パンドラの箱 - LIFE,LOVE&PAIN

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タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。
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パンドラの箱

cube

わたしの吐き気について、恋人Sちゃんが、とても興味深い意見を出してきた。
ヒントは、わたしのこのブログの記録からである。

母によると、わたしは2005年にも、同じようにゲロゲロえずくのが止まらなくなったらしい。
そのときはいまよりもっと激しくて、夜中でも洗面器を抱えていたという。
結局、病院に入院して、まもなくいつの間にか治ったという。

そのことを知ったSちゃんは、「ブログに書いてあるんじゃないの?」と言い、わたしもそれもそうだと思って、2005年9月の記録を読んでみた。
するとそこには、「35歳半ばにして勝負に出たのに、負けてしまった(理学療法士の学校の中退のことだ)、そのことを言われたり考えたりすると、吐き気がする」と書いてあった。

理学療法士には、わたしは大学生の頃からなりたくて、資金が足りず断念したが、大人になってリストラされたとき、ちょうどいいやと思って受験し、とんでもない量の勉強して、最後の実習を控えるまでに至ったのに、うつで倒れ、断念せざるをなかった経緯がある。
そのときのわたしは、廃人状態で、両親によると顔貌もまるで変わり、知的障害者のような感じになっていたという。

あのとき、何年も何年も悪夢にうなされ、学校のことを諦めるまで、相当な年月を必要とした。
そうか・・・、10年前は、そのことで吐き気を覚えていたのか。

「これは一つの仮説に過ぎないけどさ」とSちゃんが言った。
「10年前の辛かった思い出が、フラッシュバックしてるんじゃないの?」
「ええ?!」
「たぶん、理学療法士への未練は、まだ胸のどこかにあるんでしょ。それが、なにかの拍子で出てきてるんじゃないの」
「わたし、もうそのことは振り切ったよ。なんとも思ってないもん」
「でもさ。マンションの右の部屋にある本棚。いちばん目立つところにあるのは、全部理学療法士の本なんだよな。かと思ったら、机の横にもまだあるし。ふつうだったら、両方かためて置いておくよ。俺、あれ見て理学療法士への未練があるんじゃねえかと思ったもん」
「いや、机の横にあるのは、ノートでしょ・・・」
「ほら、頬がピクピクしてる」

わたしは、自分が歯ぎしりしているのを知った。
わたしは、ストレスを感じると、歯ぎしりする癖があるのだ。
実際、理学療法士の本が、いちばん目立つところにあると聞いて、ドキッとした。
なんか、嫌なものを見つけられてしまったという気がした。

「ゆみはさ、こうすべきだ、こうあらなければならないっていう気持ちが強いやろ。だから、志あと少しのところで断念することになって、辛かったんやろ」
「それは認める。わたしにはそんなところがある。じゃあ、いまSちゃんに対して吐き気がするのは、Sちゃんはこうあるべきだ、って考えているからなん?」
「俺もご期待に添えるような行動取ってないからなあ。でも、ゆみのことはちゃんと見てるよ。頬のピクピクが始まったら、いまの話題が気に入らんねんなと思って、話題変えようとしたり。なかなかうまくいけへんけど」

そうなのか。
Sちゃんは、Sちゃんなりに、努力してくれていたんだ。
・・・わたしも、「こうあるべきだ」とすべてを型にはめるような生き方は改めないと、自分がしんどくなるだろうな。
人のせいばかりにしていられない。

ところで、フラッシュバック説が正しいとすれば、なにがパンドラの箱を開けたのか。
記録を見てみると、今年7月15日から、胃が気持ち悪いと言い始めている。
その前日に、避妊しなかった事件だ。
このときわたしは、猛烈に怒っていた。
「50歳の女が妊娠しないと言い切れないことくらい、知ってたはずだろーが!! 何考えてるんだよ!!」
「57歳にもなって、避妊もできねーのかよ!! あり得ん!! 青少年かキサマ!!」

つまりわたしは、節度と包容力のある大人として、Sちゃんを見ていたのに、子どものようなことをしたので、「こんなことがあってはならないはずだ」と強く強く思ったに違いないのだ。
その結果、過去の「あってはならないことが起きた→吐き気が起こる」に繋がっているんだろうか?

わからない。
これはあくまで仮説だから、ほんとうにわからない。

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