父の大腸ガン - LIFE,LOVE&PAIN

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タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。
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父の大腸ガン

daicho

「ゆみ、ちょっとこれ見て」
と母に言われて、内視鏡検査の画像と思われるものを見た。

「お父さんの。このまえ、大腸検査したときのやつ。なんか、変やと思えへん?」

ん・・・? 言われてみれば、4枚のうち2枚が、醜悪な形をしておるな。
あんまり、健康そうじゃない。
健康な内臓って、ツルツルして綺麗なもんだ。
病変があるところは、醜悪な形をしている。
解剖や標本で見たから、なんとなくわかる。

「んー・・・。この上の2枚がなあ・・・」
「そやろ? これ、1枚は手術したところ。もう1枚は、ポリープを取り除いたあとやって」
「手術したところは知らんけど、ポリープって取ったら、あとは綺麗になるもんとちゃうの?」
「そうやんなあ。なんで、こんなにぐじゃぐじゃーってなってるんやろ・・・・・・」

そうなんだよなー。
ポリープを取り除いたら、あとは綺麗になって、悪性化することもないって信じていたけれど、それにしてもこの画像はナンダ?

わたしは、大腸ポリープで、いろいろ検索してみた。
すると、やはり出てくる画像は、綺麗な内臓の上に、ピョコンと顔を出している、可愛らしいデキモノであった。
こんなの、ブチって切れば、あんなにぐじゃぐじゃーって、ならないんじゃないのかなあ??
うーん。医者じゃないからわからん。

ちなみに、ポリープを大腸ガンとともに手術したのは、1年前だそうだ。
大腸ガンと一緒に見つかったんだろうな。
「その後、内視鏡検査、何回受けたん?」と尋ねたら、「手術して、今回が初めて」とのことだった。
ううむ。そういうものなのか。
父のガンは、3期で、リンパ節にも転移していた。
抗ガン剤は、どっちでもいいと言われたので、飲まなかった。
3期っつったら、だいぶ進んでいるように思うのだが、内視鏡検査って1年に1回なのかー。

「お父さんには、絶対黙っときや! あの人、気にするから」
百も承知である。
父は心気症なところがあって、ただの50肩でも病院に2回行って、整骨院でぼったくられて、シップがないだの何だの、人を巻き込む迷惑な健康オタクなのである。

それがだよ・・・。
万が一、「転移してましたー」ってことになったら、もうフォローのしようがない。
どうしたらいいのか、想像もつかん。
あの人の性格だったら、今度は変に周りを気遣って、「ゆみ、後継を頼む・・・・・・」とか言いそうだけれど、わたしは「後継っつっても、子孫がおれへんやん」とかスパッと言いそう。
わたしは、超がつく薄情なうえに、欺瞞が嫌いなのね。

でも病気って、自分の身体にくっついていて離れないものだから、周りにはなにもできない、結局、自分一人の闘いになるんだよな。
だから、周りなんか気にしないで、なるべく早く病気を受け入れて、自分のこれからの戦闘に備えた方がいいと思う。
これ、わたしが15年間に及ぶ闘病生活から学んだ、ささやかな知恵。
まーまだ、うちの父のガンがどうなるか、わかったわけじゃないけれど。

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