カップルの会話術 - LIFE,LOVE&PAIN(旧)

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タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。(新URL:○ttp://lifelovepain02.blog.fc2.com/)
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カップルの会話術

kaiwa

恋人Sちゃんとのバトルの続きを書こうかと思ったが、昨日またべつの話をしたので、勝手ながらそっちを書くことにした。
それにしても、わたしってめっちゃ理屈っぽいな。
Sちゃんのことを、たいてい会社人間でカチカチ頭と思っているが、わたしも負けていない。

昨日、わたしがSちゃんに「ちょっと講義させてくれ」とお願いしたのは、テーマが「カップルの会話術」であった。
前々からわたしはSちゃんの、一方的で独りよがりな話し方にうんざりさせられていたのだが、これをどうしても改善したいと思ったわたしは、カチカチ人間でもわかるような話し方を考えて、講義にのぞんだ。

「まず、会話は言葉のキャッチボールだって言われてるよね? そういう意味では、Sちゃんはそれが出来てないことがしばしばあるねん。例えば、わたしが何気なく「これこれって、こうやっけ~?」ってぼんやりつぶやいたとする。でもそれ、じつはわたしにとっては、どーーでもいい情報やったりするねん。だって、ここは会社じゃないもん。おうちで、リラックス空間で、ゆるゆるになってて、あたまアホになってて、だからつぶやいてみただけやもん。それに相手は、リラックスできる恋人やもん」

「でも、Sちゃんはその、わたしのどーーでもいい情報に対して、いきなり一方的にドッバーと大量のデータを1から100まで送ってくる。でもな。今日の情報社会において、我々は重要な情報・まあまあの情報・どーーでもいいわの情報、っていうふうに、大量の情報のなかから自分にとって必要なものだけ取ってるやろ? だから、わたしにとっては、どーーでもいいわ情報やねんから、そんな大量のデータ要らんねん。はっきり言って、チラシ1枚でいいねん。だからSちゃんは、100まで送ってこずに、「それは、これこれなんだよ」って、一言二言。それでわたしは、「ふーん」って満足する。そしたら、この話題はここで終わり! 次!!」

「でもさ。もし、わたしがSちゃんがよこしてきたチラシ見て、「あれ? こここう書いてあるけど、こうじゃないの?」と言い出してきたとする。関心が出てきてん。そしたらSちゃんは、その豊富な知識の倉庫から、今度はA4の紙出してきて、「うん、そうだけど、じつはこうこうでこれだからこうなんだよ」と渡す。それ見て、わたしがまた「ふーん。そっか」と言う。満足してん。そしたら、この話題はここで終わり! 次!!」

「ところがさ。もし、またわたしが「え~? でも、友だちがこうこうでこうこうって言うてたで」って言い出してきたとする。関心が出てきてん。そしたらSちゃんは、豊富な知識の奥の引き出しから、さらに詳しく書いたB4の紙を出してきて、「いや、そうじゃなくて、こういう事情があるからこういうことになってて、だからこうなってるねんで」と渡す。それ見てわたしがまた「なるほどねー。あいつ、いい加減なことばっか言うな。気をつけよ」とか言う。満足してん。そしたら、この話題はここで終わり! 次!!」

「・・・というふうに、情報の小出しをしていけば、知らん間にほら! 言葉のキャッチボールになってるやん。これが会話です。相手にとって、その情報がどの程度のものかを考えて出す。それから、沈黙を恐れてはいけない。次々とネタが出てくるわけないから、当然沈黙も生まれる。そういうときは、SちゃんはTVでも横目で見てたらいいねん。わたしは身体かいてたりするねん。だって、ここはリラックス空間、ゆるゆるの世界。そのうちわたしがパッとなんかを思い出して、しゃべり出したりする。想像やけど、Sちゃんは何年も一人でいて、会社でしか人と話せへんかったから、プライベートでの会話の仕方を忘れたんとちゃうかな?」
Sちゃんは苦笑して、そうかもな、と言った。

「まだ話は終わってへんねん。次は、カップルの会話。あのな、カップルが二人でいるときって、わたしの経験則でいえば、どーーっでもいい、アホか、あの二人は? って思うような会話しかしてへんで。だって、ここはリラックス空間やもん。なにしてもいい空間やもん。アホになってる空間やもん。その服かわいーね、会社にこんなアホおるねん、猫パーンチ! 芥川賞年2回も要らんやろ、どーーでもいい話や。でも、そうやってコミュニケーションを取っていくうちに、だんだん二人の距離が縮んでいく。突然、後ろからケツ持ち上げられても、あんた何してんの、アホか! で二人でぎゃははって笑える。わたしの経験則でいえば、平均的カップルってそんな感じ」

長くなってしまったが、そんな講義をして、わたしはSちゃんに「わかった?」と確認した。
Sちゃんは「わかった」と言ったが、そのあとで「いや、わかってないかもな。アホになってるからな」と笑った。
あとは実践できるかどうかが問題だね。
長らくのコチコチ会社人間だから、少し長い目で見なきゃいけないのかな。

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