本の話 - LIFE,LOVE&PAIN

LIFE,LOVE&PAIN

タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。
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本の話


彼氏KKに訊いたら、愛知県に移住してから、本を整理したら、161冊あったんだという。
おっとっと…、事故してリハして、就職したのが3年前だから、結構読んでいるじゃないですか。
こんな読者家だとは、知らなかった。

わたしは、35歳で躁鬱病を発症してから13年間、本を読んでいない。
正確に言うと、37歳で倒れるまでは、理学療法士の教科書だけは読んでいた。
入院してからも、レポート提出があったんで、医師の言いつけを守らず、頑としてレポートを書き続けたので、もう医師もお手上げ状態だった。
そんなわたしも、健康だったときは、家計簿によると、月4冊は本を読んでいた。
本屋巡りも、よくしたなあ。
わたしは、もともと映像よりも、本などの二次元の世界が好きなのだ。
新聞も大好きで、端から端まで、舐めるように読んでいた。

ところが、この病気ときたら、本や新聞が読めなくなるのよ。
うつ病でもそうだと思う。
個人差はあるけれど、みーんな一様に、本が読めなくなったって言っていたわね。
ところが不思議なことに、ネットの字は読めるのよ、長文以外。
それで、うつ病とか躁鬱病の人は、ネットにはまっちゃったりする。
んで、健常者から「病気と言いながら、ネットは出来ているじゃないか。詐病じゃないのか」と揶揄されたりすんのよね。
ちっ。わかってねーな。

ともかく、病気にならなければ、月4冊ペースの知識が得られたであろうに、まるまま読めなくて、アホになってしまったのが、悲しいわ。
「どの作家が好きですか?」って訊かれても、いまを知らないから、答えられないもん。
いまうちにある本で、一番冊数が多いのは、山田詠美、村上春樹、アガサ・クリスティー、サガン、三島由紀夫、なぜか嫌いなのに読んでしまう田辺聖子と渡辺淳一、よしもとばなな、くらいだろうか。
村上春樹以外、みんな終わっているよなー。
デイケアに大変な読書家がいるんだけれど、「なに読んでんですか?」って訊いたら、ヘンリ・ミラーの『南回帰線』だったから、うひょーとなった。
到底、真似出来んわ。
でも、その人は博識なので、わたしの話に合わせてくれたけれどね。
わたしも、ちょこちょこ好きな作品があるんですよ、サローヤンとか、サリンジャーとか、デュラスとか、ヘミングウェイとか、沢木耕太郎、あれ? なんで殆ど外国文学ばかりなんだろ。

高校受験のとき、滑り止めの私立高校の面接で、最後に「不意討ちだ!」とやられた質問があるのだが、それはすなわち、「いちばん最近、読んだ本は何ですか?」であった。
こんなの、いま考えたら適当に答えておけばいいのだが、真面目だったわたしは、「何だっけ?」と考えて、結局「ジョイ・アダムソンの『野生のエルザ』です」と答えた記憶がある。
当時から、外国文学かぶれだったのね。
まーしかし、あの場面で、いちばんの愛読書「ライ麦畑でつかまえて」を答えたら、ドボンだっただろうな。
どんなに成績がよくても落とされるという。
罪作りな小説だわ…。

それにしても、KKは、どんな本を読んでいるんだろうな?
読んでいる本が良質だと、わたしの場合、その人の格が一段上がる。
最近はハウツー本が増えているようだけれど、わたしはあんなもの本の中にカウントしないわ。
元恋人KJのときは、好きな本が一冊しか答えられなくて、ああ、この人、本を読まない人なんだって、すぐわかった。
まーちょっと落胆さたわね。
月1冊くらい読めば? って感じ。
いわゆる雑学を持っている人って、読書家が多くて、話も面白いと思うわ。

KKの場合、まず純文学は読んでいないだろうな。
ん~。
やっぱ、ハウツー本に近いものを読んでいる気がする。
ゆとり教育を受けた人って、極端に読解力がないもんね。
KKは大阪では有数の進学校出身だけれど、もう絶交した教員をやっていた元友だちがやはり有数の進学校に勤めていたときに嘆いていた話によると、「上位数人は、確かに昔ながらに出来る子やねん。でも、半分から下になると、もう総崩れ」とのことだった。
KKは、ラグビー部で、進学校にしては異例の花園行きを果たしたそうだから、勉強はまったくのそっちのけであったようである。
わたしと一緒だな…。
ただ、結果的に、受験には成功して、またラグビーをやっていたって言うんだから、偉いね。
でもなんか、大学のテストでは、カンペが飛び交っていたらしいけれど。
これで、有名国立大工学部よ…。
ちなみに、まえに一緒に住んでいたことめあるキャプテンも、この大学の同じ工学部を合格していたんだけれど、「やっぱりワンランク上でないと嫌」と言って、入学しなかったの。
なんか、予感があったのかもね。

そういえば、キャプテンもあまり本を持っていなかったなあ…。
うつ病で読めなかったせいもあるかも知れないけれど。
キャプテンと別れて、その後付き合っていたKくんちなんて、ただの一冊さえ、雑誌もなかったわよ!
そんで、うちのベッドサイドにある、ほんの少しの本で「こんなに本、読むんか!」って、びっくりしてんの。
あたまにオガクズが入っていたんじゃねーのか…。

そゆことで、わたしはいまだに本好きな人と巡りあったことが…たぶん、ないのである。
思えば、お見合いパーティーで趣味欄に読書なんて書いている人、皆無だわね。
最近のマンガについて熱く語る人はいたけれど、俺、知らねーし。
48女にその話題は、きつ過ぎるだろ…。

あ。もしかして、KKがまとめて実家に送ったっていう161冊の本って、マンガじゃないだろうな。
彼のいまの目標は、「早く大人になる」だし、そのためには、マンガなんて読んでちゃ駄目だ、と考えなくもない。

しかし、53歳のKJだって、『ワンピース』は絶賛していて、トニートニーチョッパーが、彼のお気に入りだったんだがな…。
わたしも、最近、『ミナミの帝王』なんか読んでいるし。
マンガを読まなくなったから、大人ってわけでもないよな。

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