診察室で恋バナ - LIFE,LOVE&PAIN

LIFE,LOVE&PAIN

タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。
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診察室で恋バナ

takarabako

今日は、診察日だった。
わたしは、今日のお題を勝手に自分で決めていた。
1.別れてから、贈ったものを相手に破壊させ、その画像を送らせるなんて、57歳男はこころが痛まないのか。(H主治医は60歳)
2.ある事件をきっかけに、うつ転することがあるのか。自分はどうなのか。
であった。
ところで、1.って医者に相談することなのか・・・?
まあよい。H主治医はあたまがいいから、「こんなの診察に関係ない」と思ったら、適当に話を変える。

H主治医が「調子どうですか」と言うまえに、わたしはまくしたてた。
なにしろ、診察時間は5分間なのである。

「彼氏と別れました!」
「それが何?」
「彼氏、別れたあとで、贈った品物全部、壊して写真に撮って送ってこいなんて言ったんですよ! それでわたし、まいってしまって」
「!! そんなん、する必要ない!! 別れたあとなんて、(どのこの。)なんでやったんや?!」
「彼はわたしの家を知ってるけど、わたしは知らないんですよ。どうなるかわからないから、ここは彼の言う通りにしようと思って」
「その画像、見せてみ」
「これです」
「これ何?」
「プラネタリウムです」
「これは?」
「包丁です」
「これは・・・アロマやな?」
「はい」
「このアクセサリーは? 高いの? いや安いな」
「そうですよ。700円程度のものです」
「なんや、大したもん、ないやないか」
「でも、値段じゃなくて、彼がわたしのためによかれと思って、こころを込めてくれたものですから。そんなの破壊された写真、持ってて何とも思わないんですか? 57歳男性は。わたしなら、心が痛みます」
「これで精算したと思ってるんやろ」

そういうもんか。
57歳男性って、おっさんだもんな。
女性みたいに、いつまでも感傷に浸っていることはないのかも知れない。

「それでわたし、破壊活動してから、うつが来たんじゃないかと思うくらい、しんどいんですよ。朝起きれないし、ごはんもちょっと前から食べれてないし。――なにか起こってから、うつ転することってあるんですか?」
「あると思いますよー。まあでも・・・大丈夫じゃないかな」

確かに、ほんとうのうつならば、あんなにべらべらまくしたてたりするのは無理だ。
じゃ、このしんどさって、落ち込みなのか?
なんにもする気力がないのも?
躁のときでも、こんなふうになることがあるの?

まだ患者歴15年のわたしには、わからないことが多すぎる。
H主治医はデイケアへの参加を勧めてくれたが、いまはまだ、行く気力がない。
こんなの、ほんとうに躁なのかよ・・・。
だとしたら、今年の躁は、ちっとも楽しくないな。

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