんじゃないかと思うんだけれど、あのベースとかどうすんのかなあ。
クロムハーツのホワイトゴールドのペンダントの価値とか、わかるかなあ。
見た目、輪っかがぶら下がっているだけだもんな~…。
あれ、弟さん夫婦のお子さんにいいと思うんだけれど、弟さんもピアノとキーボードの区別のつかない人だったし、お子たちは優秀な頭脳を持つマジメ人間っぽかったしなあ。
あーもったいない…って、他人が遺品の心配をしても、まったく無意味なんだけれどさ。

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