破局の予感 - LIFE,LOVE&PAIN

LIFE,LOVE&PAIN

タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。
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破局の予感

onna5

1泊2日で、恋人Sちゃんとマンションで過ごした。
わたしはそこで、どうしてもSちゃんに知ってもらいたくて、言った。

「わたしはね、遊び人と付き合ってたけど、まだそれ2・3年前なの。生傷なんだよ。遊び人は遊び人だけあって、口が上手い。あんなふうになれって言わないけど、Sちゃんの話し方とか内容って、カップルのものじゃないよ。わたしは、あの遊び人を超える人が欲しいの。女を捨てるって言うけど、乳が出るまで太るっていうのは、わたしに言わせれば男を捨ててるよ。もちろん、いまから痩せろとか言わないけどさ」
「・・・・・・ごめん」
「話し方とかって、ほんとに直るのかなあ。どうも、わたしは直らないような気がすんだよね」

これは本音だった。
わたしの、ストレスがかかったときに出る歯ぎしりは、絶頂に達していた。

「極めつけはParis Matchよ。あれは、彼とわたしの思い出の曲なの。わたし、だから嫌いだって言ったでしょ。それなのに翌日、実家にあったとか言って、持ってきたじゃない」
「彼氏との思い出だったなんて聞いてない」
「でも嫌いだって言ったでしょ。なんでわざわざ持ってくんの」

ほんとうは、Paris Matchは大好きだ。
でも、それを土足で入られたことに腹が立ったのだ。

わたしは、だんだんSちゃんの顔を見ていると、気分が悪くなってきた。
だから、逃げるように寝た。
こんなんで、二人は続くのか。・・・
Sちゃんはわたしのことをとても気に入ってくれているが、わたしはSちゃんのことを避けるようになっているのだ。

結局、あのしょうもない遊び人のKJを、Sちゃんは超えられないんじゃないか。
それどころか、嫌いになって、逃げてしまう存在になるんじゃないか。

わたしは、実家からマンションへの引っ越しを中止した。
なぜなら、マンションへの引っ越しは、Sちゃんがいることが前提だったからだ。
書類書き、いろんな手続き・・・、わたしが出来ないことを、Sちゃんは全部やってくれた。
このままSちゃんに頼っていけば、大丈夫だと思っていた。

でも、もしSちゃんと別れるとなれば、わたしは途端に立ち行かなくなる。
生活が軌道に乗るまでは、やはりSちゃんの力が必要だ。
しかしそれでは、Sちゃんを利用していることになる。
だいたい、利用のためだけに付き合うなんて、わたしにはできない。

残念ながら、Sちゃんとの別れは近いような気がする。
冬にはこたつを買って、湯豆腐しようねって言った約束が、虚しく感じられる。

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