知らない話ばかりされて - LIFE,LOVE&PAIN

LIFE,LOVE&PAIN

タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。
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知らない話ばかりされて

oshaberi

恋人Sちゃんのしゃべり方・内容に、相変わらず困っているのである。
わたしは昨日、ついに、その件についてSちゃんに話をした。

「Sちゃん、自分の話ばかりしてるでしょ。わたしが話して、興味のないことは全部スルー。結果、Sちゃんばっかが話して、わたしが話をできないって状態になってんの。それでわたし、ストレスためてんのよ。このまま、放っておくのはよくないよ」
「ふーむ」
「それとさ、その話10秒でできるでしょって話を、30秒もかけてするじゃない。その間、空白の時間があって、文節ごとに区切るから、わたしその間、ずっとふーんって待ってなきゃいけない。ストレスかかんのよ」
「それを言われたのは初めてだなあ」
「上司病なんじゃない? 自分の話を確認しながら、もったいぶって話すっていう。でもそれ、なんでプライベートでやらなきゃいけないのよ」
「上司病かあ。そうかも知れんな」
「あのね、わたしの周りの全員は、そんな30秒もかけて話しないの。もっと普通に、ピンポンみたいに話が弾むのよ。もちろん、Sちゃんは歳とってるから、そんな話し方しろって言ってんじゃない。でも、このままだとまずいよ。たぶん、話し方は変えられないんだろうから、どっかで折り合いつけないと」
「自分の話ができてないの?」
「最初の頃はできてたと思うよ。でもいつの頃からか、言っても無駄だって思うようになったの。わたしが興味をもつことは、Sちゃんは興味をもってないし。なんか、根本的なところで、違うような気がする」
「うーん」

そのあと、どういう流れになったんだか忘れたが、Sちゃんは話を途中にしたまま、昔の中国ではね・・・、とお得意の歴史の話を始めた。
「1月1日、3月3日、5月5日、なんだか彼らは奇数が好きなんだよなあ。なんでか知らないけど、9月9日はないけどね」
――でもそれ、わたしはすでに一度聞いた話だった。
Sちゃんにのしゃべり方にはもう一つの課題があって、それは同じことを何度も話すというところなのだった。

わたしはほとんど切れていた。
すると、Sちゃんは、「こんな話、興味ねえよな」と言った。
わたしは、ぶち切れて言った。
「というよりもね、なんで一回した話を二回もするのかなって思ってんの」

彼は、どうやら自分は何度も同じ話をするらしいと知っているので、「そんなこと言っても、話の流れから、こういうことになるでしょ」と言った。
違うだろ・・・。
わたしの知り合いに、ここまで同じ話を繰り返すやつはいない。
76歳になる父親でもしない。
Sちゃんって、知識と記憶力はあるんだけれど、もしかして、年齢にそぐわない脳の老化が始まっているんじゃないだろうか。
わたしは、Sちゃんについて、かなり考えるようになってしまった。
恋人同士で、片方が会話にストレスがかかるってナンダ?
恋人同士って、話をすればするほどに楽しくて、いつまでもこうしていたいって、少なくとも付き合って数か月間は、思うものじゃないのか?

そんなわたしにでも、Sちゃんは優しく慈悲深く接してくれる。
そこんところは、年の功だと思う。
でも、それを上回るストレスが来たとき、わたしは耐えられる自信がない。

「気をつけるよ」とSちゃんは言った。
でも、話し方なんて、57歳にもなって、直るものなんか?
少なくとも、何度も同じ話をする件については、本人が自覚していなければ、無理だろう。
漫画好きなわたしに合わせてくれているんだろうが、「こち亀」の話はもういいよ。
「こち亀」、読んだことないって言ってるのに、知らないものに関して、長々と話されるのが辛いってこと、どうしてわからないのかなあ?
もう、ほんとうに腹が立っている。

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